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先物取引勧誘の手口

晴れ。コートがいらないくらいの陽気。

『先物取引被害の救済』(民事法研究会)の中に、先物被害者から依頼を受けた弁護士が、たまたま相手方の先物取引会社から取引を勧誘され、勉強のつもりで勧誘の話を聞いているうちに被害にあった、という例が記載されていた。
そのときの勧誘文句として「すでに利が乗っている玉があります」と言われた、と書いてある。

・・・何のことだろう?
「今が底です。確実に上がります」とか、「今しなければ損だ」、とか、「昨日私の言うとおりにしていればこれだけ儲かっていたのに」、とか、そういう台詞ならわかるけれど、取引前から利が乗っている玉って?

ずっと不思議に思っていたのだか、先物被害にあった人から話を聞いて、ああこれのことかとようやくわかった。
先物取引会社の従業員から、「○○の建玉で利益が生じています、いくら証拠金を出せますか、数日で証拠金に利益をつけてお返しします」と言われて金を渡したら、2日で証拠金と利益金を渡してくれ、その直後に、また同じようにして利益を出しませんかと誘われ、同じ金額の証拠金を渡すと、今度はどんどん取引を拡大されて大きな損失が発生したというもの。
適法な取引を前提にするから利が乗った玉の意味がわからなかったんだ。
まっとうな取引ではないと気づいていても、労せず危険もなくちょっとしたお小遣いが手に入ると言われて、断ることのできる人はどれだけいるだろうか?
まっとうでない取引で儲けさせてくれる人ってとっても危険だということに思い至ればよいのだけれど。

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