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資本の減少

会社法447条2項(資本を減少するときの制限規定)が何を意味しているのかわからなくて、随分悩んでしまった。
447条2項には、減少する資本金の額は、資本金の額の減少がその効力を生ずる日における資本金の額を超えてはならない、となっている。

資本金1000万円の会社が、4月1日を発効日として、400万円の減資を決議したとする。
減少する額は400万円で、4月1日には資本金は600万円になる。
同じ会社が、4月1日に600万円減資すると決議すると、減少する額は600万円で4月1日には資本金の額は400万円となるが、この場合は、減少する額の600万円が発効日の資本金の額400万円を超えている。これはNGなのか?
しかし、こんな規制に意味があるとは思えない。

昨日、H先生の呼びかけで開催されている勉強会「本町塾」で、この規定の解釈について尋ねてみたところ、メンバーの一人が商事法務の解説を見つけて来た。
その解説の記載からすれば、447条2項に言う、効力を生ずる日の資本金の額とは、効力が生ずる以前の額を指すことになる。
どうして、効力が生ずる日の資本金の額が、効力が生じる前の額になるのかはわからないが、この解釈によれば、資本金1000万円の会社が、4月1日に1000万円減資をすると決議することもできるし、4月1日に資本金が2000万円増加する予定であれば、資本金1000万円の会社が、4月1日に3000万円の減資をすると決議することもできる、となる。

法律を文字どおりに読んで、効果の発生はいつなのかを厳密に考えると混乱するが、商事法務に記載されている解説のように解釈しないと意味不明の規定になる。
文字どおりに読むと意味がわからない法律というのはおかしいと思うのだが。

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Comments

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Posted by: boom beach hack tool | 2015.08.11 at 03:17 AM

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