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表現

昨日バラエティ番組で中国人ジャーナリストが、アメリカの自由は国旗を燃やすことも容認する自由だというフレーズに感動した、と述べた。
これに対して日本人の出演者らは一斉にアメリカで国旗を燃やしたら犯罪になると騒いだ。

中国人ジャーナリストが述べたのは合衆国連邦最高裁判所の判決文の一部の要約である。
アメリカ憲法の授業の予習のために原文と格闘していてそれに出会ったときは、その格調の高さとアメリカの自由を信じ、かつそれを守ろうとする連邦最高裁判所の心意気に目の覚める思いがした。

それからほどなく沖縄で国旗が燃やされる事件があり、彼我の裁判所の憲法、特に政治表現に対する意識の違いを知り、寂しい思いを感じた。

日本の裁判所で表現の自由が問題にされるのはほとんどポルノである。日本の識者たちはポルノを保護することが文化国家であるかのごとく騒ぎ立てる。

なんだか日本の憲法が可哀想に思えてくる。
それと同時に、あの日のアメリカはどこへ行ってしまったのだろうか、とも思う。

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