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裁判官(刑事)

午前の公判

長期間神経科に通院している被告人。
80歳近い母親の年金から小遣いをもらって暮らしている。
20年以上働いたことはない。

裁判官は、母親に向かって、お小遣いを渡すのが間違いではありませんか、と語りかけ、被告人に向かって医者ではない自分がこんなことを言うのはどうかと思うが、あなたは病気ではないと思う、あなたの犯行態様を見ると十分働く能力がある、80歳近いお母さんの年金で食べさせてもらうなんてお母さんが気の毒だ、と言われました。

午後の公判

家族と10年以上音信不通の被告人。
前回は身元引受人がいないため、仮釈もならず満期出所している。
記録から判明した母親の住所地に本人から手紙を出したが返事はない。

裁判官は、お母さんの様子はわからないのか、家族で最後に会ったのは誰か、それはいつか、と質問をされる。

生活態度も家族との関係もいずれも犯行とは直接関係がない。
刑事裁判は犯罪を裁く場である。

外国のことは知らないが、日本の裁判官、特に刑事の裁判官はおせっかいと紙一重ほど親切だと思う。

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