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警察官

国選事件を引き受けると、どうしてこの人は捕まったのだろう、と時々思うことがある。
私が引き受ける程度の事件だから、比較的軽い犯罪である。

道を歩いていて、あるいは自転車に乗っていて、警察官から声をかけられて捕まった、と記録には書いてある。

捕まえた警察官が記載した記録には、制服を着た自分を見て引き返そうとしたから声をかけた等の理由が記載してある。
しかし、本人に尋ねると、警察官から声をかけられるまでそこに警察官がいたことも気づかなかった、と言うことが多い。

乗っていた自転車の防犯シールがはがれていたからといった理由も見かけるが、これは近づいて声をかけた後にわかることではないだろうか。
映像がさして鮮明とも思えない防犯カメラに写っていた、という理由で犯行から2週間も経過してから現場付近を歩いていて声をかけられたというのもある。

どうして他人の自転車に乗っている人や、数週間前に置き引きをした人を大勢の通行人の中から見つけることができるのだろう。

警察の不祥事がニュースになっている。
事件の捏造はもちろんいけないことだし、警察に対する信頼を根底から揺るがせたことは十分非難に価する。

しかし、この国の治安は、職人的な技術と熱意をもって日夜働いている勤勉な警察官によって支えられていることを忘れてはいけないと思う。

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