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内縁最高裁判決

晴れ。
午前堺支部、午後某市役所。3時間で8人。水面で酸素を求めてぱくぱくしている金魚の気分。次々現れる相談者と話しをし続けていると頭がくらくらする。その後会派幹事会で先日の民訴シンポジウムの傍聴報告。

代理母の外国判決承認で驚いていたら、実の母が娘の卵子で出産とのニュース。
臓器移植と生殖医療はやはり似ている。技術がある限り、それを利用して何が悪い、ということか。

JR西事故被害者交際女性が自殺とのニュース。
内縁関係はかなり婚姻に近づけた解釈で運用されているが、相続に関しては、内縁と婚姻とははっきりと区別されている。
JR西が彼女を遺族として扱わなかったとのことだが、彼女に相続の権利を認めると、被害者の親族がとの関係で問題が生じる。法律が同居人に相続を認めていないのだから、JR西が彼女を交渉相手としなかったのは当然のように思われる。

内縁関係の最近の最高裁判決。
刑法244条1項は、内縁の配偶者には類推適用されない。(最高裁平成18年8月30日判決)。
配偶者、直系血族又は同居の親族の間で窃盗をしても刑は免除される(244条)のだが、内縁の配偶者が窃盗をした場合には、刑は免除されないとのこと。
法は家庭に入らず、というのが立法趣旨なら、内縁だって家庭には違いないと思うのだけれど、刑の必要的免除だから、免除される範囲を明確にしておく必要があるとの理屈がつけられている。
刑罰を受ける行為を明確にしておく必要がある、というのならわかるのだけれど、刑罰を免除される範囲を明確にしておく必要がある、というのがよくわからない。
刑罰を免除する方向なのだから、多少曖昧でもかまわないように思うのけれど?

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