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行政事件訴訟法講義(水野先生)

晴れ。日差しは暖かいが空気は冷たい。

水野先生行政事件訴訟法講演。藤原猛爾先生とのコラボ企画。
行政事件訴訟法なんて、以前なら見ただけで拒絶反応を起こしていたが、今回講演を聴きながら全く抵抗感がなくなっているのに気づく。本町塾のおかげとH先生に感謝する。
水野先生ならではの法律改正時の議論の説明もあり興味深い。司法制度改革で唯一成功した分野か。小泉さんにこういう功績があったと初めて知った。
東京地裁の国旗・国歌判決にも言及され、この判決を批判する人には、ちゃんと読めと言っている、国旗・国歌を否定しているのではなく、職務命令に基づく行政処分がいけないと言っているだけだ、との解説を聞いて、私の読み方が間違っていなかったと嬉しくなる。

藤原先生からはアマミノクロウサギ訴訟の解説。アマミノクロウサギを原告にしたというセンセーショナルな出来事は知っていたが、内容は今回初めて知った。
クロウサギの生息地にゴルフ場を開発し、そこに至る道路をつけようというもの。
ゴルフ場?なんでこんな場所に。業者はクロウサギの棲息を調べるようにと行政から言われて棲息していないとの調査報告書を出したとのこと。どうしてそんなことがまかり通ったのだろう?
裁判ではゴルフ場開発は違法との見解が示されたが、原告適格がないということで棄却されたとのこと。
普通に考えれば、行政がゴルフ場の開発を許可しないというのが筋で、行政が機能していないのなら、司法が差し止めをしなければならないはずだが、そのルートが法律上存在しないというのはおかしい。
消費者契約法では団体訴訟が導入されたが、行政訴訟でも同様の立法は考えられないのだろうか?


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