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大阪地裁刑事7部

大阪地裁で、求刑を越える判決があったとのニュースがあった。
http://newsflash.nifty.com/news/ts/ts__jiji_01X306KIJ.htm

一般的には、裁判所は検察の求刑の7割くらいの判決を出すと言われている。
時になれ合いと言われる所以であるが、検察がだいたいにおいて適正な求刑をしていることの証かもしれない。

求刑を越える判決は異例である。

見出しを見たときに何かの間違いか、と思ったが、裁判官のお名前を見て納得した。
S裁判官。
私が修習生のとき、この方について、並みはずれた勉強量の裁判官がおられるとの評判を聞いたことがある。
そのすさまじさに圧倒されて職を辞した裁判官まで出たことがあると、これは誇張された噂に過ぎないかもしれない。

最近では、捜査機関の杜撰な面通しを痛烈に批判した剛毅な判決を書かれたことが知られている。
http://courtdomino2.courts.go.jp/kshanrei.nsf/webview/D1DBBE1F5DD4987A49256EA8001AC59E/?OpenDocument
この判決は、S裁判官の認知心理学についての豊富な知識と刑事訴訟法の正確な理解及びその適正な運用への信念に基づいて書かれており、極めて刺激的で示唆に富んだ判決である。

実務修習が終わるときに、一度だけお会いしたことがある。
今度は弁護士として、法廷で是非お会いしたい裁判官のお一人である。

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