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不起訴記録送付嘱託

雨。春先のようなお天気。
司法事務協議会の民事の部になると検察庁は総務部長お一人を残して退席された。3庁合同協議会なので、義理でお一人残されたのかと思っていたら、裁判所に対する検察庁からの要望事項を持ってきておられた。
刑事記録に対する送付嘱託に関する事項。犯罪被害者保護に対する関心が高まる中、民事と刑事の垣根が少し低くなったような気がする。
送付嘱託する書類を必要な範囲に限定するようにとの申し出に対し、裁判所は、当事者から提出された申立書の内容に従っているので、と当惑気味。内心、文句なら弁護士会に言ってほしいと思っておられるのだろう。

不起訴記録の送付嘱託、調査嘱託の範囲については、大阪弁護士会会報平成16年8月号をご参照ください。

年に1回協議会に出ると、普段使わないので忘れている手続きを思い出させてもらえる。

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勾留質問

司法事務協議会。最高気温14度との予報を信じてコートなしで会と往復しているが、寒くもないが暖かくもないお天気。
午前刑事、午後民事。例年のとおり、弁護士会からの要望に根拠条文がないと回答する裁判所。条文がないから協議しようと言っているのだと説明する弁護士会。

勾留質問の際の被疑者陳述欄に、裁判所が、「検察官の弁解録取の際に述べたとおりです」とゴム印を捺しているのはいかがなものかと弁護士会が質問。
常識的に考えれば、被疑者の弁解を聞く手続で、検察官に述べたのと同じ、と記載するのもおかしいが、それをゴム印で捺すというのもおかしい。ダブルでおかしい。裁判官は、目の前に被疑者が来たとたん、検察官に述べたのと同じね、と一言言って、相手が何も言わなければぽんとゴム印をついて、はい次、とやっているのではないかとつい邪推してしまう。
裁判官も人間だから、手抜きできる誘惑があると手抜きしてしまうのではないだろうか。ゴム印は手抜きしてもいいよ、という誘惑に見えるけど。
裁判所からのご回答は、個々の裁判官の判断でしていることだから、何も言えないとのこと。
聞いていた当方はゴム印は個々の裁判官の私物か、つっこみをいれたい誘惑にかられた。裁判所がゴム印を作って使ってもいいよ、これを捺したら便利だからね、と準備しているのでしょうが。

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ロースクールと就職

大阪大学ロースクールシンポジウム。紛争になる前に、というサブタイトルからわかるようにリスク管理及びクライシスマネージメントがテーマ。
内容とは別に気になったことがひとつ。
パネリストのお一人は、これからの企業法務にはロースクール出身者が必要、企業法務に弁護士資格は必要がない、とあたかもロースクールを卒業したが司法試験を不合格になった人を大量に採用するかのようなご発言だった。有害無益なリップサービスだ。

大阪大学ロースクールの皆さんは、このような発言を真に受けないこと。とにかく勉強して合格してください。
合格しても弁護士事務所への就職が困難になっています。合格後弁護士事務所ではなく企業に就職を希望する方が多数でるなか、どうして企業がわざわざ不合格者を採用するでしょうか。

昨日テレビでニートを生み出す背景として、就職活動をする子に対して親が、あせらなくてもゆっくり探せばよいなどと言って就職活動に水を差すというのがあげられていた。まさにこの状況に近い。受験のために必死に勉強している学生に向かって、落ちても就職に困らないよ、と言うなど、言語道断。

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裁判員制度まであと

強盗殺人でスピード判決との記事。

そして裁判員制度について埼玉弁護士会の資料配付を裁判所が阻止したとの記事。

裁判が早いからといって必ずしも間違っているというわけではないだろう。配布を阻止したのにもそれなりの理由があるのだろう。
しかし、国民の6割が嫌がっている制度を無理に押しつけている感はある。そしてそうまでしてこの制度を導入しなければならない理由がわからない。
大阪地検の記録閲覧室の扉には愛らしい裁判員制度のポスターが貼ってあるが(検事正お手製?)、弁護士と地検職員くらいしか見ない場所に何のために、と思うと同時に少し押しつけがましさを感じた。
一体、誰が何のためにこの制度を導入したのだろうか。もしかしたら、小泉さんの「思い出の事件を裁く最高裁」とかいうちょっとした思いつきで・・・・・・。

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訴訟救助2

先日の裁判所の説明が理解できなかったので再度問い合わせると、任意に支払う必要はない、取り立て訴訟を待て、取り立て訴訟においていくら請求するのかは裁判官が決めるので、今はわからない、とのことだった。どうして取り立て訴訟までしないといけないのかよくわからないし、本人にとっては裁判所から訴えられるなど迷惑な話だと思うのだけれど。
訴訟救助を受けられた方のご参考まで。

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法務・税務・会計事務所

監査役の弁護士が適法意見との記事
この弁護士が粉飾を見落としたのか、不適法を知っていながら適法と言ったのかそれは知らない。
びっくりしたのは、「法務・税務・会計事務所」というものが堂々と存在し、税理士が代表をしているその事務所に弁護士がいたということだ。
この業態は危険であるとかねてから指摘されており、弁護士法改正以前にこの業態の適否について大阪弁護士会で議論になったことがある。危険であり認められないという意見が多かった。少なくともそういう意見が多数述べられた。賛成派は大きな声を出さずにこっそりとするつもりだったのかもしれないが。

税理士や会計士に雇用されている弁護士が独立性を保った仕事ができるのか。国家資格である弁護士の肩書きを利用されるだけではないのか。
小泉の司法改革、規制緩和は、誰にとって都合のよいものであるのか。司法試験の合格者を毎年9000人にしろと言っているのが、金貸し、それもまっとうな会社がとりあわないような、高齢者に繰り返し高額商品を購入させる契約に名前を出してくる会社の社長が仰っていることからもよくわかる。
規制緩和をして、不祥事があれば事後に法的処理をすればよい、という考え方になじまない分野があることは、姉歯さんが設計したマンションの被害の深刻さがよく示している。

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宗教名称最高裁判決

天理教が名称使用をめぐって争っていた事件の最高裁判決。
この事件は一審と二審とで結論が異なっており、宗教名が不正競争防止法の適用になじむのかという技術的ともいえる問題から宗教名とはどういうものかという宗教学の分野かもしれないと思われる分野まで幅広く考える素材を提供するものだった。二審の高裁判決はお気に入りの一つ。

新聞、テレビはライブドア一色。これについては、広島の皆様は賢かったねえという程度の感想しか今のところ湧いてこない。というか、あのときの選挙のときのメディアの騒ぎぶりと今回の事件の騒ぎぶりは、同じことを飽きもせず、凝りもせずに繰り返しているだけのようで見ていて疲れる。
ちょっと気になったのは、堀江氏が弁解録取書に署名拒否ということが記事になり、その中で署名押印拒否に罰則はない、と書かれていることだ。
捜査機関が作成した書類に署名押印する義務などそもそもない。この書き方だとまるで義務違反行為なのに罰則がないのでどうしようもない、という取られ方をしないか。

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訴訟救助

扶助協会の援助を受けて訴訟を提起するときに裁判所に印紙代を猶予してもらう手続をする。こちらが勝てば訴訟費用は相手方負担との判決になるから、裁判所は相手方から印紙代を取り立てるのだと思っていた。
判決で、訴訟費用の4分の1こちらが負担するようにとのことだったので、4分の1の額の印紙の納付でよいのかと思ったら、裁判所は全額納付するようにと言う。
印紙代は訴え提起時に原告が支払うもので、それを猶予しただけなのだから、判決が出たら全額支払え、という理屈だそうだ。
これでは何のために猶予したのかわからない。ちなみに裁判所が取り立て命令をするときには、原告に全額、相手方に4分の3を請求するのだという。?・・本当か?

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銀行

雪。見た目ほどには寒くない。それでも、昨日見た雪国の映像を思い出してやりきれない気分になる。今年の豪雪は温暖化のせいか。これから先もずっと異常気象は続くのだろうか。

銀行とサラ金と提携している広告を見るとぞっとする。銀行に品位を求める方が間違っているのか。破産者宛に某信託銀行と某大手サラ金が出資して設立した会社から金を貸すというダイレクトメールが届いている。どういう名簿を使用しているのだろうか。これまで破産者には、これから金を貸すというダイレクトメールはたいてい詐欺かヤミ金なので手を出さないようにと説明していた。銀行はおろかまともなサラ金は破産者には一定期間貸さない。ということは、銀行、サラ金が自分たちでは世間体があって貸せない相手に貸すための会社を設立したということか。それともこのダイレクトメールも詐欺で出資者を偽っているのだろうか。

関西アーバン銀行は保証会社にアイフルを使い、南都銀行はアコムを使っている。取り立てはサラ金にさせるということか。この気持ちをどう表現したらいいのだろう。

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大寒

国選受任日。いつもよりちょっと早起きして弁護士会へ。やっぱり並んでいる。窃盗事件を受任する。
裁判所で起訴状を受け取ったら、被疑事実は100円(と評価額不明の中古CD2枚)。住所不定でもないのに勾留中。勾留の日は1月2日。お正月から警察も検察も裁判所も働いていらっしゃる。
破れ窓理論によれば、小さい犯罪を丁寧に取り締まるのが都市の安全対策として有効だそうだ。
都市の安全のために、私もがんばろう・・・・・・というか、ここまでくると、背後に何か深い事情でもあるのかと勘ぐってしまう。
100円の事件というのも、もの悲しい気がするが、大きくて深い事件になるのはもっと悲しい。

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食育基本法

新法紹介記事「食育基本法」(平成17年6月17日公布法律第63号)。
知らなかった。こんな法律が存在しているなんて。BSE問題に関する調査検討会報告において、食に関する教育「食育」の必要性が指摘され、小泉総理も平成15年9月26日の所信表明演説で「心身の健康に重要な食生活の大切さを教える「食育」を推進します」と仰ったそうだ。食生活を改善する運動例として、栄養教育、食品安全教育、スローフード運動等が挙げられている。
・・小泉総理素敵、とかいうことを言いたかったわけではなく、一方で食育といいながら、他方でBSEの感染の危険のある米国産牛肉輸入を再開するという、180度反対の方向に精一杯走っているような総理の姿に唖然としただけで・・・・・・・・・・。二枚舌なんていうもんじゃなく、これはもう人格が二つ(かそれ以上)に分裂しているんじゃないかと思ってしまう。

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天から降ってくるもの

1月の日弁連新聞の地方会紹介は函館弁護士会。「北海道の他の地域に比べて温暖だそうだ」、の次の文章では「気候は温暖」となっている。強引な記事。研修所のクラスメートが副会長になっている。

その他、日本司法支援センター関係の記事。記事の内容はどうでもよいが、同センターの愛称が「法テラス」なのが気になる。いつ聞いても奇妙な名。当然連想するものは「アマテラス」。同センター理事長予定者は金平輝子さん。金平さんが輝子さんで天下りだから「アマテラス」。でもって「法」を頭につけて「法テラス」・・・・・?
公式には、日の当たる場所がテラスで、法の光の当たる場所などという説明がなされているが???????
馬鹿馬鹿しいというか、よくこんな名前を平気でつけたなと言うか。こんなところに協力しなきゃならないのかと思うと情けない気分。なんでもかんでも小泉さんのせいにするのは間違っていると思う。思うけど、金平さんは誰かさんのお気に入りとか(溜息)。

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説得?

情理を尽くして説得したら自白したとの主張?????
犯人に対して説得が功を奏したというのであればよくわかる。しかし、犯人でない人に情理を尽くして説得したら自白した、などということが理解できない。
やってもいないことを説得されてやったと言う人がいるだろうか。やっていないことについてどうしたら「情理」を尽くした説得ができるというのか。そういうのを強要というのではないのか。この主張を見る限り、普段から違法な捜査を違法性の認識なくやっているのではないかと疑ってしまう。
・・・・きっと、簡単な記事なので事実関係から主張に至るまでめちゃくちゃ簡略化されているのだろう。そうとでも考えなければよくわからない話。

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幻想

佐々先生講演会の出席回答は上々のすべりだし。危ういところで名前の記載間違いを指摘していただいた針原先生ありがとうございました。
東儀さんの音楽が聞いてみたくて酒胡子幻想(古典雅楽)をアップルでダウンロード。古典雅楽となっていたが少しも古さは感じない。古典と言うにふさわしい普遍性。聞いているとささくれている気分が落ち着いてくる。

昨夜ライブドア捜索のニュースをテレビで見て仰天。この報道陣の数は何?研修所の検察講義では捜査密行の原則と習った。段ボール箱を大量に発注したことからマスコミにばれたとか、廊下で大声で手の空いている人を募ったらばれた、などという笑い話は聞いたことがあるが。
東京地検特捜部ともあろう方が、証券取引法容疑で捜査というときになんということだろう。かつて金丸氏を特捜部が逮捕したときは一人のマスコミもいなかったと聞いた。東京地検特捜部は修習生たちのヒーローだっただけでなく、庶民のヒーローだった。研修所までタクシーに乗ると運転手さんが特捜部の捜査について話題にしたものだった。
ライブドアの強制捜査の様子を見ていると出来レースにしか見えない。これだけの報道に知れ渡るなら当然ライブドアにも事前に知れているだろう。証拠は消してしまっておいてね、又は出してもよいものだけ準備しておいてね、と言っているようだ。
そしてこのタイミング。耐震偽装問題の国会の前夜。黄色のペンキがかけられたころは東京地検が権力に屈したと思われていたが、今や権力のイヌになったと疑われても仕方がないのではないか。どうして、と思う。庶民のヒーローとして輝いていたのはそんなに遠い昔のことではないのに。

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時代劇

朝一番の電話で、佐々先生の名前の表記が誤っていると指摘をいただいた。講演の案内書を訂正すると共に日記の記載を訂正。とても申し訳ない。
先週アマゾンで発注した佐々先生の「インテリジェンスアイ」と「日本の警察」が届く。これだけ読んでいながら、どうして間違えたりするのだろう・・・・・・。佐々先生ごめんなさい。

午前簡裁。以前簡裁の事件で、紛争になりそうなら地裁に移送したいと言われたことがあったので、今回はどうするのかと思ったら、簡裁で証人尋問をすると言う。相手方代理人が陳述書を提出すると言うと、裁判官がいらない、と言う。私は陳述書がほしいのですが、と言うと、裁判所が私はいらない、と言う。
10時30分の指定時間に行くと、10時にまとめて指定されていた多くの事件がちっとも片づいておらず、待たされる。私が登録したのは新民訴になってからで、旧民訴時代のことは話でしか聞いたことがないければ、旧民訴時代の話に似ている。ちょっとした時代劇を見ている気分。
中国の裁判所って見学したことがないけれど(以前中国に行ったときに傍聴したいと言うと、外国人は許可が必要だと言われた)、いろいろ噂は聞く。もしかしたら、簡裁は中国の裁判所と同レベル程度かしら。


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訂正

佐々淳行先生のお名前の表記を誤って記載しておりました。先生には大変失礼なことをしてしまいました。申し訳ありません。訂正いたします。

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戦争と平和

某会派が憲法改正自民党案に関する特集冊子を配布している。憲法は苦手なのだけれど、憲法学者による分析とそれに続くシンポジウムの記録でそういえばこんな議論があったっけと思い出しながら眺める。自衛隊と憲法9条の議論がかなりなされている。
戦力保持を認めると日本がアジアを侵略することを心配する発言を見ると日本がアメリカであるかのような不思議な感覚に捕らわれる。日本はそんな大国なのだろうか。米軍の足らずを補っているので、単独では十分な戦闘力がないと聞いているのだが。仮にその状況を打破しようとしても、米軍が兵器を売ってくれないだろう。そうすると自前で開発ということになるが、開発に必要なデータももらえないだろうから、時代遅れの兵器になるだろうなあ。そもそも空爆機を持っていないから、莫大な費用をかけてMDシステムの導入をするような話だったと記憶している。こういう発言に異を唱えているのはお一人だけだったので、それ以外の人は日本の戦力について並々ならぬ自信をお持ちのようだ。この大国意識はどこから来ているのだろうか。この前の戦争のときも、当時の国民の多くは日本のことを大国だと錯覚していたのではないだろうか。己を知らず敵を知らざれば・・・・・。大丈夫かニッポン。
多分、発言者が言いたかったのは、9条2項がなくなれば米軍に無制限に協力することになるから侵略をする、ということだろう。しかし、現実には現憲法下でイラク派兵はなされている。その首相が選挙で大勝している。

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佐々淳行先生講演会開始時刻訂正

以前、友新会講演委員会の佐々淳行先生講演会は3月2日6時30分からと書きましたが、本日の委員会で、開場6時40分、講演7時から8時30分と決まりました。訂正いたします。
参加される皆様は、時間厳守でお願いいたします。佐々先生の著書には「5分前」の精神が大事と書いてあることですし。
また、友新会以外の他会派の会員、修習生も歓迎ということになりました。

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大学教授と国選事件のあぶない関係

西天満で民訴のI教授にお会いした。いつもながら颯爽としておられる。先日弁護士登録されたことは知っていたので、裁判所ですかとちょっとからかったら、今日はそうじゃないのだが、実は今度研修で国選事件を、と仰った。I教授は元裁判官だから、国選弁護の経験などないはず。I教授と国選弁護という組み合わせの意外性にびっくりしたら、いや、私がするのではなく所属事務所の弁護士が国選事件をするので研修のために一緒に行くのだと説明された。

公益活動が義務化されれば、大学の先生であっても弁護士登録すれば国選事件をしなければならなくなることも考えられる。
I教授は元裁判官だが、大学教授の大半は司法試験に合格しておられない。研修所にも行っておられない。そういう方々が登録された場合、およそ畑違いの刑事弁護をするよう強制するより、それぞれの専門分野で社会に貢献していただく方法を考えた方が無難だと思うのだが。
加えて、形式的な要件の審査だけで大学教授の登録を認める運用を考え直してもよいのではないだろうか。

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交渉か訴訟か

晴れ。暖かい。
昨年末、がんばって年内に審判を出しましょう、と言っておられた婚姻費用分担の審判書が届く。丁寧な事実認定がなされており、幼児を抱えた若い妻に対する暖かなお気持ちが感じられて嬉しくなる。とはいえ、夫側に支払うつもりがあるのかどうかは今のところ不明なので、まだ解決したわけではない。

昨年から引きずっている宿題のようなものがいくつかある。資料や記録を見ながら、さてどうしたものかと考えてしまう。
考えるまでもなく、訴訟、という選択肢もあるのだけれど、というより、以前ならさっさと訴状を書いていたのだけれど、交渉術の本によれば、訴訟よりも交渉の方が実りが多いようなことが書いてある。
とはいえ、やっぱり訴訟の方が早い、というか、相手が理由なくぐずぐず言っているような場合には訴訟にすると解決するし、訴訟でなければ解決しない。
訴訟にすれば100勝てるのを時間をかけて交渉してさらに70に譲る意味って本当にあるのだろうか。交渉術の本によれば、意味はある、と書いてあるのだけれど、今ひとつよくわからない。

冒頭の事案は、1年も調停で話し合いを続けていて、結局審判によらなければ何一つ進展しなかった一例。

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国家の品格

成人式が前倒しの連休。この前倒しには違和感が残る。とはいえウィーンフォルクスオーパーのニューイヤーコンサート(シンフォニーホール)でお正月気分満喫。元旦に放映されていたシュタットオーパーのよりこちらの方が楽しい。

連休用にと買った『国家の品格』は読みやすかった。賛成しかねる部分や、一面的な見方ではないかと思われる箇所もあるが、著者が数学者ということでスタンスがしっかりしており見かけよりまともな内容。私の知らない間に我が国の初等、中等教育はかなりいじくり回され、壊されてしまっているらしい。
小学生に英会話とパソコンの授業。
部外者の軽薄な想像としては、中年になって英会話とパソコンに向き合わされた気の毒なおじさんたちが、ああ子どものころからこれに親しんでいれば楽だったのに、という程度の思いつきじゃないかと思う。
ドラえもんで、中学生ののびたが「小学生の僕が勉強しなかったのがいけない」と言うのを連想する。

以前、大学院の研究会に企業の方が参加しておられた。この方は、大卒を採用しても即戦力にならない、大学は即戦力になる学生を育てるべきだ、教育内容を変えるべきだ、このままではビルゲイツは日本に出てこない、というようなことをしきりに言っておられた。
穏和な教授はご意見を傾聴しておられたが、私はこいつ大学が何かわかっているのか、と思った。会社ですぐに役に立つ勉強をしたければ専門学校だの各種資格試験予備校にでも行けばよい。
ホリエモンが日本に登場してさぞかし満足しておられることだろう。

まともな教育をこの国に取り戻したい、著者の藤原氏のまっすぐな思いがつまった一冊。

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狂牛病肉使用店が知りたくて

晴れ。昨日より寒さはましか。
建物明け渡し執行。依頼人が明け渡し状況を調べているのを外で待っているとやはり寒い。

友人が独立するというので、少し古くなっているが独立した当時の資料を参考にと渡す。
双方の出身事務所の性格や仕事に対する考え方が似ているように思うので、協力関係にある事務所になってもらいたいとお願いするが、独立時期を尋ねるととまだ1年先とのこと。それぞれ事情があるからね。気長にやりましょう。

1月5日付の「きっこのブログ」。至極まっとうな小泉改革批判。とっくに舵を失って漂流しているのではないかと思われる日弁連、国民のためのとは名ばかりで政(米)財に牛耳られていると知りながら、国民が望むならどうぞと傍観を決め込んでいる私。まっとうな批判が司法改革に及ぶと胸が痛む。狂牛病肉使用店を知りたくてアクセスしたのだけれど、理由不明のアクセス障害が発生しているとのこと。

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仕事はじめ

まだ1月のはじめだというのにとても寒い。昨年末にし残した仕事のメモが机の上にあるのだけれど、年頭から催促の電話をかけるのも気が引けるし、明日が仕事始めの事務所もあるようなので、こういうのはまた明日。今日は一人でできる資料整理などにしておこう。年賀状は昨日郵便受けから回収したので今日は1通だけ。
昼前に依頼者から電話。トラブルになっていた記憶もないが何か急用でもと思ったら年賀状を書く暇がなかったのでとのこと。
昼にビルの裏口を通ると管理人さんが部屋から出てきて、新年のごあいさつ。今日は会う人ごとにおめでとう、おめでとう、おめでとう・・・・。
今年が本当に良い年になるといいなあ。

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明けましておめでとうございます。

3が日も過ぎてこういう挨拶もどうかと思いますが・・・明けましておめでとうございます。

高島屋で大阪万博展。入り口付近では太陽の塔の内部の再現(音楽付き)、奥では白井氏の収集したグッズ等の展示。おまけに白井氏ご自身が会場で訪問者に解説をしている・・・。
そのときふと思った。友新会講演会は天下の高島屋に一歩先んじた。実物の太陽の塔の内部見学をした後、白井氏の講演を聞き、収集品を見せていただいたあの企画は高島屋企画の一歩先をゆくものだ・・・・。

何が言いたいのかというと、佐々淳行先生企画です。
準備のため、佐々先生の著書をお正月休みの間せっせと読み返していたこの労力、この熱意。
友新会の皆様、どうぞお誘い合わせのうえ、3月2日午後6時30分からの講演におこしくださいませ。

本年もよろしくご指導、ご鞭撻のほど、お願いいたします。

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