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実務研修会(知財)

雨。NHKのプロフェッショナルで吉田都さん。鋼のような強靱な足と脚にはただただ驚いてしまう。白鳥ってこんなに美しく切なかったのか。

法律実務研究会連続研修「知的財産法」。講師は平野和宏先生。平野先生には、友新会不正競争防止法研究会でもご指導いただいている。
まず勉強法。知財は特許法から入るのがよいとのこと。
意匠・商標は類似性の判断がむつかしいが、その点特許は公報が手がかりとなるとのご説明。
修習生のとき、知財部研修で、「おーいお茶」と「おいしいお茶」が並べてあったのを思い出す。ひと目見たらよく似ている。よく見たら違う。

知財の研修では、特許公報の説明に入るあたりで見るのが嫌になってくるのだが、平野先生が準備された資料は冷凍苺の中にアイスクリームを充填した商品の特許。
苺の中にアイスクリームが入ったものなら通販の写真で見たことがある。
親しみ易い素材で、争われている特許の内容も寒天を使用するとか、ゼラチンを使用したらどうか、生クリームとアイスクリームで違いがあるのかといったもので、(個人的に?)興味をひく。
研修の内容がとてもわかりやすく面白かったので、事務所に戻って素材となった元の判決文を検索して読んでみた。
素材が寒天かゼラチンかが特許の要素ではなく、冷凍苺の中にアイスクリームが充填してあるのが要素だとすると、原告の特許以前から冷凍苺の中に生クリーム等を入れた類似品があるので、特許は無効だし、素材の寒天が要素であるなら、被告の商品は寒天ではなくゼラチンを使用しているので、侵害にならない。
特許法の理屈はともかく、アイスクリームだと信じていたものが、寒天入りとかゼラチン入りとかいうことがわかり、なぜかちょっとがっかりした。


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