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過払い金返還等について

昨日自由と正義を読んでいると、公設事務所に赴任した弁護士が過払い金返還実務の説明の講演をして回ったという記事があり、そう言えば過払い金をサラ金から取り戻すことができるという一般論が新聞記事になっても、具体的に過払い金を取り戻すためにはどうすればよいのかを説明しなければ一歩踏み出すことができないのではないかと思いました。

過払いになっているかどうかを知るためには、最初に借りてから現在までの取り引き(借りて、返しての繰り返し)を利息制限法に引き直して計算する必要があります。
そのため、正確な計算には、過去の取り引き履歴を入手する必要があるのですが、おおざっぱにいえば、7年以上サラ金とおつきあいがあれば、過払いとなっていることが多いようです。
おつきあいが3年や4年では過払いとなっていないと思われますが、利息制限法で引き直しをすると、債務額は少なくなります。
また、7年以上おつきあいがあっても、最近借り入れ枠を拡大してまとまった額を借りた、というような事情があれば、過払いとなっていないことが多いです。

サラ金とのおつきあいの長さを目安にして、過払いになっている可能性がある、又は返済額を減らしたいと考えたときには、最寄りの弁護士会相談課で弁護士の紹介を受けてください。
ただし、弁護士が介入して利息制限法に引き直しをすると、サラ金から金を借りることができなくなりますので、今後もサラ金とおつきあいしたいと考えている場合には、お薦めしません。

弁護士費用ですが、大阪弁護士会相談課の審査基準では、着手金は、債権者2人以内5万円以下、債権者3人以上は債権者1件あたり2万円以下となっています。
報酬金は結果に応じて場合分けされているので、詳しくは委任した弁護士に尋ねてください。

それから話は変わりますが、先日、扶助協会にたどりつくまでにあちこち相談して大変でした、という話を聞きました。
弁護士費用がないために破産できない、と考えている場合には、お近くの法律扶助協会または、弁護士会相談課に扶助で破産したいと相談してください。
扶助協会の審査基準をクリアしていれば、15万円くらいの費用を扶助協会が建て替え、それを毎月1万円ずつ程度の分割弁済となります。


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