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なんば相談所移転前日

花曇り。あまり気の乗らない今年の桜だったが、夜、満開の大枝の下に立って花の天蓋を見上げると、さすがに妖気を感じる。

午前なんば法律相談・・・なんだけど相談者がいない。1時間以上も相談室で寂しく持参した本を読んでいると、自分の職業に対する疑問が湧いてくる。私は本当に弁護士に向いているのか。
2時間経ってようやく相談者が一人。備え置きの六法が自分のと使い勝手が違うので、民事執行法の条文を探すのに手間取る。条文の内容も裁判例も知っているのだが、ほらね、と示すことがなかなかできない・・・反省。

事務所に戻って呉服過量販売の相談者と打ち合わせ。その後交通事故の判決文の検討。秀才がご自分の面子も含めあちこちに気を遣って書いたような臭いがする判決文。書き手の人柄がよいことはわかるが、その域を出ない。
公表された判決文の中にもお気に入りはいくつかあるが、特に印象に残っているのは登録して2年目か3年目のころの大阪地裁判決。
若手の裁判官単独事件だった。訴訟指揮がてきぱきし、訴訟全体の見通しがよい上、証人尋問では会計についての知識があることを示し、判決文では不動産鑑定についての知識を見せつけた。
負けた側だったが、判決文を受け取り、裁判全体を振り返って見たとき、エクセレント、と思った。
勝っても負けても、ああいう裁判がいいなあ。もちろん勝つ方がいいけど、というか、勝てば少々の難など忘れてあげるけど。

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