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滝井先生新春講演

晴れ。少し寒い。

滝井先生新春講演。最高裁の思い出というより激戦体験記を語られる。
15名の裁判官に対し年間1万件の事件が来る場所で、1日に12時間働いても、ということだった。
滝井先生は終始にこやかでごく率直に語られる。
弁護士に対する苦言が多いが、滝井先生が語られると嫌みがない。
上告理由書は20頁から30頁もあれば言いたいことは十分に書けるでしょう、500頁もの理由書を読んで上告に理由がないことがわかったときは徒労感が残りました、と言われると、素直にそうだろうなあ、と思える。
事案の検討にとても時間をかけている、検討した内容を理由に書きたいが、丁寧に書けばそれを逆手にとるような対応をされるので、書きすぎにも注意をしなければならなかったとのこと。
保険事故の偶然性の立証責任に関して、生保の加算金の場合と火災保険とでは違うという説明をするために、丁寧に理由を書くと、今度は火災保険と車両事故は違うという主張が出てきてしまったというご経験に基づくものとのこと。
上告する側は必死で理由を探すから、最高裁の文言を自分に都合のよいように解釈するのは仕方がないことだけれど、言われた側からすると、親切があだとなったということか。

滝井先生を他会にとられないよう再登録の申し出を受けて急いで再登録をしたとの冗談が会の挨拶で出ていた。
滝井先生の笑顔を見ていると大阪に戻って来られてうれしいいう思いが湧いてくる。

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