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著名うさぎ

6月の阪大IP研の報告担当。最高裁のデータベースで適当な判決を探すと、ピーターラビット事件(東京地裁・高裁)があった。大麻の育ち方の説明を聞いてジャックと豆の木を連想するメルヘン好きの私にぴったりの素材。
http://courtdomino2.courts.go.jp/chizai.nsf/Listview01/F00082C0B91E116249256CE0001970DE/?OpenDocument

あまりにも著名なうさぎであり、かつ、その姿を思い描いただけで心がなごむ。というわけで、その名や姿を商品につけると効果絶大(のはず)。
著作権を有する外国会社と日本の会社がライセンス契約をし、そのライセンス契約を背景に日本の会社が日本で商標登録をした。
判決は、ライセンス契約が終了した後、日本の会社がうさぎの名を商品に付して販売することは不正競争に該当するが、うさぎの名の商標権は日本の会社のもの、という判決。
これがライセンス契約の合理的な解釈だと裁判所はおっしゃるのだけれど、使えない商標に何の意味があるのだろうか。
こんな結論を「契約当事者の意思」として押しつけられても両者ともに困惑しているのでは。

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