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再生その他

堺支部から国選弁護依頼。
そういえば、今年は高裁事件の登録をやめるかわりに堺支部に登録をしていたっけ、と思い出す。
堺支部はそんなに遠くないけれど、管轄区域が南の方になるため、被告人を勾留している警察署がやたら遠い。

会計士さんのご紹介で、会社を破産させるか再生させるかの相談をしたいとの電話。
数年前の講演で、再生を引き受けるときは、事務所の機能が数ヶ月停止することを覚悟してかかれ、と聞いたと記憶している。
再生事件を引き受けて、あまりの手間に事務所経営を圧迫されたという話もときどき聞く。
複数の事務所がチームを組んで再生に取り組んだという例もあった。

事務所設立して1年。
新しいことに取り組んでみたい気もするが、無理をして依頼人に迷惑をかけることは避けたい。
そのかねあいがむつかしい。


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なんば法律相談

なんばの弁護士会法律相談施設。
http://www.osakaben.or.jp/main/02_access/02a.html

駅から近くて便利。予約状況も比較的すいている様子。
事務2名のこじんまりした相談所。
有料。

北区の弁護士会分館での相談に比べて弁護士紹介等バックアップ体勢にやや見劣りがする感があるのと、間仕切りの上に空間があいているので隣の声が聞こえるという難点はありますが、それを除けば利用しやすい施設だと思います。

南海電車を利用する人にとっては、地下鉄に乗り換える必要がないというメリットあり。


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京都

東海道本線沿線の市役所。
本来なら今日は運転免許更新講習に出かけるはずだったのに、法律相談の欠員が出たので行ってほしいとの依頼を受けて大阪府北部の市役所へ。

1件あたり20分で1人8件、合計16件の予約を入れている。これだけタイトなスケジュールをたてているのに、この市役所の職員は時間が来ても相談者に退去を促すことをしない。
その結果、もう一人の弁護士は大声で怒鳴る相談者に長時間応対することになり、次の相談者をずいぶんまたせていたようだ。

ここの相談票は相談分類に○印をつけるだけ。
従前は、相談内容、回答内容を書き込む相談票がほとんどだったが、最近ではこのタイプのものが多い。
持たない、持たせない、個人情報、という標語が頭に浮かぶ。

蒸し暑い夕方、なじみのないJRの駅にたどりついて、混んだ新快速に乗りアナウンスを聞くと、次は・・・・京都?
憮然とするが、自分の失敗だから仕方がない。
自分自身に対してみっとみないので、京都に来たくて京都に来たふりをするために駅の売店で京都らしいお菓子「おたぺ(夏限定版)」を買う。

疲れた。


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上水道管

昨日の法律相談で、隣地の購入者から上水道管の撤去を要請されている、というものがあった。
過去の裁判例を検索すると、同様の事案で、信義則上撤去に応じる義務なし、というものがあった。

それでは、法律相談の回答として、どう答えたらよいだろう。
信義則判断であるから、両者の事情によっては結論が変わるだろう。

受任した事件であれば、とりあえず撤去に応じることはできない、と相手方に告げ、その後相手から反論があれば、その内容を見て、どうしても撤去しなければならないという事情があれば、別の場所に移設することができるか、その費用はどちらか持つのか等を交渉することになるだろう。

しかし、法律相談は一回きりのものであり、相手の対応を見て、ということはできない。
その時点での回答に相談者が固執すると柔軟な解決ができなくなる危険がある。
そうすると、現時点では撤去の必要はないと思われるが、今後の事情によれば撤去が必要になるかもしれない、という答えが正しいのではないか。
しかし、相談者からすれば、このような回答ではどうしたらよいかわからない、ということにならないか。

訴訟は生き物だと法律実務家はよく口にする。
訴訟が始まった時点では、事情のすべてが明らかになっていない、ということと、時間が経過すると様々な事情が変化する、という両方の要素のためだと思う。

そういうことを考えると、法律相談に「回答する」などということがおこがましいのかもしれない。
相談者にも、法律相談は、解決の方向性を示唆する程度のものと考えてもらった方がよいのかもしれない。

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相隣関係

市役所の法律相談。
相変わらず法律がほとんど力を持たない領域、近所の痴呆老人に迷惑をかけられている、友人に金を貸したら連絡がとれなくなった等の相談が来る。

その中に、最近隣地を購入した人から地下を通っている水道管を撤去しろと言われた、という相談があった。
確かに土地の所有権はその上下に及ぶ。
しかし土地の所有者が変わったから水道管を撤去せよというのはどこかおかしい。
第一、水道管をそこから撤去したら、別の人の土地の地下を通すことになる。それもいけないなら水道管をひくことはできない。しかし、ぴったりした法律が見つからない。
下水道法ならあるのは知っているが、上水道管についての法律・・・・・・?

撤去の請求は拒否してよいと思うが、もう少し調べる。撤去しないといけない、という法律を見つけたら連絡する、ということにしてもらった。
事務所に戻って判例検索をかける。
土地所有者がその所有権を取得する前から土地内に設置されていた隣地所有者の水道管は、信義則からして撤去請求することができない、という東京地裁判決が見つかった。

間違ってなくてよかった、と思うと同時に、こんなことが信義則によるしかないのか、とも思う。

市役所からの帰りの電車に中学生、高校生が乗っている。制服から私の出身校の生徒だとすぐにわかる。
制服のスカート丈も当時のまま。あの学校ならそうだろうな、と思う反面、昨今の世間の様子を考えるとちょっとした驚きでもある。

これからゲートキーパー問題の委員会、その後阪大IP研。

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新破産法PT

新破産法の実務マニュアル作成作業が大詰めになってきました。
原稿はほぼ出そろい、残された細かい疑問点について議論しながらどんどん作業が進められています。
倒産法の理論と実務の両方に詳しい弁護士が相当数集まると、ちょっとした難問にぶつかっても、しばらく議論しているうちに解決の方向が見つかり、心地よいペースで会議が進行してゆきます。

午後1時から4時まで弁護士会で議論し、書式の修正が決まると、その1時間には修正された書式がMLで流れ、午後5時30分からの裁判所を含めた全体会議で報告される、というスピードです。

関係者全員の熱心な取り組みの成果が一冊の本になって出版される日が楽しみです。


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お盆

電話やファックスが入らず、事務所はとても静か。

そんな中で新破産法対応PTのMLのメールだけは飛び交っている。
まったくのボランティアで活動しているPTなのに、というか、それだからなのか、土日であろうとお盆であろうと活動が止まることがない。

PTの議論についてゆく以前に頻繁に開かれるミーティングに参加すること自体にときに息切れがする。
資料と原稿は読みこなすどころか全部に目を通すことができるかどうかもおぼつかない量に膨れあがっている。

今まで完成した解説書の配布を受け、その恩恵だけを被ってきたが、今回解説書の作成チームに参加して、初めてどのような過程を経て作成されたものかがわかった。
大阪弁護士会の層の厚さと質の高さを感じる。

今日からゲートキーパー問題の資料を読み始める。

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夏休み

今日から事務員さんはお休み。
鍵を開けて事務所に入ると昨年の独立当初の気分になります。
結構快適。

家裁への報告書、検察庁への証拠開示等ほとんどファックスで用事がすむ。
便利。

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委員会

また新たな委員会の開催通知。
今度はゲートキーパー問題の検討委員会らしい。

法科大学院関係の委員会からも開催通知は届いているが、平日の午後1時から4時までの3時間を委員会にとられるのはつらい。
多少無理をしても出席したい又は担当者となっているため出席しなければならない委員会が既に複数あり、さらに弁護士会や市役所の法律相談もある。
その時間があいているからと簡単に考えて出席回答を出すと、当日近くになって仕事のやりくりがつかなくなるおそれがある。

結局法科大学院関係の委員会は断念することにした。

情報保護・公開PT、23条小委員会、破産法改正対応PT、司法委員会、友新会研究委員会及びそれらからそれぞれ派生するWT。
収入とは無関係の仕事がどんどん増えてゆく。
新しい知識を仕入れることができることと、多くの優秀な先生方と知り合うことができることがこれらの仕事の報酬か。

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クレサラ相談

先日テレビを見ていたらクレサラ専門の弁護士が、弁護士の前に座りさえすれば必ず借金の問題は解決する、と言っていた。
それ以来、ときどきその言葉の意味を考えている。

破産の申し立てをしたい、お金はあるが弁護士費用は支払いたくない、という人がいて、それでは扶助協会の申請をするので必要書類をそろえてください、ということになった。
必要書類には財産に関するものも含まれている。
しかし、この人は、その資料は出したくないが、相談には行きたいと連絡をしてくる。

安定した収入はないが、自宅を残したいので破産はしたくない、個人再生がしたい、しかし、返済計画のあては全くない、という人がいる。
転職予定だというので、安定した仕事を見つけたら来てくださいということになる。

取引先から支払いを迫られている、弁護士に間に入ってもらいたいという人がある。
どういう返済計画があるのか、と尋ねてもさっぱり要領を得ない。弁護士は金融コンサルタントではない、どうやって返済するのかは自分である程度考えてもらわないと困る、現実ばなれした返済計画だと相手が同意しないので、弁護士が間に入っても無駄になる、と説明しても自分はどうしたらよいのか弁護士に相談したいのだ、と言う。

弁護士の前に座りさえすれば借金の問題は解決する・・・・・・どうしたらそんなことができるのだろう。

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面接交渉

家裁で面接交渉の調停が始まった。

夏休みということで、母親と共に幼稚園と低学年の男の子二人を連れて行く。

久しぶりの面会で、父親はおもちゃ、お菓子などおみやげを持参している。
出会った瞬間はためらっていた子供たちも、すぐに父親に抱きついてはしゃぎ始める。

裁判官、調査官、調停委員の見守る中、はしゃぐこと1時間。
その後、今後の面接交渉の条件をめぐって約2時間交渉。

子供達はやたら可愛い。そしてうるさい。ちょっと目を離すとあぶないことをしている。ときどき憎たらしいことまで言う。
気になる仕事を事務所に残してきているのに時間はどんどん過ぎてゆく。

子供のいる生活、というのはなるほどなかなか大変そうだ。

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お客さま

大学時代の友人から、経営する会社が締結した契約で困ったことが発生したと連絡があった。
すぐに契約書を持って来てもらう。

この仕事をしていて嬉しいのは、友人の困りごとの解決に少しでも力になれることである。

扱ったことのない内容の役務提供が契約の内容となっている。
裁判所の書店に行ってもその関係の本は置いていないと言う。

もしかしたらと思って隣の会計士の先生に本を持っていたら貸してほしいとお願いした。
入門書を教えてもらい、関係する本のリストまでいただいた。
お隣が会計士さんというのも何だか心強い。

その後、知り合いの先生が、弁護士志望の友人の姪御さん(大学生)を事務所で預かっているが、女性弁護士の事務所を見せてほしいと連れて来られる。

招かれざる客も2件。

1件めは市内の警察署から、被疑者が弁護士を呼んでほしいと言っていると電話。
当番弁護の制度を告げると、もう何度もその制度は使って、弁護士会から、これ以上派遣できないと言われたので弁護士名簿を見て本人が選んでいるとのこと。
申し訳ないが、この種の仕事は当番弁護以外にはしていないとお断りする。

2件目は突然の電話。
名乗りもせずにいきなり「ちょっと聞きたいんやけど」と話を始めるので、電話での法律相談は受け付けていないので、弁護士会の法律相談の予約をしてはどうか、と提案した。
すると、巻き舌で悪態をついて電話を切った。

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企業再編

夏期研修の最後の講義は企業再編(M&A)でした。
講義を聴く前は、聴いてもわからないかもしれない、と思っていたのですが、聴いた後は、自分でもやってみたいと思うようになっていました。

むつかしい話をとてもわかりやすく解説された講師の力量。

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インターネット

法律相談に、本やインターネットで調べてから来られることがある。

本で見た、インターネットでこう書いてあった、と言われても、本や画面のプリントを持参しておられないことが多く、その人の見た情報がどういう種類のものかわからない。

インターネットで見たら、賃借家屋の立ち退き料の相場が書いてあったという人がいた。
立ち退き料が一律に決まっているという議論は聞いたことがない。
立ち退き料は家主が立ち退きを要求する正当な理由の有無の判断の一要素であるから、全体の事情とのバランスで決まるはずである。
しかし、インターネットの情報が間違いであるとも言い切れないだろう。
裁判に至らない段階で、不動産屋さんたちが使用している基準があるのかもしれない。

その情報は間違いとは言えないかもしれないが、裁判実務ではそのような取り扱いはされていない、としか答えようがない。
自分が持っている「答え」の正否を教えてほしい、という相談への応答はむつかしい。

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夏期研修

8月2日から4日まで、近畿弁護士連合会の夏期研修です。
午前2時間、午後2時間なのですが、聞きたいテーマを選んで出席しています。

昨日は、午前が刑事訴訟法に新設された公判前整理手続きの解説、午後は消費者契約法の解説でした。

消費者契約法は、先端の議論、特に取り消しの効果についての議論が興味深かったです。

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インターネット

会社法に関する法務省令の内容が必要になった。
省令の正確な名称もわからない。
しかも急ぎの仕事である。

こんなものが見つかるだろうか、と思いながら、とりあえず、日本法令索引で検索をしてみた。
http://hourei.ndl.go.jp/SearchSys/index.jsp

何回か条件を変えて検索し、目的の省令の正式な名称を見つけた。

次に法令データ提供システムにアクセスする。
http://law.e-gov.go.jp/cgi-bin/idxsearch.cgi

以上のような省令の検索を紙媒体でしようとすると結構大変である。
このあたりと見当をつけたジュリストを何冊か本棚から引っ張り出して新法紹介記事を探し、次に目的の省令が載っていそうな本を探すことになる。

めったに使わない省令まで紙媒体で事務所でフォローしようとすると本棚のスペースも相当必要になる。
インターネットは本当に便利。

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