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家族法

大阪南部の自治体の法律相談に高齢の女性が来られた。
次男の嫁が相続を主張して先祖伝来の土地を売ると言っているとのこと。

次男に分家をさせるため先祖伝来の田の一部を宅地にして次男名義にしていたところ、次男が亡くなった。
分家のために次男名義にしたのであり、他人に売却するなどとんでもないと言うと、嫁は土地を買い取れと言ってきた。しかし、嫁が要求する額はとうてい払えない。

周囲の風景は農村の名残をとどめている。

相談者に相続の規定を説明する。
しかし、おそらく現在の家族法の規定は、この女性の規範意識からすればおかしなものだろう。

1945年8月に革命があり、憲法が変わったのです、あなたも一票を有する国会議員で構成される国会で新たな法律ができたのです、などという説明がこの人にとって何か意味があるだろうか。

困惑している女性を前に、あなたの言いたいことはよくわかる、けれど、我が国にはもはや「家」という制度は存在しない、と説明する私もまた困惑する。

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