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民事訴訟法

その1
当方が原告、被告は2社。

第一回期日までに和解の話が訴訟外で進んでいる。
1社は早々和解金を振り込んできたので、訴えを取り下げた。
もう1社とも和解の内容は合意できたが、社内決済の関係で和解金の振り込みが第一回期日より後になる可能性があるという。

答弁書を出してもらうと、取り下げのときに相手方の同意の印鑑をもらう必要が生じるため、ちょっとめんどくさい。
担当書記官に電話で事情を説明し、期日を和解金の振り込み予定日以後に延期してもらえないかと頼んでみた。

書記官はちょっと考えて、期日の変更はしないが、指定された期日に原告も欠席してはどうか、と提案した。
ちょっと意表をつかれた。
これならわざわざ取り下げ予定の事件で期日の変更をする必要はない上、約束の日になって和解金が支払われないときは期日指定の申し立てをすればよいから、不都合はない。

さすがは民事訴訟法を使いこなしている書記官である。

その2
高裁で順番を待っていると、前の事件の控訴人代理人と被控訴人代理人との間で、執行はしないという紳士協定でとりあえず判決をしてもらった上で和解の話をするということでまとまった。

なるほど、裁判所には判決を書く労力がかかるのだな、ま、それが裁判所の仕事だから、と全くの他人事(当たり前だと思う)で見ていた。

裁判長の反応は素早かった。控訴人代理人に、控訴を取り下げてはどうですか、と言い、被控訴人代理人には控訴の取り下げに問題はありますか、と言われ、その場で控訴の取り下げが決まった。

この民事訴訟法的反射神経の速さが仕事の能率を左右するのだと感心した。

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