« 大阪チームの活躍 | Main | 他社の動向 »

先日付振込と差押え

晴れ。真夏日。街が過剰に吸い込んだ水分をどんどん蒸発させるような日差しと風。

とりあえず訴状が一段落したので、最高裁の新しい判例でも見ようかと裁判所のHPを開ける。
新しいHPになってから使いにくいことこのうえない。
おもしろそうな判決だからコピーしておこうと思っても、PDFだし、打ち出しても頭書部分がないから番号と日付は手書きで入れないといけないし、とにかくめんどくさい。

第三債務者が銀行に先日付で振り込み依頼をした後に仮差押え通知が届いたら、普通は支払い済みと考えるのではないだろうか。
東京高裁は、そのように考えて債務が存在しないとした回答を認めたが、最高裁は、銀行に依頼して組戻しができるから、なお支払うかどうかの決定権は第三債務者にある、とした。銀行に組戻し依頼をすることができないような事情があれば別だけど、というわけで差し戻し。
事案が退職金で、かなりの金額だからこういう争いになったのかもしれないが、組戻しには手数料もかかるし、大勢の従業員を抱えている会社が、給料の支払い手続を終えた後に差押え通知が届いたら、組戻し手続をしないといけないというのもどうかなと思う。
給料の場合は、退職しない限り、回収が1か月延びるだけだから、どっちにしてもたいしたことはないか。

従前、振込手続終了後に差押えが来たという事案に対しては、来月分から供託してください、と答えていたが、これからは、法律的には可能であれば組戻しをすべきとされていますが、手間なので、来月分から支払うと回答してもたいしたことにはならないでしょう、という回答になるのかな?


|

« 大阪チームの活躍 | Main | 他社の動向 »

「法律」カテゴリの記事

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




« 大阪チームの活躍 | Main | 他社の動向 »