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春爛漫

裁判所の隣には天満署。5、6人の制服警察官が自転車で一列になって裁判所の前の歩道を走っている。普通は2人くらいで走っているからちょっと珍しい。白い帽子が数名。若い顔、新人かなあ。

検察修習のとき、覚せい剤の密売人が捕まった事件があった。覚せい剤で捕まるのは使用者が多く、密売人はなかなか捕まらない。
捕まえたのは10代の警察官。自転車でパトロール中に売買の現場を見つけ、しゃにむに突っ込んだらしい。父親くらいの年齢の密売人は、あっけにとられて捕まったが、裁判では警察官に覚せい剤を押しつけられたと主張していた。
裁判所の証人となるため先輩警察官に付き添われて検察庁に現れた彼に公判担当検察官がこんなあぶないこと二度としちゃだめだよ、相手がナイフを持っていたらどうするの、必ず二人で行くのだよと注意すると、上司にも同じ注意をされたと言っていた。
若い勇敢な警察官は、裁判所で証言をするのは初めてと緊張していた。

春の日差しの中、天満署に入ってゆく白い帽子たちの後ろ姿に、元気で活躍してね、無茶しちゃだめだよ、とつぶやいた。

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