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不正競争防止法-独占的販売権者と形態模倣

雨、の予報だが、午後から小雨がぱらぱら程度。

不正競争防止法研究会。昨日のテーマは、建築物の著作権とヌーブラ事件。
輸入業者(独占的販売業者)に形態模倣(2条3号)に基づく損害賠償請求が認められた(大阪地裁平成18年1月23日判決平成15年(ワ)13847号)。

形態模倣の保護は、先行者の開発へのインセンティブを保障し、先行者が商品化のために投下した資力、労力を回収できるようにするための規制と説明されている。(最新不正競争関係判例と実務、大阪弁護士友新会編、39頁)
輸入業者は、商品化のために資力、労力を投下してないのじゃないの、というのが議論の出発点で、判決では、独占的地位は、3号が保護しようとした開発者の独占的地位に基礎を有し、いわばその一部が分与されたということができる、との理由で独占的販売権を有する輸入業者の損害賠償請求を認めた。

せっかく独占的販売契約をして輸入しても、他の業者が似たような商品がどんどん輸入して、それに対して何も言えないというのでは、高い契約料を払うメリットがなくなる、すると契約料が下がり開発者が損をする、ということのようである。
ちょっと風が吹けば桶屋が・・に似ていなくもないけれど。

それはそれとして、研究会終了後に、知財専門のH先生から、絵本の著作権の話はおもしろいからと研究するようすすめられ、着眼点は間違っていなかったと研究会の落ちこぼれとしてはちょっと舞い上がった気分。

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