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メモ

学生の頃、大学に講演に来た弁護士が、メモをとるな、と言われた。クライアントが重要な話をしているときにメモをとっていたら、大事な話をする気になるか、とも言われた。
そういうものか、と思い、勤務弁護士時代はもっぱらボスがクライアントと話しをし、私が隣で目立たないようメモをとり、クライアントの話の邪魔にならないようにしていた。

独立すると、一人でクライアントの話を聞かなければならず、なるべくメモをとっているように見えないようにメモを作成していた。
しかし、先日友人から勧められてアメリカ大リーグの有名な代理人の著書を読むと、何と交渉相手の話をメモにとることを推奨している。
目からうろこ。
交渉相手の言うことをきちんと聞いていることが相手に伝わるので相手にも喜ばれる・・・・・・・・・・?

これは日米の国民性の違いか、どちらかが間違っているのか、単に仕事のスタイルの違いなのか。
いずれにせよ、他人との関わり方において、これが正しい、こうしなければならない、ということはないのだということがよくわかった。

そういえば、修習生のころ、民事の裁判官が、どうしてメモをとらない弁護士が多いのだろうか、ちょっとメモしておけば、次回期日や、次回までの宿題を忘れることがないのに、と言っておられたっけ。

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Comments

裁判所修習中、確かに私もとっても不思議だったことの一つが、弁論準備室でメモをとる弁護士が少なかったことです。頭に入っているんだと合点していたのですが。メモは熱心に話を聞いているという印象を与えるようですが、パソコンへの入力は逆に話を聞いていないという印象を与えるように思います。実際にどうかは別にして。

Posted by: まつい | 2005.09.15 at 09:30 AM

本の紹介ありがとうございました。
裁判所では、メモをとるとき相手を気遣う必要はないのですが、クライアントの話を聞くときには、メモをどうコミュニケーションの道具とするかということでしょうね。
話を聞きながら関係図を書くと双方がそれを利用して話しができますが、全く相手の顔も見ずにメモに熱中していると馬鹿にされたように思う方もおられるかもしれません。パソコンは相手から画面が見えないし、両手で画面を見ながら打つスタイルが嫌われるのかも。

Posted by: ゆう | 2005.09.15 at 10:19 AM

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