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年金分割

先日の家事実務研究会で年金分割の講義を聞いた。
講師の社会保険労務士の先生は、年金制度の仕組みから説明してくださるのだが、これがそもそも複雑。
どうしてこんな制度作ったの?という感じ。複数の制度を寄せ集めて統合しているうちに、こういう複雑怪奇なものができあがったらしい。
ややこしければややこしいほど社会保険庁を太らせるための制度に見えてくる。
社会保険庁にしたって、仮にすべての国民の社会保険履歴をパソコンで管理していたとしても、これを計算するのは容易ではないのじゃないかと思ってしまう。

そこへもってきてさらに年金分割。これが離婚願望の中高年女性たちが期待を寄せるほどの効果があるのかどうかよくわからない。
私が理解した限りでは、年金というのは、ポイント制のようなもので、受給時にそれまでに何ポイント貯めていたかによって年金額が決定される。
離婚時に、結婚していた期間のポイントを夫婦で計算しなおして、多い方から少ない方へ分けようというものらしい。
ポイントをもらえるだけだから、そもそも自分に受給資格がなければ、もらったポイントは無駄になる。
また、金額を分割するのではなく、ポイントをもらうだけだから、そのポイントで実際にいくらになるのかは、もらうときにならないとわからない、というより、年金をもらっても、結局そのポイントがどの金額部分に相当するかはわからない。

分割の対象となっているのは厚生年金のみ。
その他、平成19年4月から施行されるのと平成20年4月から施行されるのの違いなど細かな話はあるが、これだけ細かい計算をして、それでどの程度離婚女性の生活の足しになるのか不明。ないよりましというか、もしかしたらせっかくポイントをもらったのだから、受給資格がほしいと離婚女性がせっせと社会保険料の支払いをするのを期待しているのかなと思ったりもする。
社会保険庁がこれでまた太るのかと勘ぐってしまうのだけれど。
あまり足を突っ込みたくない分野。

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