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父的

晴れ。
春彦君のパパからいただいたコメントの画像を開いて和んでしまった。
気を引き締めて・・・ということで。

藤原氏の「国家の品格」の中に、「ならぬものはならぬのです」という言葉が出てくる。
どうして人を殺してはいけないのかという子どもの質問に答えようとして学校の先生達が一生懸命頭をひねり、答えがわからなかったというエピソードに対するご意見だ。
義務教育の先生は子ども達に、所属する社会の倫理や規範を、「ならぬものはならぬのです」と教えるのも仕事。
先生もよくわからないよ、どうして人を殺してはいけないのかなあ、では学校に通わせない方がまし。
子どもに規範を教えるのは父的な存在の役割である。

イタリア人弁護士が、法律とは善良な家父(パードレファミリア)の良識であるというようなことを言っていたのを連想する。
彼に言わせると、女性は感情的になって相手を必要以上に傷つけようとするからいけない、訴訟の目的は賠償金を取ることなのだから、それを超えて相手に損害が発生しないように抑制的に振る舞うのが善良な家父の良識なのだそうだ。
南欧の名家の出身だそうだから、幾分女性差別的なのは仕方ないとして、言わんとすることはわかる。

弁護士の仕事は、依頼人の正当な権利を擁護するのが目的であって、相手に損害を発生させることが目的ではない。
全体によく目配りをし、抑制的に、理性的に、しかし断固として、善良な家父として行動したいものである。

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