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民主主義

若手弁護士が相手方の代理人をしている。彼が提出する準備書面の内容にはいつも首をかしげてしまう。訴訟を混乱させ少しでも有利にするためにわざと通らないような主張をすることは、戦略上ありうる。また、依頼人がどうしても主張をしてほしいといえば、無理だと思っても主張をすることもあるが、本件はこのケースではないだろう。

弁護士に登録したてのころは、法曹の質は向上すべきだと思っていた。
しかし、最近、若手の弁護士の質に首をかしげることがあっても、あきらめの方が先にたつ。質はともかく、とにかく数を増やすというのが我が国の国民の望むところであるとの結論が出されたのだから。
かくして、法律論以前の問題ではないかと思われる論理展開のおかしな書面が届いても、さしたる感慨もなく受け取ることになる。それでも、ちょっとは文献でも調べたらよいのにとちらっと思う。
その書面の中に、こちらの主張について、「損害賠償論を弁えないものである」と記載されていた。
やっぱり、ふうん、という感想以外出てこない。民主主義国家で国民がこれを望んだ以上、仕方がない・・・のかなあ。

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