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砂時計のなかで2

連休明け。曇り。

連休前に思考のまとまらないままに日記を書いていたのを反省。気持ちに余裕を持たないと文章に表れてしまう。
日記で連休中に読むと宣言した効果があって、『砂時計のなかで』を読了。
裁判シーンがでてくるのに裁判官のお名前が出てこないのが気になっていたら、最後の方の和解の場面で初めてお名前が明かされた。
中路部長。この方が担当しておられたのか。懐かしい。修習生のとき、大阪地裁の修習生担当官をしておられた。旅行の許可をいただきに伺ったとき、気をつけて行ってらっしゃい、と声をかけていただいた。

著者はそれぞれの人物像の特徴をよく捉えている。
和解から10年。登場する弁護士たちは10年後の今もかわらず、明るく親切で活動的。そして、それぞれにパワーアップしている。
松尾先生はいつも落ち着いてにこにこしていて、朝私が裁判所に向かって走っていると(10分早く出勤しなかった結果だけど)、どこに行くの、と声をかけてくださる。家事事件で悩んで電話をすると適切なアドバイスをくださる。
塩野先生は、穏やかで優しく思慮深い。
徳永先生は・・・10年前よりさらに天真爛漫になられたのではないだろうか。国士であり愛国者であり、ネット上で天才とも噂される、永遠の少年である。

いつもこんな大変な事件が起きているわけではない。だけど、もし次にこのような事が起きたら、そのときはこの伝統を受け継いで闘い抜くようにと言われている気がする。
HIV原告弁護団の6年に及ぶ国を相手にした裁判の貴重な記録。是非多くの若い弁護士、そしてこれから弁護士になろうとする人に読んでいただきたい一冊である。

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