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瑕疵

雨。大雨のおそれという天気予報が出てもたいてい午後にはあがってしまったりするので、たいしたことないやとたかをくくっていたら、しっかりした雨が続いている。

3月1日号のNBLにシステム開発委託契約についての論文が出ている。以前、デジタルコンテンツ法で、この問題を担当したので、どんなことが書いてあるのだろうと興味深く読み始めた。
ジェイコム株に関するみずほ証券の誤発注問題から書き始めて、証券取引所のトラブル、みずほ銀行のトラブルと読者の興味をそそる書き出しはうまい。
さらに、ソフトウエア開発の過程の説明、テストの条件設定の話と続き、さすがに具体的な事例が集積する東京の有名事務所の論文はおもしろいなあ、と読み進む。
続いてようやく法律の解説に入るのだが、しばらく読んで、驚愕した。請負の担保責任は債務不履行責任の特則だから、請負の債務不履行責任は1年間しか追及できない、と書いてある。
今の今まで、こんな解釈は聞いたこともないし、考えたこともなかった。
私の記憶がどこかで混乱をきたしているのか?私が法律を勉強しはじめたころ、間違ったことを覚えて今に至っているのか?
あわてて基本書、注釈書を見るが、ごく普通の、私の知っている法律しか書いていない。
請負の債務者不履行責任に基づく損害賠償請求権は、普通の損害賠償請求権であるから、10年の時効にかかる。
予備校で勉強した人の瑕疵担保責任の理屈はひどい、特に請け負いのあたりでぐちゃぐちゃになっているという話は聞いたことがあったが・・・・・・。

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