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学納金返還訴訟判決(医学部)

曇り後雨。やや寒い。
昨夜事務所のビルを一歩出たところで司法支援センターの所長にばったり出会い、センターの忘年会の二次会に誘われる。
センターの職員は会及び扶助協会からの出向が多いようだ。センターの事務所は会館の地下にあるのだが、居心地は地上階よりよいとのこと。
 
学納金訴訟最高裁判決(医学部)の判決文を読む。
授業料等の不返還特約は著しく合理性を欠くと認められるものでない限り公序良俗に反するものとはいえないというべき、とのこと。つまり、通常の授業料であれば返さなくてよい。
返還を命じていた原審(大阪高裁)判決破棄。
通常の授業料といっても、医学部なので600万円余りと高額。
定員が厳しく定められていること、欠員が生じた場合に大学に生ずる損失が多額になること、不返還特約が大学選択の自由を過度に制約し、学生の著しい不利益において大学が過大な利益を得ることにるような著しく合理性を欠くものとまでは認めがたい、というのが理由となっている。
滝井裁判官の反対意見付き。
他学部との均衡や、欠員が補充できたかどうかで返還するしないが分かれるというのもどうかと思うので多数意見でよいと思うが、個別事情を見つめた滝井先生のご意見も魅力がある。
司法はどうあるべきか、を考えさせられる。

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