« March 2005 | Main | May 2005 »

新人弁護士

東西線宝塚行きが尼崎行きに変更になっているのを見て事故を実感する。新聞やテレビで何度も見たのと同じ形と色の車体が目の前に現れたときは、一瞬たじろいでしまった。運転手さんも車掌さんも駅員さんも皆緊張しているのだろうと思うとお気の毒に思う。

刑事弁護の研修におつきあいした新人弁護士から初めての国選事件が無事終了したとメールが届いた。次回の割り当てが半年後というのが少し不満そうでもある。最初のころ、法廷に行く前に手続きと書類を何度も確認したことを思い出した。短期間に数をこなして仕事を覚えたいという彼女の気持ちはよくわかる。この意欲が頼もしい。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

連休前

今日提出期限の書面を昨日書いて共同受任者に渡したので、今日の仕事は午後の打ち合わせ1件。今まで集めた資料を見直し、打ち合わせの準備をする。方向性は見えてきたが、証拠が不足しているのが何とももどかしい事件。
明日は、午前尼崎支部、午後大阪市役所、夕方からなんば相談センター。友人が子供の予防接種に行きたいというので相談の交代を引き受けた結果のスケジュール。
尼崎支部の最寄り駅は東西線の立花。東西線は動いているはず。
一日も早く原因を解明し、再び安全な電車にしてほしい。


| | Comments (0) | TrackBack (0)

安全神話

昨日の午後、JRが事故を起こしたことは聞いたが、これほどの大事故というのは夜帰宅してテレビを見るまで知らなかった。
JRは世界でも有数の安全な乗り物だと思っていた。まさかこんな事故が日本で起こりうるとは思ったこともなかった。
本当に置き石があったとすれば、しかも置き石という語感から想像できないような障害物がカーブに差し掛かる地点で線路上に置かれていたとしたら、国民を無差別に狙ったテロであり、許されるものではない。徹底的に原因を調べてほしい。テロであるなら、必ず犯人を捜し出してもらいたい。
それに加え、マンションに列車が巻き付いている映像を見て、安全のために線路の周囲に少し空間をとるか、せめて建築物の種類を制限することはできないのだろうかとも思う。
JRがもう一度信頼できる安全な乗り物になることを切に希望する。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

一太郎

今年2月、ジャストシステムと松下電器産業との特許権に関する訴訟で、東京地裁は松下の差し止めを認めたhttp://courtdomino2.courts.go.jp/chizai.nsf/c617a99bb925a29449256795007fb7d1/79b15c35c791549249256f9b0023169e?OpenDocument
一太郎の差し止めが認められた判決である。

新聞でこの判決を知ったとき、違和感を感じた。随分長く一太郎を愛用しているが、こんなアイコンがあったことは知らなかった。判決後、一度アイコンを試してみたが、それ以後一度も使用していない。
このアイコンのしかも「絵柄」が問題となって一太郎と花子の全製品が差し止め?

昨年8月31日の同様の訴訟では松下の請求棄却。同じ裁判官の判断である。両訴訟の違いはアイコンにマウスの絵がついていたか否かだけのようである????

昨日の坂本先生の知財研報告は上記二つの東京地裁判決に関する分析。
松下の特許は本当に有効な特許なのか、松下の特許が有効だとすればマイクロソフトがそれを侵害し、そのプログラムをジャストシステムが使用しているだけではないのか。
マイクロソフトがハード販売会社と締結しているマイクロソフト社を訴えないとの契約に問題はないのか。
鋭い指摘だと思う。
もやもやが完全に解消されたわけではないが、違和感の正体が少しわかった気がした。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

女性

以前事件でご一緒したM先生から、商工会議所で女性起業家のための講演企画があるのだが日程があわないので交代してほしいとの連絡をいただき、喜んでお引き受けする。謝礼が安いのだが、と遠慮がちに仰るが、元気のよい女性との交流は楽しみだし、お役にたてれば嬉しい。明日担当者が打ち合わせに事務所に来られるとのこと。

某市の共同参画推進課から登録票が届く。自分が今まで当然だと思っていたことが、単なる一時代の思想にすぎないことに気づかせてくれる、目からうろこの票。
職業コード欄には「活動家」というのがあるし、専門分野コード欄には「女性学」の隣に「男性学」がある。さらに氏名の横に性別記載欄があり、そこには3つの選択肢がある。一瞬混乱したが、よく考えると深そう。それにしてもこんなセンシティブ情報をさらりと書かせるのか。生年月日は西暦、大正、昭和、平成の4つの選択肢。高齢化対応パージョンなのだろう。
税金の使い道っていろいろあるものだなあ。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

続個人情報保護

3月末に個人情報保護PTが終了し、無事4月1日を迎えることができたと思ったら、今度は情報センター個人情報保護部会に配属。
昨年度のPTで取得目的公開項目を決め、HPの市民向け頁上に公開したのだが、今年度の副会長は他会のHPを見て、大阪ももっと項目を増やしたいとのこと。
市民向けの頁に会員関係や職員関係の項目まで掲載すると、一見多くの情報を掲載してあるように見えるが、意味がなく、使い勝手が悪いという理由でしぼりをかけたと説明したのだが、横並びを気になさる。
個人情報保護の関係で某新聞社の記者が取材に来たのがプレッシャーになっているようである。
見た目派手、というのも大阪では重要な要素なのかな。
もう見たくないと思っていた会保有個人情報一覧のエクセル表をまた開くことになってしまった。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

共同参画事業

某市から男女共同参画に関する研究をしていれば登録をしたいとのでアンケートに答えるようにとの書類が届いたが、全く専門外なので放置していた。督促状が来ても無視していたら、わざわざ電話をいただいた。
男女共同参画は専門外であり、お役にたたないことを説明したのだが、それでもよいから登録をしてほしいとのこと。女性弁護士に相談をしたいという人がいるから専門外でもセンターに登録する意味はあるとの説明だった。
共同参画なら女性弁護士だけ登録させるというのはおかしいのではないかと思うのだが、あまりそういうことにはこだわらないらしい。
某市の女性センターでは、トイレの表示が漢字になっていた。文字以外の表示は観念の固定化につながるとでもいうことらしい。
男性弁護士に夫の不貞を相談したときに男は浮気をするものだと説明を受けたから女性弁護士に相談したいという人もおられる。「男性弁護士」が本当にそういう説明をしたのかなあ。

一般相談で自分が思うような回答を得られないときに、女性ならわかってくれるというのは大抵間違いだと思う。
家裁では女性の調停委員の方が女性に厳しい意見を言うとの感想をしばしば聞く。
弁護士業務で女性でなければできない仕事があるとは思えない。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

公証人

日弁連発行の『自由と正義』4月号の特集公証人制度。公証人制度がいかにいいかげなものであるかという弁護士の論文と、これに対する公証人の反論論文。
公証人は、裁判官、検察官の天下り腰掛けポストと認識している。それでもちゃんと仕事をしてくれていれば特に文句はない。しかし、驚くべき事に彼らは形式的な書類があり、依頼者が金を払いさえすれば、何でもするのだ。高利貸しが大量の委任状を持ち込み、しかも委任状の署名が複写でなされていても気にせず大量の公正証書を作成するらしい。債務者の住所が地方なのに、東京の公証役場に持ち込まれるケースもある。委任状を知らないうちに書かされたかもしれないと債務者が弁護士に相談に行き、弁護士がその委任状では公正証書を作成しないようにとその地方の各公証役場に連絡をすることがあるためではないかと思う。
形式的に書類があれば作成すると書いたが、法務局が検閲したところ、公証人の6割にミスがあったとの報告もあるから、書類だってちゃんと確認はしていないらしい。
裁判所は、公証人が作成した書類の保護に手厚い。公証人がかつての同僚であり、自分の将来の天下り先だからだろうか。それとも実態を知らないからだろうか。

公正証書遺言の作成は、法律で、遺言者が公証人に趣旨を口授するとなっている。当然である。
しかし、公証人は、別人(遺言で遺産をもらうことになっている人だろう)から依頼を受けた内容で予め作成し、本人にあなたの遺言だと読み聞かせて作成することが行われている。裁判所に行けばこういうのも有効な遺言とされる。どうして本人に話をさせないのだろうか。それはそれほど大変なことなのだろうか。

日本公証人連合会の樋田誠氏は、日弁連の調査報告書はすべて誤解である、公証人の仕事はすべての当事者から感謝されていると述べている。どこかの国の独裁者の言葉かと思った。
こういう認識でいる限り、日本の公証人は国民の信頼に足りる存在となることはないだろう。

| | Comments (0) | TrackBack (1)

家事調停

家裁の調停。調停委員は婚姻生活の経過について両者の言い分が随分違っている、むつかしい事件かもしれない、と真面目に仰る。
円満な夫婦でも、婚姻生活について語ればずいぶん違ったことを言うだろう。ましてもめている夫婦である。そんなに深刻に受け止めなくても、と思い、相手から提出された書面を一読した。案の定、単発のエピソードが具体的な事情説明もなくいくつか書いてあるだけである。どうしてこうなったの、と背景事情を尋ねてゆけば、両者の話がさほど食い違うことはなくなるだろう。法律相談での経験から言えば、切れ切れであまり具体的でない話をする人は都合の悪いことを省いて話していることが多い。
裁判所は、弁護士と裁判所とでは扱っている事件の数の桁が違う、弁護士の事件経験などないも同然と言われるが、本人から話しを聞き出す能力や切れ切れの話から事件の全体像を推測する能力は、多数の事件が目の前を通過するだけでは身に付かないのかしら。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

研究会その他

出会い系サイトの料金請求について国民生活局に何か情報がないかと思い、内閣府に任期付公務員として勤務している元同僚にメールを送ると、即座に電話をもらい、忙しいのにと恐縮。消費者センターが独立したので、そちらに問い合わせればどうかとのこと。委員会の仕事なのだが、委員会では、倫理を持ち込むのはどうかとか、怪しい業者の請求だからという理由で差別するのはどうかなどと煮え切らない意見が出ている中、元同僚のけしからんですねえ、との明快な一言に懐かしさと心強さを覚える。尤もこの明快さと正義感を信頼して泥沼に突っ込んだことも何度かあったような・・。
税理士会との研究会報告。こういう場での報告は大学のゼミ以来かなあ。始まる前からわくわくして、一気に報告し、後は流れにまかせて議論。久しぶりの国際私法ということもあいまって楽しかったです。報告の機会を与えてくださった委員長に感謝。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

昨日も今日も打ち合わせ予定にキャンセルが入る。風邪をひいたとか書類がそろわないというのがキャンセル理由。検察庁も検事が転勤との理由で証拠の開示が遅れている。ぽっかりと空白があいたような時期。
雨もあがって桜は見頃。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

渉外相続と相続税法15条、16条

昨日税理士会との研究会のレジュメを送信したらほどなく委員長から数枚の資料をFAXいただいた。
国際私法と国際民事訴訟法からばかり問題を見ていたが、相続税法の解釈についても必要だったらしい。
税理士会との研究会だから、税法関係はあちらが解説してくださる、というのは甘かったようだ。
相続税法15条(基礎控除)、16条(相続税の総額)は相続人の数を日本の民法に基づいて計算している。相続の準拠法との関係はどうなっているのか、というのが問題となるらしい。
基礎控除額をどのように決めるかは相続の問題ではなく、租税の問題だから、その計算方法は課税国が決めることであり、その計算方法に日本の民法を使っているだけのことだと思う。
それで、そう書いてあるコメンタールを見つけたら仕事はおしまい、と図書館で探したが、なぜかそれについて説明してある本が見当たらない。不思議だなあ。
いろいろ探したあげく、事務所にあった金子先生の『租税法』に記載してある制度論が一番近い説明になるだろうと思い、これで妥協。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

春の日は

良いお天気。桜も咲いたし文句なしの春。
今週の金曜は本年度第一回目の23条小委員会、弁護団会議、税理士会との研究会その後商標ライセンス本作成の打ち合わせ。ということで、そろそろ提出レジュメのまとめにはいらなくちゃ。
春の気分を壊すようなサラ金から電話2本。愛らしい動物のコマーシャルで有名な会社、とはいってもこのコマーシャルを見て愛らしいと思う人の気が知れない。サラ金はサラ金である。このコマーシャルをもてはやすような記事を書く雑誌は裏広告費を受け取っていないか調べてみてはどうかと思う。
同じ会社から異なる事件に関しての電話なのだが、それぞれの担当者が会社の方針と説明する内容がずいぶん違う。おもしろいなあ。担当者によって「会社の方針」が違うのかな。
どうせ借りるなら、交渉態度のよい会社から借りてくれたらいいのにと多重債務者の依頼人につい言いたくなってしまう。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

春爛漫

裁判所の隣には天満署。5、6人の制服警察官が自転車で一列になって裁判所の前の歩道を走っている。普通は2人くらいで走っているからちょっと珍しい。白い帽子が数名。若い顔、新人かなあ。

検察修習のとき、覚せい剤の密売人が捕まった事件があった。覚せい剤で捕まるのは使用者が多く、密売人はなかなか捕まらない。
捕まえたのは10代の警察官。自転車でパトロール中に売買の現場を見つけ、しゃにむに突っ込んだらしい。父親くらいの年齢の密売人は、あっけにとられて捕まったが、裁判では警察官に覚せい剤を押しつけられたと主張していた。
裁判所の証人となるため先輩警察官に付き添われて検察庁に現れた彼に公判担当検察官がこんなあぶないこと二度としちゃだめだよ、相手がナイフを持っていたらどうするの、必ず二人で行くのだよと注意すると、上司にも同じ注意をされたと言っていた。
若い勇敢な警察官は、裁判所で証言をするのは初めてと緊張していた。

春の日差しの中、天満署に入ってゆく白い帽子たちの後ろ姿に、元気で活躍してね、無茶しちゃだめだよ、とつぶやいた。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

同期

友人2名と同期の出産祝い(父親でもそう言うのだろうか?)の相談。子育て中の友人に配慮して昼食を兼ねたミーティング(私用でもそう言うのだろうか?)。
お祝い品の相談のためのミーティングのはずが、気が付けばいつものように仕事の話。そのうち調べなくちゃと思っている疑問がいくつか解決する。同期は貴重な情報源。
ここのところ事務員さんの交代や年度末の委員会などで気持ちに余裕がなかったのが、2時間かけての昼食とおしゃべりですっかり幸福な気分になる。こういうとき、自由業っていいなあ、と思う。

滞納しているマンションの管理費が特定承継人に承継されるという規定が区分所有法にあると教えてもらったので、早速事務所に戻って調べると確かに8条に規定がある。さらに、7条で先取特権が付されているのを知り、公庫が売買代金から滞納管理費を差し引くことを認めた理由がわかった。
小さな疑問が解決していく感覚が楽しい。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

« March 2005 | Main | May 2005 »