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修習制度の変容

晴れ。春らしいお天気。梅はずいぶん散ってしまった。

会報2月号の特集は「変わりゆく司法修習制度1」。文字で読んでも制度がどうなったのかわかりにくいせいか、資料図がついている。が、図を見てもよくわからない。まるでパズルのようだ。賢い人達が知恵をしぼってやりくりした結果なんだから、多分これでなんとか回ってゆくのだろう。
やりくりって何を、というと、人的物的設備。
司法研修所の教室数、教室の広さ、机と椅子の数、講堂の広さ、すべてに限界がある。
実務修習での受け入れ庁にだって部屋の広さに限界があり、裁判所は修習生一人当たりの机の幅を狭くすることで場所のやりくりをなさったと書いてある。
裁判傍聴をするにしても、法廷の広さには限界があるので、友人の目撃談によれば、修習生が法廷内に入りきらず、傍聴席で修習していたとのこと。
弁護士会では、指導担当の弁護士の資格を経験年数で定めていたのだが、その規定に従うと数が確保できなることが予想されるので、規定の見直しをする必要があるだろうとのこと。
司法研修所はと言うと、全員を一堂に集める合同修習は物理的に不可能となり、2グループに分け、集める時期をずらされるとのこと。

涙ぐましい努力によって、人的物的設備はかろうじて確保できるとしても、かろうじて確保された制度で修習する修習生はお気の毒だ。
しかも東京、大阪、名古屋で就職難で、就職活動が大変で落ち着いて勉強している場合じゃない、という声もあると聞く。

宮内さんが、3000人でも足りないと言ったときには、法曹の質の確保なんて全く頭になかったんだろうなあ。
いや、もしかしたらものすごくきちんと考えていて、自分のような金持ちは優秀なのを確保できるから制度をどういじっても大丈夫で、自分の会社を訴える消費者には優秀でない弁護士がつく確率が高くなるようにとか皮算用していたのだろうか。
宮内さんにこの国の将来にわたる正義、この国の未来のありようを託していた小泉さんの度胸ってたいしたものだとつくづく思う。

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