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国選受任日

刑事国選事件は、年間の担当日が予め通知され、担当日の4週間前の日から1週間が受任日とされている。
この間に自発的に受任しなければ、残っている事件の強制的な割り当てがなされることになっている。
大阪で3年ほど前にこの制度ができた。
受任手続は、弁護士会館の1階事務局において行う。

この制度ができた結果どういう現象が起きたかというと、弁護士会館の会館時間である午前9時前から行列ができるそうである。
当初この噂を聞いたときには冗談だと思ったが、実際9時30分ころに手続に行くと長い行列ができている。
列が長かったので午後から出直したこともある。

手続自体は極めて簡単である。
一覧表から事件を選択して氏名を記入し印鑑を捺すだけであるが、一覧表をためつ眺めつしてかなりの時間を費やす人がかなりの割合で存在する。
たまたま近くにいた弁護士に声をかけてこの事件はどう思うかと相談している人もいた。
聞かれた方も迷惑である。
超能力者ではないのだから、紙を見つめていても書かれている以上の情報がわかるわけがないと思うのだが、じっと紙を見つめている。

ここまでくれば、事務所のパソコンから受任手続をしたいとIT化を望む声があがるが、この種の話には必ずパソコンを使えない人はどうするのか、という横槍が入る。
パソコンを使えないということと刑事弁護の能力とは直結しないだろうから問題がややこしくなる。

なんとかしてこの行列を解消してほしいのだけれど。


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