« 冬と春の間 | Main | 呉服過量販売対策会議 »

中小企業のための会社法(委員会設置会社)

委員会設置会社に関する規定は、中小企業には関係がないので無視してもよいのではないかと思うのですが、商法と違い会社法では法律上は中小企業と無関係と言い切れません。

委員会設置会社とは、指名委員会、監査委員会、報酬委員会を置いている会社をいいます。
商法では、大会社とみなし大会社にのみ委員会を設置することが認められていましたが、会社法では大会社でない株式会社でも委員会を設置できることになりました。
できることになったというのは、設置すると得をするとかいう意味ではなく、大会社にしか必要がないと思われるけれど、必要かどうかは他人が決めることはでなく、各自で判断すればよいということです。

委員会設置会社では、会社の業務を執行するのは取締役ではなく執行役です(415条、418条)。執行役が複数いるときは、取締役会が執行役の中から代表執行役を選任します(420条1項)。取締役会には、代表執行役の解職権限もあります(420条2項)。

堀江さんが逮捕された後、ライブドアに代表取締役と代表執行役が現れてややこしいと言われていましたが、こういう仕組みになっていたわけです。もっともライブドアではその後代表取締役も逮捕されてしまいましたが。

取締役の数が多すぎて取締役会が適切に機能しないわけでもないのに、こういうめんどうなシステムをわざわざ採用したければ各自のご判断でどうぞ、と言うわけで、法律上はともかく、事実上中小企業には関係がないと言ってしまってよいのではないかと思います。

|

« 冬と春の間 | Main | 呉服過量販売対策会議 »

「会社法」カテゴリの記事

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




« 冬と春の間 | Main | 呉服過量販売対策会議 »