« June 2005 | Main | August 2005 »

アエル

任意整理事件。1か月ほどの間に大部分の債権者と和解できたのだけれど、取引履歴を開示しない会社が1件。おかしいなあ、と思って電話すると、4月以降、身分証明書と委任状を提出してもらわなければ開示していないとのこと。それならそれでどうして今まで連絡もしなかったのだろうか。第一、他社はそんなもの要求していない。それに、ここだけ貸し付けは電話契約でしたと本人は言っている。
貸し付け時に本人確認をしていないから、ここで本人から身分証明書を取得しようというせこい考えなのだろうか。
それとも、回収しそこなう金額より過払い金の返還金額の方が多いことを見越して一律にこういう条件を出して開示しないことにしたのだろうか。
この会社のHPを見ると、他の貸金業者の宣伝と思われる記載が多い。グループ会社なのか、実態は他のサラ金と提携して金を貸しているのか。
よくわからない会社だなあ。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

法学部

大阪大学法学部から新しいパンフレットが送付されてきた。カラー刷りの立派なもの。
中の写真を見て、どこの大学かと思った。建物が随分と立派になっている。教授陣も知らないお名前が多い。専攻科目も充実している。・・・計算法理学って何だろう。見かけだけではなく、内容も充実していればいいなと思う。
パンフレットで華やかに紹介されているのは知的財産法や行政法ゼミ。いかにも流行を採り入れたという感じがする。
およそ社会に出て何の役にたつのかわからないが、どうしようもなく知的であり、大学でしか学ぶことのできなかった科目などは忘れ去られてゆくのだろうか。そういうものが、大学で法学を学んだ者と予備校で受験勉強をした者との違いだと思っていたのだけれど。
ロースクールは司法試験の合格率ではっきりとランクがつくだろう。法学部の教授たちは、かつてのように研究をしていればよいというわけにはいかず、予備校教師という新たな芸風を身につけることを強いられていることだろう。これが、我が国の法律学という学問分野の崩壊につながらなければよいが。研究の場であり、その雰囲気を色濃く醸し出していたかつての法学部を懐かしく思う。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

会長候補

昨日の夕方、風邪がひどくなりそうなので早めに帰宅しようかと考えていると電話。27日の水野先生の会合に出席要請。風邪なんですけど、と言うと、ちょっと顔を出すだけでもいいから、と言われる。そんなものかなと思っていたら、また電話。別の先生から同じ要請。
次期日弁連会長に大阪から二人立候補を希望する先生がおられることから、これからますます熱くなりそう。穏便に、穏便に、と願うばかり。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

友新会講演委員会

友新会講演委員会。太陽の塔見学会決定。楽しみです。ただ、場所、時間の関係で懇親会の開催はむつかしそうです。中西教授は決定に至らず。佐々淳行氏はまだ候補から脱落していないので期待がもてます。ギャラが高いのが難。疲労の研究をしておられる市立大学のお医者様の話も聞きたい人が多そうです。分野の違う講演2回を予定しています。
伊丹自衛隊駐屯地というのが相当立派な施設らしく、2年前にはそこの見学会も候補にあがったとか。そんな立派な施設が近くにあるとは知らなかった。
今朝から風邪で熱っぽい。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

今次大戦

東京高裁平成17年3月18日判決。平成14年(ネ)第2621号損害賠償等請求控訴事件。
面白い判決である。
戦争、今次(!)大戦、日中関係、戦争犯罪とその断罪、等々について判決を書いた裁判官の個人的な意見が散りばめられている。ときに、論理展開がよくわからず、全体の流れの中で浮いているのではないかと思われるほどに意見表明がなされている。
最高裁のHPで原文がアップされていないか探したのだけれど見つからなかった。

「戦争は回避すべきものとする点において異論を見ないが、逆説的ながら、戦争をも辞さない不退転の決意と武力の備えを裏付けとして、初めて、これを回避することができる現実が存することも、否定することができない。」
・・・・・・・冷戦時代の論理だろうか。テロの時代にも通用するのだろうか。現行憲法とはどう整合性を保つのだろうか。

「歴史上、正義の名において勝者が敗者を制裁する例が見られるが、力こそが正義であるという仮説を前提としても、早々に敗戦を宣した国や、中立条約を犯して先端を開いた国までが、戦勝国の同盟国であるだけの理由により勝者に加わってする制裁に正義を見いだすことには無理があろう」
・・・・・原爆を投下したアメリカ様だけが日本を裁く権利があると言うことか。わかりやすいと言えばわかりやすいけれど。

「戦争は、古来、戦闘員間の戦闘により勝敗を決せられて来たが、今次の大戦においては、非戦闘員の大量殺戮も稀ではなくなった(非戦闘員を周到に避ける攻撃は、最近の電子技術の驚異的な進歩の結果に負うものである。)。」
・・・・・・・????ピンポイント爆撃という宣伝だったけど、蓋を開けてみると結構アバウトだったような。驚異的に何がどう進歩したって?湾岸?アフガン?イラク?それとも911か。

「今次の大戦は、兵器の殺傷能力の劇的な向上とその使用による被害の甚大さのため、人類滅亡の危機への恐怖を呼び起こし、国際連合等、平和を維持する仕組みの設立等の成果を産んだものの、なお、地域的な紛争は絶えず、多様な態様により他国の主権を侵害する無法国家が存在することも、厳然たる事実である。」
・・・・・・??何が言いたいのだろうか。前半は冷戦真っ盛りの時代の世界史の教科書みたい。後半は意味不明。そもそも裁判になっている事案と何の関係もなさそうである。

「今次の大戦当時においても、戦闘行為としてであっても、非戦闘員の大量殺戮は、それが戦勝国によるものであれ、敗戦国によるものであれ、戦争犯罪であることは明白で、戦争遂行上の規範を逸脱する行為も同様であろう。これらは戦争の狂気の結果であろうが、これと異なり、民族を理由とする大量殺戮などは、戦争との関係を論ずる余地もない蛮行であり、単純明白な刑法犯罪にとどまる。」
・・・・もう、判決書とは思えない。事案とは何の関係もない。これは、中国で女性が日本兵に拉致・監禁され強姦された事案である。民族の大量殺戮の事案ではない。戦勝国がした行為でもない。単純明白な刑法犯・・と言われても、だからどうするの、としか言いようがない。誰が誰をどこで裁くの?そもそも民事事件なのだけれど。

「今次大戦」。60年も前の戦争をそのように呼べる国に生まれたことを幸せに思うべきだろう。私は戦争を知らない子どもではなく、戦争を見ようとしなかった子どもだったのではないか。それは世界のあちこちにいつも存在し、そしてすぐ側にもあるのかもしれない。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

友新会講演委員会

昨日商標の原稿を書き始め、ようやくスケジュールが正常に近づいてきた、と思ったけど、家裁懇談会の資料をどうするのかという問題が残っている。Y先生にどうなっているのか問い合わせると、発案者(?)のM先生が書き始められた様子とのこと。勉強になると思えば自分でしたら、とも言われた。勉強になるかどうかは知らないけれど、よくわからない話だなあ。

夕方から友新会講演委員会。講演会の講師を誰に依頼するかがずっとテーマになっている。私は佐々淳行氏を押していたのだけれど、やはり東京から講師をお招きすのは予算の点でむつかしい。京大の中西教授になる可能性大か。どの程度会員の関心を引くことができるか、ちょっと心配。
見学会は太陽の塔という案が出ている。個人的にはとても興味がある。子どものころ入って以来だもの。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

知財研-権利侵害警告

知財研。牛田利治先生ご報告。テーマは権利侵害警告に関する裁判例の検討。
メーカーが知的財産権を侵害したとの内容を販売者に対して通知したが、後に権利が侵害されていなかったことが明らかとなった場合、営業誹謗としてメーカーに対して損害賠償責任を負わないのはどのような場合か、という問題である。
これについて、故意・過失がなかったとして損害賠償を認めなかった裁判例と、正当行為として損害賠償を認めなかった裁判例とを紹介され、どのように考えるべきか、という議論をされた。
故意・過失は主観的要件か、違法要件かという刑法総論の議論を思い出したが、故意・過失を違法性の要素として前倒しにして判断する、というのとはちょっと違うようである。
ひとしきり議論がなされた後、司会の先生がご出席の裁判官に意見を求めた。故意・過失での判断は通知をした者の主観しか考慮できないが、違法性(正当行為)の判断では客観的な事情を考慮できるので、通知を受けた販売者の属性を考慮するときには違法性での判断になるのではないか、とのご意見だった。

弁護士の議論は、通知を発する側からの発想であったが、裁判所の意見は、違法適法の判断を迫られる側の見方だと納得した。
同じものを見ていても立場が違うと違ったものが見えているらしい。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

交通部(大阪)

午前労働事件仮処分審尋問。午後交通部弁論準備。
交通部の裁判官は、近時発見されたことがらのように、争点は、逸失利益と過失割合ですか、と言われる。
争点がその二つであることは、昨年9月30日付で提出した訴状にわざわざ「争点」という項目を立てて記載している。
おっとりとしたペースに唖然とする。
それでは証人尋問をしましょう、と言われる。両代理人はしばらく沈黙する。交通事故の刑事裁判はとっくに終了しており、事故態様等は明らかであるため、いずれも尋問が必要とは考えていなかった。
それでも、裁判官がのんびりと考える時間を捻出するために、証人尋問のまねごとがしたいというのであれば、おつきあいするのが代理人の礼儀というものかもしれない。
このペースだと、さぞかし仕事がたまって大変だろうなあ、と他事ながらご苦労がしのばれる。
これに税金を支払っている日本の納税者はえらい。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

取引履歴

最高裁がサラ金に取引履歴開示義務ありとの判断。
http://arch.asahi.com/national/update/0719/TKY200507190204.html

1か月ほど前からこのサラ金に開示要求をしている。要求してほどなく提出して来たが数年分しか出して来なかったので、当初取り引きからの分を開示するよう交渉しているところである。
昨日の最高裁判決を受けて、今朝再度催促の電話をした。
回答は・・・・調査中。この一言で損害賠償義務を逃れるつもりか。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

連休明け

任意整理事件で合意の見込みのありそうな所に再度の提案書を送付する。それと同時進行で地位保全事件の答弁書の仕上げを書いていると、Y先生から電話。家裁との懇談会の資料ができているかとの問い合わせ。
?懇談会は9月のはず。
いずれにしても、現時点では種々の締め切りに追われていて懇談会資料に手が回らないことを説明するのだけれど、家裁から資料を早期に提出するよう求められていると仰る。
私が家裁でも、こんなテーマを持って来られたら、早期に資料をちょうだい、と言うだろうなと納得。そもそも懇談会にこんなテーマを提案されたら、提案時点で腹案があるに違いないと思うだろう。
そんなこと考えたこともありません、と返事した私を強引に報告者にして、早期に何か資料を出せと言われても・・・・・。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

経験

一昨日リハーサル、昨日発表会と2日間バレエに専念する濃密な時間を過ごした。ということで、祝日に事務所で仕事。金曜の夜に届いていたファックスを確認。今週審尋予定の労働事件に関するもの。同じ日に交通事故の弁論準備期日もある。少年、労働事件で忙しくしていて、こちらの準備も遅れ気味。過去の裁判例を確認する。やはり当方の主張どおり、一時停止ラインで単に止まっただけでは義務を尽くしたことにはならないとの判決が多数ある。当たり前である。一時停止ラインで止まるということは、止まって左右を確認し、その位置から十分に確認できないときは、確認できる位置まで微速で進行して確認せよ、ということである。停止したけど、見えにくいから見えなかったのは仕方がないと大阪の交通部の裁判官が仰ったときには、大丈夫か大阪の交通、と思ったが、おそらく自分では運転なさらない方なのだろう。
そういうことを言えば、裁判所は、殺人をしたことは無くても殺人事件は裁ける、と仰るのだけれど、殺人をしなくても殺人事件を裁けるのではなくて、やむなく裁かざるをえないのであって、経験がない方がよくわかるとか、経験がなくてもある人と同じだけのことがわかる、ということではないと思うのだけれど。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

適正手続

先日、「医療観察法に基づく申立を受けた対象者に対する当番弁護士としての派遣に関する登録のお願い(刑事弁護人推薦業務実施細則第4条第1号)」というペーパーが大阪弁護士会から届いた。

タイトルからおよその内容の推測がついた。登録はしないつもりだったので、そのままペーパーをゴミ箱に落とそうとした。
気になって、内容をもう一度読むと、医療観察法に基づく申し立てを受けた人からの出動要請に対して、当番弁護士を派遣する経過措置として、刑事当番弁護士登録者を派遣するので、医療観察法に基づく要請には出動したくなければ、除外登録をせよ、というものであった。

登録依頼というタイトルでありながら、除外登録をしなければ自動的に登録するというのもミスリーディングである。
このやり方ではトラブルを自ら招くことになっていないか。

精神障害者・心神喪失者の問題に熱心に取り組んでおられる先生方がおられるのは承知している。
しかし、この問題に対応するには、相当の知識とノウハウが必要だと思う。
そして、それは一般の弁護士が有している知識やノウハウとは違った種類のものである。
今回の会のやり方は、数さえ合えばというご都合主義であり、問題があると思う。

| | Comments (2) | TrackBack (0)

太陽がいっぱい

午後、受付業務。何故か荒れた紹介依頼者が多い。
隣のベテランの先生のブースからひとしきり男女の怒鳴り声が聞こえていたと思ったら、しばらくして中年の男女が出てきて、女が振り返りざま「脅すぞ」と一言言って帰った。
?「脅すぞ」って脅迫文言?
相談課窓口では、課員を相手にすごんでいる男性の声が聞こえる。相談に予約が必要と言ったことに怒っているらしい。
その他いろいろ。
どうしたことだろうかと思いながら、4時前に受付業務を終えて建物の外に出た。
外はたじろぐほどの強烈な太陽。・・・・もしかしてこれが原因?・・・(カミュか)

| | Comments (0) | TrackBack (0)

破産をめぐるどたばた

扶助協会から審査資料はまだかとの催促。他人にサラ金のカードを貸した事情等を説明しろと言われるのだけれど、以前本人から聴き取りをした限り、友だちに頼まれたから、としかわからない。
しかし、こんな説明が聞きたくてわざわざ連絡をしてきているとは思えない。仕方がないので、本人に再度説明してもらおうと思うのだけれど、なにしろ電話が不通で、手紙を出しても1週間以上返事がない。
扶助協会にその旨連絡すると、審査員に本人と直接面接してもらうが、その通知はこちらから本人に送付するようにとのこと。

こういうやりとりをしている間に郵便物が届き、内容を調べていると、破産手続中の人が、何かのサービスに申し込みをして新たにクレジット契約をしようとしているらしいことが判明。通常ならば、相手方の会社に電話をして確認するのだけれど、添付の手紙の文言を見ると個人的な友人の可能性あり。いきなり管財人から電話が入るとちょっと気まずいのではないかと心配になり、申立代理人に連絡して相談する。

ネット上で悪徳業者、詐欺業者、倒産、連絡先不明と騒がれていた業者に電話して、預託金の返還をしてもらえるか尋ねたところ、まず退会手続をしてくれとのこと。ちょっと予想外の展開。
何がどうなっているのだろうか。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

インターネット

破産者から怪しげなリゾートクラブの会員証と預託金証書を預かった。解約して預託金の返還を受けないといけない。
会員証等のどこにも会社の連絡先の記載がない。
会社ならHPがあるだろうとネットで検索すると・・・・悪徳商法の会議室に情報満載。
それらの投稿をよく読むと、倒産したにもかかわらず、会費を徴収し続けているらしい?
投稿情報に記載してある会社の電話番号にかけてみるが使われていないとのアナウンスが流れるだけ。
会費を集めているなら、どこかに相手がいるはず。
さらに検索をすると、そこから分離独立したとかいう会社のHPを発見。
何らかの手がかりにはなるだろうと電話をしてみる。
検索という点では、これ以上便利な道具はないだろうなと思う。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

裁判員研修?

読売新聞に裁判員制度の導入に向けての裁判官の研修風景の記事が載っていた。
アナウンサーを講師に招いて、むつかしい言葉の言い換えや、話をするときの態度をチェックしたというもの。
「共謀」はむつかしいということで「ぐる」と言い換えた裁判官がほめられたそうだ。
正確な概念を犠牲にしてもわかりやすい方がよいとのこと。

紅衛兵革命かポルポト政権下のカンボジアかと思った。

裁判は誰のためのものか、裁判に求められているものは何か。
いや、そもそも世界でも高い教育水準にある(はずの)我が国の国民をばかにしていないか。
精密司法と言われた我が国の裁判が、(裁判官は法律を知らない共産党員が就任しているという)中国の水準を下回る日も遠くない?
そういえば、少し前、中国ではコンピュータを導入している裁判所があり、見た目派手との評判、という記事があった。人治国家よりもましということか。そのうち我が国でも・・・・・・・・・・・。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

夏休みまであと・・・その2

堺の家裁と縁が切れると、物事が順調に前に進み始める。
溜まりに溜まった仕事が少しずつ片づいてゆくのが心地よい。
午後は建築瑕疵紛争研修。その後労働事件の打ち合わせ。
私の好みから言えば、午前中に夜の打ち合わせの準備をしておくべきなのだが、朝から電話、ファックス等でこまこました用事が湧き起こり、結局研修から戻ってから打ち合わせまでの30分で準備をすることになる。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

夏休みまであと・・・

2週連続で訴訟を提起。今週中に相手方から起こされる予定のが1件、こちらから起こす予定が1件、さらに調停申し立て予定が1件。その他扶助申請、破産申し立て予定等。
いつまでこういうどたばたが続くのだろうか。最近法律相談で依頼があっても、初回打ち合わせ予定日がなかなか入らないということで、直受ではなく紹介に回っていただいている。
もう少し、もう少ししたら、と夏休みを楽しみにしているのだが。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

検察官

読売新聞で「検察官」の連載をしている。ベテランや若手の検察官に取材し、その仕事を伝えている。
その中で、ある検察官が、金持ちは腕のよい弁護士をつけて得をしている、という感想を述べていた。
腕のよい弁護士をつけるとどう得なのだろうか。
元検察の大物を弁護人にして、コネで押し切るというようなことが行われているならば、私も金持ちは得をしていると思う。
しかし、捜査でわからなかった真実が弁護士の力によって裁判で明らかになり、適正な判決が行われることを得をしていると言っているのだとしたら、おかど違いもはなはだしい。
こちらからすれば、適正な捜査のなされている事件を受任したときは楽な仕事となる。
大変なのは、捜査が筋を読み間違い、さまざまな策を弄して事実関係をごちゃごちゃにしてしまっている事件である。
こういうのは検察が証人を裁判所に呼んでも来ない。警察や検察の顔色を見ながら適当なことを話しているのがばれるからだろうと思う。裁判所が呼び出しても被害者まで来なかったりする。
それでも裁判所で真実がわかればましな方で、ひどい裁判官に当たったりすると、あなたの言っていることは嘘ではないと思うけれど、警察の調書にこう書いてあるから、そちらが正しいと思う、というわけのわからないことを言われる。
まさかと思うけれど、本当に裁判官がそう言うのを聞いた。
検察官には、頼むから、弁護士がついて事件がひっくり返るのを恨むより、自分が間違っていないかどうかよく考えてほしい、と思う。
捜査が筋を間違えると、本筋に戻すのは本当に大変。

| | Comments (1) | TrackBack (0)

イエロー・・・

会派の会誌の別冊特集号が届いた。レモンイエローの表紙。
タイトルはストップザ不祥事!イエローカードが出る前に。

数年前に若手会の会員からまさかという不祥事を出し、会派は会員を救えるかをテーマに研究がなされてきた、そのまとめのようなものらしい。

・・・・・・今朝から長時間の(本当に長時間の)家裁の審判につきあっていたため、今日はもうこれ以上文章が出てきません・・・・・・・・・・・溜息

| | Comments (0) | TrackBack (0)

登記情報

7月に入ってようやく梅雨入りのようなお天気。
弁護士会の紹介待機の日なのだけれど、このお天気では相談者は少ないだろう。

顧問先から会社の会社の登記簿をパソコンで閲覧できるなら、内容を教えてほしいとの依頼。
登記情報提供サービスを使ってできないことはないのだけれど、法務局で謄本をとるのと同じくらい料金がかかる上になぜか裁判所はこれでは受け付けてくれない。
それがわかってから、このサービスは利用していない。法務局から取り寄せた方が後々使える。
そういうものだと説明した上で、検索をする。
あまり使い勝手がよいとは思えない代物。雨の中を法務局まで行くよりはまし、郵送で取り寄せるよりは早く閲覧できる、ということか。
サービスに登録した当初はプリントアウトがうまくいかず、プリントの設定の解説を見ながらあれこれやってみて、結局エクセルにコピーしてプリントした記憶がある。
あれから改良されたのだろうかと思いながら印刷をクリックすると、随分時間がかかってからパソコンが反応して印刷されて出てきた。
なんとなく、中途半端なサービスな気がする。
そもそも財団法人民事法務協会って何なんだ。


| | Comments (0) | TrackBack (0)

証人尋問

証人尋問については、いつくもの論文や研究報告がある。
尋問技術を向上させるためには、それらを読み、事前に十分に準備し、場数をこなすことしかない。
研究と努力を重ねた弁護士とそうでない弁護士とでは、尋問のうまさが違う。
私の元ボスは尋問を得意としていたし、側で聞いていて確かにうまかった。弁護士としての経験の差が歴然とした。

また、一般に反対尋問の成功率は低い。
誰かに、公開の場所で、私はうそをついていました、などと言わせることは、よほど固い証拠を突きつけでもしない限りできることではない。

裁判所は、尋問について、無駄な質問が多い、意味がない、聞いても心証は変わらない、などという感想を時に述べられる。
傍で聞いている分にはそうかもしれない。ゲームでも、他人のを横からのぞいているといろいろ言いたくなるものだから。
それはそれでいいのだれど、私が理解できないのは、裁判官が(全てのかどうかは知らないが)、自分が聞いたら、人は真実を述べる、と信じ込んでいることだ。
お人好しにもほどがある、というよりは、そういう方は自分と何かとを混同しておられるのだと思う。
まるで現アメリカ大統領みたいに。


| | Comments (0) | TrackBack (0)

« June 2005 | Main | August 2005 »