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相澤参事官講演(会社法)

曇り。風があって、思っていたより過ごしやすい。

週末に読売新聞の書評欄で見た「霞が関料理日記」(大饗膳蔵著)がほしくて、アマゾンで検索したら在庫切れ。
手に入らないとなると余計にほしくなる。

今日から近弁連の夏期研修。
相澤参事官の講演「新会社法がめざすガバナンス」。
機関設計がメインなのだが、今までに何度も見た会社法の機関設計の説明表とはひと味違った表が資料として配付されている。これはわかりやすい。おまけに、ずっともやもやしていた監査役の権限もひと目でわかるようになっている。
監査役の権限が会計監査に限定されているものとそうでないものがあり、さらに監査役会(それに会計監査人)があって、このあたりがすっきりしなかったのだが、今日の講義ではみごとに整理されている。
元裁判官、というか普通の言葉で言えば裁判所から法務省に出向中となるのだろう。
プレゼンテーション能力、整理能力ともに素晴らしい。コミュニケーション能力も高そう。
そのうち裁判所に戻られるのだろうが、なんだか裁判官にしておくのがもったいない。

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他社の動向

晴れ。真夏日。

今朝方蚊に悩まされたせいか、昨夜飲み過ぎたせいか、日差しが強すぎるせいか、気分が今ひとつ・・・。

友人が開いてくれたプレ誕生会で同業他社の同期の話を聞いていると、修習生の大幅な増加、裁判員制度、司法支援センター等による仕事への影響は当社よりも大きそう。

・・・今日は画面を見るのもつらい。
結論だけ言えば、他社の同期は元気で活躍しており、大阪の治安は安泰。

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先日付振込と差押え

晴れ。真夏日。街が過剰に吸い込んだ水分をどんどん蒸発させるような日差しと風。

とりあえず訴状が一段落したので、最高裁の新しい判例でも見ようかと裁判所のHPを開ける。
新しいHPになってから使いにくいことこのうえない。
おもしろそうな判決だからコピーしておこうと思っても、PDFだし、打ち出しても頭書部分がないから番号と日付は手書きで入れないといけないし、とにかくめんどくさい。

第三債務者が銀行に先日付で振り込み依頼をした後に仮差押え通知が届いたら、普通は支払い済みと考えるのではないだろうか。
東京高裁は、そのように考えて債務が存在しないとした回答を認めたが、最高裁は、銀行に依頼して組戻しができるから、なお支払うかどうかの決定権は第三債務者にある、とした。銀行に組戻し依頼をすることができないような事情があれば別だけど、というわけで差し戻し。
事案が退職金で、かなりの金額だからこういう争いになったのかもしれないが、組戻しには手数料もかかるし、大勢の従業員を抱えている会社が、給料の支払い手続を終えた後に差押え通知が届いたら、組戻し手続をしないといけないというのもどうかなと思う。
給料の場合は、退職しない限り、回収が1か月延びるだけだから、どっちにしてもたいしたことはないか。

従前、振込手続終了後に差押えが来たという事案に対しては、来月分から供託してください、と答えていたが、これからは、法律的には可能であれば組戻しをすべきとされていますが、手間なので、来月分から支払うと回答してもたいしたことにはならないでしょう、という回答になるのかな?


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大阪チームの活躍

晴れ。夏が来た。

原稿を送付してから11時45分からの委員会に行くつもりだったのに、出かけようとして案内状を確認したら、11時からとなっていた・・・・。
別の委員会がいつも11時45分からなので、思いこみ。12時30分までなので、今更行っても仕方がないとあきらめる。
原稿を送付するとすぐに担当者から電話があり、クレームかと緊張したが、内容了承とのことでほっとする。

トルコで開催されていた弁護士ワールドカップの結果はどうだったのかときどき気になっていたのだが、配布された7月号会報に報告が掲載されていた。
1勝5敗1分。大阪チームはナポリ、ロンドン、バンクーバーといった強豪相手の過酷な試合を果敢に戦ったとのこと。一勝できてよかった。ちなみに最下位ではない。
以前に参加した先生から、日本では弁護士がサッカーをしているが、外国はサッカー選手が弁護士をしていた、との感想を聞いたことがある。
数年前の大会の報告には、日本人とはテンションが違った、この人達は大丈夫かと思うような人達がサッカーをしていた、というのもあった。
今回は、ボディビルダーの大会のようだった、ファールで止めようとしたら相手の勢いに負けて突き指をしたとのエピソードが報告されている。

大阪と名古屋のチームは、イエローカードを1枚ももらわなかったことで、フェアプレー賞を受賞したとのこと。
素晴らしい。
フェアプレーは、アマチュアスポーツの最高の栄誉だ。
(決して相手の勢いが怖くて近寄れなかったのではない。)

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天神さん

曇りときどき晴れまたは雨。こういう言い回しが気象庁的に正しいかどうかは知らない。

同期の友人が、プレお誕生会をしてくれると連絡。
暑気払いの口実かもしれないけれど、忙しい中、気持ちはうれしい。
数年ぶりに会う同業他社の同期も参加予定と聞いてますますうれしい。
来月は、久しぶりに東京に行き、教官方にご挨拶をしようかと計画。
財務省、最高検、東京地裁と回って何人にお目にかかれるか楽しみ。


気分(だけではないのだけれど)はそろそろ夏休みモード。
今週中になんとか訴状を書き上げて・・・その前に明日提出の原稿が・・・。
ラジオ用に映画の著作権の保護期間の原稿を準備していたら先週末の読売新聞の子どもニュースで解説されていたので、先を越されたようで気分が悪い。
オードリーの顔を思い浮かべながら気持ちよく書いていたのに(NHKで「ローマの休日」と連呼することが許されるか?)。


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災害

雨後曇り。

大阪はこの程度の雨ですんだが、九州、長野は大丈夫だろうか。
自衛隊員が胸までに水に浸かって住民を救助している映像を見るとどうぞご無事でと祈らずにいられない。
長野県の知事が防災担当大臣を出迎えたのを対立候補が非難しているとの記事に怒りを感じる。
知事が、住民の災害に際して前線で活動するのを選挙運動と非難するような感覚の持ち主を県民が首長に望むだろうか。
片山知事は、自治体の長をひどいと思ったら、それを選挙で選んだことを思い出そうという趣旨のことを言っておられた。
自分にふりかかることなのだから、選挙は慎重によく考えて。

週末に『外交敗北』(重村智計著)を読み終える。見かけよりボリュームがなく読みやすい。
私が総理と外務省に期待していたのが全くの的はずれであったことを知りあっけにとられた。
イラク派兵の見返りとして拉致被害者奪還への協力要請をしているだろうと思っていたのに、その要請をじりじりと待っていたのはむしろアメリカで、米に要請しないばかりか、そもそも北にも要求はしておらず、あげくに6者協議で拉致問題を持ち出すのは恥ずかしい?・・・・・・
嘘はつくが、要求はしない、交渉もしないのが日本の外交官?

何のために国交正常化をしようとしているのか理解に苦しんでいたのだが、著者の分析を読むと、そもそも理解すべき対象が存在しなかったのだとわかる。

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片山知事(鳥取県)講演

雨のち晴れ。

鳥取県片山知事が大阪弁護士会館で講演。
この人が語ると地方自治が夢いっぱいのものに思えてくるから不思議。
テーマは「分権と自立の時代-問われる自治体の立法能力」

1時間余り、内容がぎっしり詰まっていてあきさせない。
国、官僚、日本一有名な人を含め他の自治体の長、他県の議会、大阪市、司法支援センター、と相手が誰であってもはっきり物を言うのはそれだけの実績と自負があるから。
人権救済条例については言及しないだろうとちょっと意地悪く考えていたら、ちゃんと織り込み済みだった。
これに関しては、鳥取県弁護士会がパブコメを求めた時点で意見を出してくれていたら、議会に注意するよう言っていたのに、専門家の意見を聞いてくれなかった等々。
率直に持ち出されると、うまくいかないときもあるよね、と言いたくなる。

根回しなしの議会、執行部と議会との適度な距離感とこれが民主主義で地方自治だという理念と実践。
鳥取県が編み出した条例改正手法は内閣法制局が勉強に来られたとか、条例に期限設定をしておくなど、様々な工夫とその成果。

話に引き込まれるとつい鳥取県で働きたくなってしまう・・・。

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裁判長

雨。本降り。高裁の通用口のひさしの下で煙草を吸っている人が数名。雨ニモマケズ・・か。がんばるなあ。

当たり前のことだけど高裁は合議。法壇の上には若くはない裁判官が三名。それだけでも威圧感はある。
裁判長が手続上の確認事項を述べた後、相手方の法律上の主張について質問、というより詰問し撤回を促す。
迫力にあっけにとられていると、一転にこやかに和解の可能性について双方に打診し、事案の要点と和解を困難にしている事情を並べ、それでも話し合いのテーブルにつけるかと尋ねられた。嫌ならいつでも判決できるとのこと。
あまりに的確に要点と問題点を述べられるので、それ以上付け加えることもなく、はい、と答える。

この迫力と呼吸は私にはない。そのうち身につけたい芸風。どういうふうにするのかなあ。どこかで発想の転換が必要か?

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梅雨あけ前

雨・・より曇りに近い。
気温はさほど上がらない様子。

自分の国が戦争をしているのかどうか、戦争状態にあるのかどうかもよくわからないのは奇妙だ。
陸上自衛隊は無事脱出に成功したようだが、まだぴりぴりしているようだし、空自はこれからますます危険地域で働くようだし。
お隣は、戦時動員令だそうだし。「戦時」ってどこと・・ってやっぱり日本だよね?というこの疑問符が間が抜けていて困る。
中東で戦争しているくらいなら、戻ってきて防衛に参加してもらいたい気もするが、そうすると合衆国がどうとかいう話になって、それでなくてもジャワの地震も津波も、山陰の大雨も気鬱の一因なのに。
佐々先生のご著書に、危機に際したとき、部下は上司の顔を見る、というのがあったけれど、今、首相の顔を見て安心する国民ってどれだけいるのだろう。

これだけ気がのらない割には仕事がはかどる。
朝作成したメモに従って、電話をかけたり、報告書を作成したりしているが、新件の期日は入るし、待っていた連絡は入るし、気鬱とは無関係になぜか順調。
大学の法律相談部からは、相談内容と検討結果、それに作成者のコメント入りの丁寧な報告書と礼状が届く。


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法律相談部

一日中雨・・のはずがときどき小雨程度。
昨夜はずっと降っていたらから、こんなものかも。
海の日の連休明けなのだけれど、夏気分からはほど遠い。

土曜日は大学の法律相談部のお手伝い。とても暑かったので、相談者が来るのだろうかと心配していたのだが、3組ほどお見えになった。
学生さんたちの議論を聞いていると、正解は何か、に興味があるようなのだが、皆で議論した結論をご神託のように相談者のところに持ち帰っても、聞いている方はよくわからないだろう。
だいたいの方向性が決まった時点で、それでは、これをどう相談者に伝えるの、と聞いてみる。

論文試験の答案の練習をしているときもそうだったし、それ以前の高校の数学の問題を解いているときもそうだったのだが、一人であまり遠くに行ってしまったら、入り口に戻ってそれまでの道筋を説明するのがむつかしくなる。


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改革の成果

晴れ。日差しが強いが風もあって、夏の訪れらしいお天気。

新国選弁護制度受任手続等の変更に関する研修会。
国選登録はやめようかと思っているので、行く必要もないかと思ったのだが、ちょっと様子を見に出かけた。

会の当番弁護とセンターの被疑者国選派遣の関係がよくわからない。
当番弁護士を派遣して被疑者国選に対応するようだが、当番弁護士は会員が費用を出し合って運営している。センターの被疑国選に流用するなら、センターが費用を持つべきではないのか。
それとも、被疑者国選選任請求への出動であれば、日当が支払われないということだろうか。

即決裁判制度は、執行猶予判決しかできないとされている。
起訴された時点で、執行猶予と決まっているなら、逃げる人もいないし、証拠を隠す人もいないから、勾留なんかせずに釈放してくれるのかなあ。
伝聞証拠が排除されないから、ちょっと聞いた話程度で証拠になってしまう。
無罪の主張もできないから、証拠は荒くても薄くてもよくなる。
無罪の人でも、争って判決のリスクを背負うより、執行猶予確実なら認めちゃおう、ということになりそう。証拠が薄くてよいので、しっかり捜査したら無罪がわかる事案でも、捜査しないのでわからなくなる。
噂話で有罪で執行猶予かあ。一体どこの国の話だろう。

センターへの報酬請求は、事件終了から2週間以内にしなければ、原則として支払われないか半額になる。
弁護士報酬の超短期消滅時効。

裁判員制度に力を注ぐため、小さな事件はごみのように処理するとでも言うのだろうか。
破れ窓理論からすると、小さな事件を丁寧に扱うことが、治安の維持、改善に効果的だと思うけど。
だいたい普通は殺人なんて何回も繰り返すものじゃないけれど、万引きや覚せい剤をする人で一回だけしかしたことがないという人も珍しいんだけど。

小泉改革の成果ってこんなもの。


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押し売り業者

晴れ。夏日。

メンテナンスのため2日間アクセスできなかった。もう少しメンテナンスしていてもよいのに・・・・。

水曜日の留守中に現代画報と名乗る電話。家庭画報なら季節ごとにきれいなカタログを届けてくれるので知っているけど、現代画報なんて知らない。
経済誌と自称するので、エセなんとかかと思ってしまった。
女優を連れて金曜か土曜に事務所に来てインタビューするという。そういえば民主党のニセメール事件の議員さんに関して似たような報道があったっけ。あれのプチ版かしら。
来られても困るので、とりあえずネットで検索すると、この雑誌でお困りの方が数名いらっしゃった。

火曜日に俳優を連れてその週の金曜日にインタビューに行くと電話がはいり、インタビュー終了後に突然契約書を取り出し、俳優の日当もあるのでと7万3500円を請求して契約書を作成させ、さらに7万円では記事が小さいから追加で金を払ったらどうかと言い、解約しようとすると、解約時には7万円以上支払うことになっていた、とのこと。

夕方、再度電話があり、金曜か土曜に女優を連れてインタビューに行きたいと言うが、7万円かかるなどの話はでない。他の仕事の最中だったので、からかうのも時間がもったいなく、お断りした。
無料だと思わせておいて、俳優(女優)としばらく話をさせて、写真を撮影してからおもむろにかかった費用を払ってほしいと言って契約書に署名をさせる。
契約するしないは自由だから、そんな契約はしないと言えばよいのだが、親しそうに話を聞いてくれた俳優の目の前で、金の話は聞いていない、そんなもの払わない、とトラブルを起こしたくないと考えるのは普通の人の感覚だろう。それまで気持ちよく自分の事業の自慢話をしていたわけだし、俳優がただ働きになるのは可哀想だし。さらに、契約をしないと雑誌に記事が載らないので、それまでにかけた自分の時間が無駄になるから、ここで喧嘩をするより雑誌に載せてしまった方がよいか、となるのだろう。

観光地で勝手に観光客の写真を撮って、出口で高額で売りつけるのに似ているがそれより質が悪い。

事業者に事業に関して話を持ちかけているので、消費者契約法の適用がない。
それではと特定商取引法を見ると、第3条に訪問販売をしようとするときは、その勧誘に先立って、相手方に対し、売買契約または役務提供契約の締結について勧誘する目的であることを明らかにしなければならないとなっている。
また、特定商取引法の適用のある指定役務の中には、「名簿、人名録その他の書籍(磁気ディスク(これに準ずる方法により一定の事項を確実に記録しておくことができる物を含む。)をもつて調製するものを含む。)、新聞又は雑誌への氏名、経歴その他の個人に関する情報の掲載若しくは記録又はこれらに掲載され若しくは記録された当該情報の訂正、追加、削除若しくは提供」が含まれている。
主として名簿業者を念頭に置いているのだろうが、雑誌に経営者の氏名、経歴その他の個人情報の掲載をするというのだから、これに該当する可能性がある。

該当すれば、クーリングオフが可能となる。

その雑誌が好き、その俳優が好きというのであれば別だけれど、見たことも聞いたこともない雑誌に、よく知らない俳優を連れて数日後にインタビューに行くと言われて、はい、と答えるのは危険だと思う。


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欠陥住宅相談会

晴れ。

土曜日の午後は欠陥住宅個別相談会。110番のときの電話の多さに比べ、相談会に足を運ばれる方が少ないのは意外だった。
電話でちょっと聞いてみるくらいならいいけれど、資料を持参して顔をつきあわせての相談となると面倒ということなのかな。
1組の相談者に対し、建築士2名、弁護士2名くらいで対応。

会場の中央公会堂は大変立派な内装で、雰囲気もよいのだが、難点は照明が暗いのと、隣室がダンス教室のようで、音楽が鳴り続けていたことか。
最初はうるささが気になったが、途中から、カイザーワルツがかかろうが、ラテンが聞こえようが気にしないことに決めた。・・・・けど、できたらもうここでは法律相談したくないなあ。

完成して数ヶ月のマンションの外壁に亀裂という相談が終了した後、大阪で安心できるマンションはあるのかという話になった。建築士の先生によれば、地方に行けば地場のよい業者がいてその地域の人は知っている、そういう業者は値引きをしないので物件の価格は高めだが、きちんと利益のでる商売をして安定した品質の建物を供給している、大阪ではどこが安全というのはむつかしいとのことだった。

結局法律相談をしている時間より、建築士の先生から建築に関する話をお聞きしている時間の方が長かった・・。

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審判権

曇り。七夕はたいてい曇り空。

広報委員会の原稿締め切り日なのに、まだ最終締め切りじゃないからとなんとなく気合いが入らない。テーマは写真の著作権と損害賠償。テーマは相手からの指定で、HP上の写真の無断使用。侵害者は非営利目的、被侵害者は素人。視聴者の気を引くという点ではさすがに視点がいいなあ。
こんな裁判例を探せと言われるとむつかしいけど、これからはこんなことでも裁判になるのかもしれない。侵害は不作法だけど、それに対して金を要求するのもせちがらい。

過去の裁判例を調べると、アマチュア歴史研究家が近畿で撮影した写真を、東北地方で別人が撮影した写真との説明文を付して使用した書籍を出版されたというのがあった。
ここまでくると裁判になるのもわかる気がするが、実は裁判を起こした本当の目的が、東北地方で「発見された」とされる「古文書」が偽物であることを裁判所に言わせるということだったようで、判決文は読んでいておもしろかった。
判決は、「古文書」の真贋論争には立ち入っていない。

邪馬台国の所在地は九州か畿内かといったことで裁判を起こしても裁判所は判断してくれない。これは民事訴訟法の基本書で裁判所法3条の問題として扱われている。同条には、裁判所は一切の法律上の争訟を裁判するとなっているので、反対解釈して、法律上の争いでなければ裁判所は裁判しない、と読む。実質的に考えても、仮に裁判所が邪馬台国の所在地を判断したとして、それで日本中の学者がああそうだったのか、と言わないと思う。
ただ、上記の裁判では、文章の盗作も問題となっていて、原告が書いた文章が「古文書」に盗用されていたと認定されたら、事実上「古文書」は偽書となるという構造だったらしい。

原稿担当の先生がもしこの頁をご覧になっていたら、こんなことを書いている暇があったら、さっさと放送用の原稿を書いて送れと言われそう・・・・・・・・・・・。
あと一言だけ。裁判法3条3項には、この法律の規定は、刑事について、別に法律で陪審の制度を設けることを妨げない、となっている。
これを反対解釈すると、裁判員制度はだめなんじゃないのか?

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本町塾

曇り。老松通りには短冊をいっばいつけた小振りの笹飾りが道の両側に並んでいる。
短冊は店先に置いてあり、客や通りすがりの人が書いてゆくらしい。書くとすると「無病息災」かな。「国家安泰」というのもおおげさだし、「打倒●泉」なんて不穏当だし。

O先生から、会がマスコミに専門家として紹介したことで迷惑がかかったとの連絡。委員会でもコメントを求められて仕方なく出すとマスコミに勝手に○○に詳しい弁護士などと書かれてびっくりしたという話が出ていた。委員会での説明では、制作と報道は作り方が違う、制作はあちらの意図にあわせて面白く作られてしまう、とのことで、ひとくくりにマスコミと言っても、局、番組、担当者に注意してコメントするかどうか考える必要があるような話だった。委員長や副委員長のお話を聞いているとつきあい方の要領を覚えるまでに時間と経験がかかりそうだと思う。

久しぶりに本町塾出席。行きたかったのだが、本業が立て込んでいて連続して2回欠席していた。昨日のテーマは「新株予約権」。勉強しなければと思いながら、なかなか手をつける気になれなかった分野なので嬉しかった。こういうときにはどうなるのか、こういう使い方をするメリットは何か、など条文と突き合わせながら言い合っているうちなんとなくこんなものかなとちょっとわかった気分になる。
塾開校(?)当初H先生は怖かった。怖くてほとんどの出席者は下を向いて黙っていた。雰囲気が暗いので二度と来ないでおこうと思ったほどだった。
昨日、参加者は当初より減っていたが、H先生と参加者は相互になれてきて雰囲気は明るかった。とてもとても厳しいことを仰るが、それだけの実績のある先生を見ていて、格好良いな、と思った。
先生はいつもテーブルの上にチョコレートとお茶(昨日はクッキーも)準備してくださっている。

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業務範囲

曇りときどき雨。朝起きたらテポドンが飛んでいた・・・。次々と。シュールな日常風景だなあ。
燃料入れたら長期間保たないと言われていたので、いつ飛ぶのだろうと思っていたら本当に飛んで、日本海に落ちたらしい。
落ちたと言うのでMDが成功して落としたのかと思ったら、勝手に落ちたようなことを言っている。
それなら、自主的な大量破壊兵器の廃棄なのかと思ってしまった。こんなのんきなこと言っていると平和ぼけと言われそうだけど。
日本海にオイルフェンスを張らなくて大丈夫なのか。どうせあの国はごみをそこらへんに捨てて拾わないだろうし。

昼に広報委員会のマスコミ部会に行くと、コメントを求められたときに対応する委員のメンバー表がほぼできていた。
細かく分類された分野ごとに自己申告に基づいて作成されている。申告している先生がどういう業務に強いのかわかるのだが、一人で離婚から労働、知財、株主総会、倒産までカバーする先生もいらっしゃって活動範囲の広さに感心する。
マスコミ対応可能との自己申告の最も多い分野が契約取り引き、最も少ない分野が児童虐待。

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哀悼

晴れ。

広島の子ども殺しの事件の判決が無期懲役だと知り、明るい話題を予定していたのにとても書けなくなってしまった。

個々の事件については、判決をした裁判官が一番よく内容を知っているのだから、軽々に裁判を批判してはいけない、と東大のU教授が仰った。
だから、報道でしか事件を知らない私が軽々に判決をどうこう言うべきではないと思う。
被害者が一人で無期懲役というのも、標準からすれば重いのかもしれない。
だけど、あまりにも報じられる被害者の写真が可愛らしく、そしてあまりにもむごい事件なので、標準と比べてという考え方では自分を納得させることができない。

私にできるのは、ただ、ご遺族がどんなに悔しい思いでいらっしゃるかと、お気の毒だと、心より同情申し上げることだけ。
亡くなられたお子様のご冥福をお祈り申し上げます。

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7月

曇り。雨は降らないらしい。

図書室に行って文献をコピーして、仕事をしようとしたら電話、電話、電話。
午後から法律相談が入っていたので、仕方なく仕事をあきらめて出かける。
3時間で6件。
借金がらみの相談が多いのだが、破産するのも再生するのも整理するのも困難、という事案ばかりが続くと、くらくらしてくる。その他控訴審で弁護士をつけたいという方が来られるが既に弁護士がついている。何があったのか尋ねてもわからないと仰るので、まずその弁護士に説明を聞いてくるよう答える。

事務所に戻ると、留守中に電話、電話、電話・・・。
お返事の電話をしているとその間にまた電話・・・・・。

アマゾンで購入したフルトヴェングラーのワーグナーと佐々淳行先生の「後藤田正晴と一二人の総理たち」が届いている。
週末が楽しみ・・・と思ったけれど、今週の土曜も午前相続事件打ち合わせ、12時に集合して1時から欠陥住宅の相談会。

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