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会社法入門(神田秀樹著)

午前国選受任。午後市役所法律相談。

国選受任の長い列を見たときには、受任システムがおかしい、と思ったのだが、これを待ち時間だと思うからいけないので、読書の時間だと思えば気にならないのではと思い、神田先生の『会社法入門』(岩波新書)を読む。
・・・それにしてもいつまで「パソコンできない人どうする」という議論の堂々めぐりでこのシステムを続けるつもりだろう・・・・。

神田先生の『会社法入門』(岩波新書)は帯に「条文だけではわかりません!」と書いてあり、その意味がよくわからないまま購入したのだが、読み始めてすぐに納得した。
第一章 なぜ、いま新「会社法」かでは、会社法改正の理由、経緯が書いてある。それも法務省その他が書いているような紋切り型の内容ではなく、ここ数年の度重なる商法改正にはそういう背景があったのかと目からうろこ。
その他にも、株式会社は株主が会社を所有し、会社が財産を所有する「二重の所有関係」によって構成されている、とか、出資者の有限責任は、出資者と会社債権者との間のリスク分配を容易にし、株式価格の形成を容易にするものだ、などというフレーズの面白さはどう表現すればよいのだろう。

学生時代、民法の教授に、相続法は計算の仕方がわかればよいのでは、と申し上げたとき、それでは学者の講義にならない、と言われたことを思い出す。
神田先生の「会社法入門」は「学者」の解説書であり、実務家のそれとの違いが如実に表れている。

ロースクールの講義がどのようなものかは知らないが、予備校に丸投げ状態の所もあると聞く。
何か勘違いしていないか。

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