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家裁での訴訟

曇り、というのかな。青空に大きな白い雲がいっぱい。

昨日は滝のような雨の中を歩く、に始まって、午後のお出かけでも(PCBと思しきもののが管理下にあることが判明するなどなど)種々悲しい出来事があったのだが、今日は別の日、と気をとりなおす。

依頼人から先日届いたメールの内容からすると、どうやら相手方とは話し合いができないらしいとわかり、訴訟に戻るだろうとあまり期待せずに和解期日に出頭する。
と、前回と相手方の要求内容が変わっていて、期日間に依頼人に直接要求したこととも違う。
細かい条件をつめていないことから、相手方代理人も成立は望み薄だと思っているようだ。
依頼人は早い解決を望んでいるし、私もできる限りその希望に添いたいが、のめる内容とのめない内容があるしなあ・・・。
やっぱりだめだったかと思ったのだが、担当の裁判官は事件の内容の把握に熱心で手際がよい。裁判所の斡旋により、急転直下次回期日に解決しそうな雰囲気となる。
家裁でこんなに手際よく熱心に和解の斡旋をしていただけるとは知らなかった。
依頼人の顔も明るくなったし、私もとても嬉しい。


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続高校生模擬裁判選手権

雨、というか今はうっすらと晴れてきているのだが、やむを得ない事情で外を歩いていた午前の数分間は滝の中をくぐり抜けているみたいだった。10分前に建物に到着している人達はそんなに降ってますか状態で、20分後に建物を出たときには、あがりかけの小雨だった。
午後から別の現場に出かけなければならないのに、事務所に帰ってティッシュを突っ込んだ靴はまだ濡れている。
それでもこの季節の雨は嫌いじゃない。

昨日思いついて母校の先生をしている高校の同級生に、高校生模擬裁判選手権のことを連絡したら、早速返事が返ってきた。
学校で興味のある教師や生徒に観戦の希望を聞いてみるとのこと。
校長先生は、法学部の先輩にあたり、私が高校生のときに法廷傍聴に大阪地裁に連れて行ってもらった記憶がある。
今から思えば流行の先取のような課外授業だった。刑事法廷で、覚せい剤の事件だったことを今でも覚えている。ペリーメイスンシリーズの愛読者だった私はこれが刑事法廷か、と興味津々だったっけ。

・・・・ということは、後輩の中から観戦希望者が出たら、やっぱり協力しなくちゃいけないかな?

選手権は平成19年8月18日開催。観戦無料。観戦申込先日弁連。大阪会場は大阪弁護士会館。
大阪での参加は4校。香川県立高松北高等学校、京都教育大学附属高等学校、立命館宇治高等学校、大阪教育大学附属高等学校天王寺校舎。各校から弁護人チームと検察官チームの両方を出す。両方のチームを出させるのは、多面的な考え方を引き出すのが目的のようだ。
出場者はいずれも法教育に熱心な学校とのこと。他校の学生がどういうレベルで議論をするのかを見るのも高校生にとってよい刺激になるだろう。
なお、観戦者が多ければ、観戦者の中から裁判員役を募ることになるかもしれないとのこと。
観戦する学生がそういう形で参加できればなおよいだろうと期待してしまう。

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高校生模擬裁判選手権

晴れ。昼に会館までランチタイムコンサートを聴きに行く。
モーツァルトの弦楽四重奏。
修習生数名がロビーで声高に談笑している以外はとても良いコンサート。
ベビーカーのお母さんたちや車いすの方も聴きに来られている。

昨日の会と記者クラブとの懇談会で、担当副会長から高校生模擬裁判選手権の説明がなされた。
会からすれば、こんな企画がある、ということを説明しているのだが、記者クラブの側からすれば、いまひとつピントが定まらないプレゼンに見えているのではないかとはらはらする。
何を目的として開催しているのか、世間にどうアピールしたいのかをもっとはっきり説明した方がよくはないだろうか。

クラブからは種々質問が出る。
裁判員制度を教えるためなら弁護人役と検察官役ではだめで、裁判員役が必要なんじゃないかとか、この企画なら大会当日の取材をしても何もおもしろくない、準備段階の取材の方が面白いなどと、なかなか厳しい。

今回の記者クラブ懇談会もだめだったのかなあと心配していたら、読売の朝刊に割合大きな囲み記事を書いていただいているのを発見した。
内容が上手にまとめてあり、こんな発表だったっけとちょっとびっくりした。
プロのお仕事だなあ。

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会館ランチタイムコンサートご案内

5月29日大阪弁護士会館でランチタイムコンサートが開催されます。
参加無料。事前申し込み不要。
12時から45分間ロビーにて演奏予定。
演奏 アンサンブル・ルペガーズ

こんな企画があったのを今日広報委員会に行くまで知らなかった・・・・。
他の皆さんはご存知だったのだろうか?

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穏やかな町の穏やかな出来事

晴れ。日差しが強い。

破産した会社が有していた約束手形の支払期日を見たら2週間くらい前。
支払い呈示をしていない。おそらく申し立てをしたら、後は財産の保全行為もしないと決めたのだろう。
こんなときはどうするのだろうかと調べてみたら、支払期日を過ぎても振出人が同意すれば交換に回すことができるとなっている。それでよいか銀行に問い合わせをしたところ、こんなときは約束手形を返して同額の小切手を受け取るのがよいとのこと。

破産した会社の債務者にごねられた経験は多い。破産会社の代表者が、この取引先はごねるような人ではない、気持ちよく取引をする人だと言っていても、なぜか連絡してみると破産した会社に支払いをする必要はないと独自の理屈を振りかざされることがままある。
しかも今回は、約束手形を受け取っていながら、支払期日に呈示していないという過失がある。

おそるおそる電話をかけて、御社が振り出した約束手形を破産会社が保有しているのだが、支払期日が過ぎているので、小切手と交換してもらえないだろうかと言ったところ、こちらで事実関係を調べて折り返し電話をすると言われ、折り返しの電話で、小切手と交換するので、手形を持ってくるようにとのことだった。

早速教えられた事務所を訪ねて行くと、こぢんまりした事務所で商談中の社長と思しき人が対応してくださった。
これが良識ある人の普通の対応なのかもしれない。
けど、良識どころか、売買代金を支払ってもらうのに督促手続や訴訟を必要とする事態が破産事件ではごく普通に起きているだけに、この対応はとてもありがたかった。
丁寧に礼を言って帰る。

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知財と独占禁止法の関係

雨。一日雨らしい。

前回の独占禁止法研究会では知財研と合同で「知的財産の利用に関する独占禁止法上の指針」(原案)に対する検討がなされた。
独占禁止法21条では適用除外として、知的財産法による権利行使が挙げられており、著作権法、特許法、実用新案法、意匠法または商標法による権利の行使と認められる行為には独禁法を適用しない、とされている。
知財法というのは、たとえば新規性のある発明をした人には特許権を付与してその技術の私的独占を認めようという制度だから、独禁法との関係が問題となる。
緊張対立関係にある制度のようにも見えるが、いずれの制度もともに公正な競争を促進することを目的としているのだから、協調補完関係にあるとも考えられる。
今回の原案は、平成11年に「特許ノウハウライセンス契約に関する独占禁止法上の指針」のバージョンアップ版とのこと。

ガイドラインにでてくる「横取り行為」の用語は適切なのか、この用語自体が既に評価が入っているのではないのか、といった問題や、パテントプールに参加している事業者の一部が他の参加者に知らせることなくプールの管理者から技術を買い取る行為は知財の権利行使とされない場合がある、と書いてあるが、他の参加者に事前告知をすることにどんな意味があるのか、という問題などが指摘される。

聞いているとそうかな、と思うのだけれど、その場で初めてガイドラインの原案を見て、報告者の報告を聞くという状態だったものだから、そうかな、というところから先になんの思考も沸いてこない。

知財制度の趣旨を逸脱し、権利の行使と認められない行為であって、かつ一定の取引に関する競争を実質的に制限する場合には私的独占に該当することになる、という当然のことは書いてあるが、具体例に乏しく、何がそれに該当するかがよくわからないという根本的な指摘もなされる。
なるほど、読んでもよくわからないのは私の勉強不足のせいではなくてガイドラインのせいだったのか・・・・・?
興味のある方は、こちら

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準安全って何?

晴れ。気温は上がるらしい。

アメリカ産牛肉が準安全という記事で、松岡農水大臣はアメリカから要請があれば協議に応じると書いてあり、他方、塩崎官房長官は直ちに輸入条件は変更しないと書いてある。
随分印象は違うけれどニュアンスが違うだけなのかなあ。
いずれにしても安全と準安全があって、というか、その二種類しかないなら(危険というランクはあるけれど、その認定国はないとのこと)、「安全」と「危険」と言っているのと同じじゃないの?
安全と認定されたものがあるのに、わざわざ「準安全」のものを食べようという人の気がしれない。
こういう人は、中国産野菜でもへっちゃらなのかもしれないし、ここまでくればそれで病気になっても(みんなで支えている)保険なんて使わないで自分の金で医者にかかってね、としか言いようがない。
そうだ、生命保険会社が、米国産牛肉好きの人のために、狂牛病医療保険なんて売り出したらどうだろう。
某牛丼屋さんのレジに申込書を置いておけば結構流行るかも。

農水大臣は、水道水も飲めないほど食物に気を配っていらっしゃるらしいのに、自分が食べさえしなければどのような危険な物が食品として国内で出回っていても平気ということかな。小泉さんは、食べたくない人は食べなきゃいい、と言って、どうやらご自身も食べたくなかったようで、国民の前で食べてみせるというパフォーマンスはついにしてくださらなかったけれど、松岡さんは食べてみせてくれるのかな?
潜伏期間を考えると、大臣が食べても食べなくても、単なるパフォーマンス以上の意味はないけどね。
潜伏期間より余命が短いと自信があるお年寄りが食べるのは勝手だけれど、子ども達の給食に、米国産牛肉を使うのはやめてね。

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大阪高裁での無罪事件の報告書を読んで

曇り。窓を開けると風が心地よいが、御堂筋の騒音も一緒に入ってくる。悩ましいところ。

青法協の大阪支部ニュース297号にO先生が大阪高裁で無罪を勝ち取った報告が記載されている。
捜査は大阪地検特捜部。
詐欺の事案で、「自白の押しつけの典型」(大阪高裁)だそうで、この報告書を読むと、大阪地検特捜部は何をしていたのか、というのと、大阪地裁の裁判官は何を考えていたのか、というのが不思議。

友人から借金の申し込みを受けた会社の取締役が自分の会社の小切手を持ち出して友人に渡し、会社に必要だからと契約書を書かせたという事案。
確かに小切手を受け取った方も、何かおかしいと思わなかったのかとは思うが、その後、小切手を受け取った人が詐欺で起訴され、小切手を持ち出して渡した当の取締役が証人として出廷し、被告人に騙されて契約書を作成させられたと証言したらしい。
なお、証言の内容は不合理で、社長の説明とも食い違っていたとのこと。

裁判所は若い裁判官たちに、思い切って判決しろ、間違いは高裁で訂正する、と言っているとどこかで読んだが、それにしても思い切って有罪にねえ。
裁判所の指導の意図するところは逆じゃないのかと思う。有罪との心証がとりきれなければ無罪判決を出したらよいということじゃないのだろうか?
無罪を出したら将来に障るんじゃないかとか、大阪地検の特捜部との関係を悪くしたくないとか、余計な考慮が裁判官の脳裏をよぎったなどとは考えたくないけれど。


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生駒市長さん

晴れ。初夏の陽気。

先日生駒市長の山下さんのことを思い出していたら、今月号の「自由と正義」のエッセイは山下市長だった。
報道されている限りでは、ややこしい議会議長なんかがいて、今までのご苦労は大変だっただろうし、現状だってとても大変だと思う。
でもエッセイは明るく、市長職のやりがい、地方自治への希望などが語られている。報道されていることを知らなければ、泥沼のようになっている市政の立て直し中だなんてわからない。
公人であることからのプライバシーのなさや、土日も挨拶や講演、会議などで丸一日休めない、理屈の通じない金と権力の世界で説得を続ける徒労感などが書いてあるが、その反面、やりがいの大きさ、政治の力が市民を幸福にすることへの希望が語られている。

昔、同じようなことを言った市長さんがいたのを思い出した。
メリルリンチのエグゼクティブだった山陰地方の市長さんだったと思う。証券会社にいたときには1日に目の前を通り過ぎる金額が市の年間予算とほぼ同じだ、だけど、その数字の持つ意味は全く違う。市の予算は、市民を幸福にするための金だ、というような内容だった。

政治が夢や理想を語らなくて誰が語るんだって感じの心意気。日本全国の市長さんがんばれ。

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法律相談企画(広報委員会)

晴れ。予報ほど気温は高くない感じ。
中年音楽狂さん推薦のCDをアマゾンで購入したと書いたら、そのCD(輸入版?)は高価だから、キャンセルして同じ内容の日本版を注文しなおしたらよいとのアドバイスを受ける。こまめなフォローというか、なんてめんどうみがよいのだろう。

広報委員会では憲法の日の無料法律相談や法の日の無料法律相談と講演会を今後も継続するかどうかが議題となっていた。
今まで大阪府と大阪市から補助金各17万円が出ていたが、これがなくなるとのこと。
市役所の法律相談だともともと無料だし、司法支援センターの法律相談も無料だし、弁護士会だってサラ金相談は普段から無料にしているから、法の日の無料相談というのはあまりインパクトがないかもしれない。
相談件数の一覧表を見ても、5月12日のセンターでの相談は19件にすぎない。なんばで13件だから、合計しても32件。

休日に弁護士を動員し、弁護士が支払っている会費から予算を支出しての活動なんだから、何かもっと広く市民のお役にたつ企画にしたいなあ。
それにしても司法支援センターと弁護士会との棲み分けがよくわからない。
もともと弁護士がほとんど存在しなかった場所に作るならともかく、従前から活動している場所に新たに設置するのは無駄じゃないかと思う。その分過疎地に回した方がよいのでは?


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愛知立てこもり事件に対する佐々先生のコメントを読んで

愛知県の立てこもり事件に対する佐々淳行先生のコメントです。
私のような素人が口を出すのはどうかと控えておりましたが、このコメントを読んで愛知県警に対する怒りを代弁していただいたような気がします。

どうして高圧放水車を使用しなかったのか。あの装備の貧弱さは何だ。これが日本の警察か。警察官の命を何と考えているのか。そのあげくに我々国民は一人の前途有望な青年警察官を失ってしまったのだ。
一人の立派な青年を育てるのに、どれほどの人手と愛情と時間がかかると思っているのだ。
佐々先生は、死刑と仰っているが、あのくずのような男を死刑にしたところで、亡くなられた方は戻らない。
できることなら時間を巻き戻してほしい。
悪夢のような一瞬を消し去ってもらいたい。あってはならないことが起きてしまったのだ。

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裁判官の爆笑お言葉集

晴れ。雨はさっと通り過ぎたらしい。風がやや冷たい。

『裁判官の爆笑お言葉集』を買う。ただで、というか、好むと好まざるとにかかわらず仕事でお言葉を聞いているのに、わざわざお金を出して買うか、と自分でも思う。それでも買ったのは書店で一番売れている本と書いてあったから、ではなく、お言葉の主の氏名が記載してあり、上垣部長や杉田裁判官のお名前を見つけたので、つい買ってしまった。

読んでみると大半は報道されたものを集めたらしく、既に新聞等で知っていたものが多い。
タイトルの「爆笑」は趣味が悪い。売れさえすればという姿勢がにじみでている。さすがは幻冬舎というかやっぱり幻冬舎というところか。
読んでいると一つ一つの事件の重さと、言葉の重さに気分が滅入ってくる。

誰かが言わなくてはならないことを引き受けているという感が強い。極めて「父的」な言葉が羅列されている。
もっとも、12月22日にヤミ金業者に「ディケンズの『クリスマスキャロル』を知っていますか」にはちょっとなあ、と思う。多分ヤミ金さんはディケンズなんて知らないと思う。
話者と聞き手の教養の差というか、人を見て法を説け、という格言を思い出してしまった(ヤミ金さん、ディケンズを知っていたらごめんなさい)。


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本町塾(地方自治法)給与等

曇り。雨になるかと思ったけど降らないみたい。涼しい。

本町塾では地方自治法第8章の給与その他の給付に入る。
公務員も労働者だからごく普通に働いてごく普通に労働の対価である給料を受け取ることに何の問題もないはずなのに、なぜかこのあたりが事件になるらしい。
互助組合はヤミ給与か問題。
退職時に階級をあげて退職金を多くする慣行問題。
それに読むだけでうんざりするほど多種多様な手当。
たとえば御堂筋線は他の線より車両が長くて運転がむつかしい手当問題とか、税金の徴収は危険だから手当、でついでに内勤者にもなぜか同じだけ手当がでる問題とか、車いすの人をエレベーターか何かに乗せる手当問題とか。
このあたりになると笑っていいのか、笑っていてはいけないのかよくわからないけど、納税者の一人としては真摯に取り組むべき・・・ではなく、税金から議員さんに報酬を支払っているのだから、議員さんに真摯に取り組めと言うべきだと思う。
でも議員さんや首長には逮捕されたときに給料を支払ってよいか問題もあるから・・・・(^^;)

今回の知っておくとプロっぽい用語豆知識は、異議、審査請求、再度の審査請求。
これを間違えて使うとお役人様から馬鹿にされるとのこと。
異議は処分庁に対するもの。審査請求は上級行政庁に対するもの。再審査請求は、そのもう一つ上の上級行政庁に対するもの。

以前何かの講演で、税務署を相手に交渉するときには、本人が窓口に行くのがよいというのを聞いたことがある。
税務署は嫌われている役所であることを自覚しているから(?)窓口に来た人にとても親切にするし、なるべく本人に有利に解釈してあげようとするが、弁護士が行くと警戒するし、行政庁限りでは本人に有利な解釈をとっていても、裁判になるとメンツがあるから譲らなくなるというような内容だったと思う。

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大阪人のソース

曇り。朝は雷雨で、これからどんどんお天気が回復するらしい。
新聞を見てHOYAとペンタックスが落ち着いたみたいだと思っていたら、今度はブルドッグソース。ところでサッポロはどうなっているのだろうか?
それにしてもこれだけお騒がせのファンドなら、グリーンメーラーだとの主張が裁判所で通らないかなと思う。実績もおありのようだし。

ところでブルドッグってどこのソースだろう。子どものころからソースはイカリってすり込まれているから、ラベルに犬の絵が書いてあっても引いてしまう。イカリソースの事件のときはなんとも悲しい気持ちになってしまった。と言いながらブルドッグの会社概要を見ると、なんとイカリソースの関連会社となっている!そうか、あの事件の後始末はこういうことになっていたのか・・・・。
そういえば亡国イージスの暗号名はアンカーとアンカーケーブルだったっけ・・・。
そして今度は外資のスティールが。

今時の経営者は本当に大変だなあ。
それにしても、と思う。サッポロにしても、イカリにしても、阪神にしても、消費者にとっては大切な大切なブランドだったのだ。
それを経営者が勝手なことしてつぶしてしまったり、ファンドのマネーゲームの対象にしたりするのはやめてほしい。
本業をきちんと守り、よい商品を提供することに経営者が専念できるような社会であってほしい。

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合格レベルと合格倍率の関係?

曇り。風が爽やかな日。
生駒市の住民票を見ると、市長の名が「山下 真」。山下さんが市長さんだからそう書いてあるのは当然なんだけれど、山下さんが市長さんになったとの認識に実感が伴った。過労死の事件でご一緒したのは随分以前のことになる。
中学か高校のころに読んだアイザックアジモフのファウンデーションシリーズの最初の章のタイトルは「市長」じゃなかったっけ。
それ以来「市長」という響きに憧れと尊敬の念を抱いていたが、山下さんはそのイメージに近いと思う。

今年の新司法試験で121人が法科大学院の修了ができなかったせいか受験できないとの記事。
法科大学院修了者は合格レベルに達しているとの前提だが、合格率は40%と予想されている。
合格レベルと合格率との関係がいまひとつよくわからない。
合格率40%なら、卒業生の過半数が合格しないわけで、それでも合格レベルと大学院が認定したというのなら、大学院の事実認識がおかしいのでは?
自分のところの大学院で教えられるのはこれが精一杯です、ということと、客観的な合格レベルとは違うと思う、というか、客観的に合格できない人を合格レベルと本人に告げて卒業させるのはどうかと思う。
試験だから、実力があっても落ちることはあると思う。
だから、1.1倍とかその程度の倍率ならしのぎを削ってとか伯仲した実力の中で、というのはわかるけれど、40%の合格率で全員合格レベルと言われても・・・?

法科大学院がきちんとした教育をしたって、学生さんが当初予定していた年限で合格レベルに達するとは限らないから、そういう学生は修了させずにもう1年指導するというのが責任のある態度だと思う。
合格するかどうかわからないけれど、うちが教えることができるのはこれが精一杯だから卒業してくれというなら、お金払って人生の数年をそこで過ごすのがもったいない。
・・・・もしかしたら世の中には本音と建て前があって、修了者は合格レベルという言葉を真に受けている私の事実認識が甘いのかな?

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お医者さんの責任(最高裁平成19年3月26日)

晴れ。美しい新緑の季節。
中学校の同窓会MLで友人のブログを知る。
中年音楽狂日記
変わらないねえ。あまりに変わっていないのにびっくりしてしまう。
本業はEコマースのビジネスモデルの開発か何かだと思うんだけど。
それはともかくブログで紹介されていたジャズCDを早速アマゾンに注文する。
アマゾン検索がブログ内に置いてあり便利。

患者を取り違えた麻酔科のお医者さんに対する最高裁判決(平成19年3月26日)。
5年目の麻酔科の女医さんが、手術開始前に本人に○○さんと呼びかけると返事があり、それでも他のさまざまな点から患者が違っているのではないかと疑い、その都度看護婦に確認したり、他の医師に確認したりしても誰も明確に答えず、主治医にも患者が違ってないか見てほしいと言ってみてもらったが明確な答えがなく、さらに不安になって病棟に電話して患者が病棟に残っていないか確認したが手術室に行ったとの答えが返ってきて、ついに手術を実施してしまったので、業務上過失傷害罪が成立するとされた事件。
裁判所は、被告人は努力はしたが、疑った以上はなんとかしろという意見。
公立大学附属病院で5年目の麻酔科の女医さんにこれ以上何ができたと言うのだろう。

以前、大阪大学LSのシンポジウムでお医者さんの講演を聴いたときには、患者取り違えで医者が長期間裁判に関わるのは可哀想だ、彼らの責任ではない、一つ5円のビニールの名札をつけた腕輪を患者につけていさえすれば防ぐことのできるミスだ。
これは病院のシステムの責任で、個々の医師の責任ではないと思う、とのことだった。
それでなくても、お医者さんたちには、司法は医師の置かれている状況を十分に認識していないし、不公平だとの意識があるように思うのに、今回のような判決が出たら、ますますお医者さんたちの司法に対する信頼が薄らぎそうで心配になる。
本当にこのケースで、この麻酔科の医師に業務上過失傷害罪が成立するのだろうか?
それとも彼女を有罪にすれば、それで今後の再発防止に効果があるとでも思っているのだろうか。

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試験の公平性

薄曇り。風が心地よい。
朝方択一試験を受験している夢を見て目が覚める。会場がうるさくて困っている夢だったが、そういえば関大の会場は楽器の練習をしている音がしていたりしてうるさかったっけ。
校舎を試験場に賃貸するなら、周囲の環境にもちょっと配慮してもらえたら嬉しかったのに。

議会が二度目の不信任を出して加西市長が失職との記事。
採用試験の結果にかかわらず、勝手に職員を採用しようとして、その理由が人材確保。
ということは、採用試験が適切でなかったとの主張になるのか。
もちろん試験だから、たまたまできない問題が出ただけで、実力に違いはないとかいうことはあると思う。
でも試験ってそういうものでしょう?
採用手続に一定のルールがあって、それに従って手続がすすむから、合理的な時間内に合理的な採用ができるのであって、試験はともかくこっちの方が実は、などと言い出したらきりがないし、その意見が正しいのか正しくないのか延々と議論することになるし、外から見て公正とは見えなくなると思う。
国立大学の入学試験でこんなことを言い出したらどうなるだうか。
それにもかかわらず、市長の支援者が大勢傍聴に来ていて、市長は自分の正当性をながながと喋ったというのだからよくわからない。
支援者は、市長のやり方が公正だと考えたから支援しているのではなく、市長が不公正で、かつ、自分にとって有利だから支援しているのじゃないかと疑われたって仕方がないと思う。
利害が生でぶつかりあうのが民主主義といえばそうなんだけど、それにしてもなんだか生々しいなあ。
これで次の選挙で市長が当選したりしたら、加西市の市政はどうなるのだろうか?

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他人の事務を委託された者の責任

そこそこ晴れ。ごく気持ちのよい5月。

会広報委員会のラジオ原稿のお題の最後が「横領となるのでしょうか」と締めくくられていたので、横領にはならないけれど、背任には該当する可能性がある、と司法試験の答案のようなもの(もっとも答案なら背任に該当する、と言い切るが)を気持ちよく書いてチェック担当の先生に提出したら、即座に、民事についても書くようにとの指示が返ってきた。
一般の人が「横領となるのか」と質問するときには、刑事上の問題ではなく、民事上の責任の話を聞きたいことが多いから、とのこと。
なるほどそう言われればそうだ。
それに、刑事上の責任が発生していれば、民事上も不法行為となり、不法行為に基づく損害賠償責任または(悪意の)不当利得に基づく返還責任が発生する、ということだって説明がなければわからないかもしれない(たいていの人は背任と言われたらその金額を返すべきものと思うような気もするけど)。

ともあれ、安直に原稿の最後に不法行為に基づく損害賠償または(悪意の)不当利得の返還について書き足して再提出する。
最初から民事だけで書くなら、代理権の話から書くのかなあ、それとも不法行為から書くのかなあと思ったけれど、なんだかぴんとこない。
他人の事務を委託された者が自己の利益をはかった事案とまとめるのがぴったりな出題だと思う。そして、そこに書かれていた程度の自己の利益をはかることが、本人が黙認していたかどうかが結論を分けると思う。
他人の事務を委託された者は、本人の損失の上に自己の利益をはからないのが基本だと思う。

当たり前に聞こえるかもしれないけれど、これがラジオ原稿のお題に選ばれたということは、現代の日本ではそう考えていない人が少なからずいるのではないかとふと心配になった。


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将来債権譲渡に関する潮見教授論説(NBL856)

晴れ。風は涼しい。
朝からヘリコプターが飛び回っている。
大きな事件の裁判があるときに裁判所の上空を旋回していることはあるけれど、それにしても飛んでいる時間がちょっと長いような気がする。

NBL856号の論説は「将来債権譲渡担保と国税債権の優劣」(潮見佳男)。
平成19年2月15日最高裁判決。
将来債権を目的とする債権譲渡担保無為が締結され、第三者対抗要件が具備された後に法定納期限が到来し、その後に債権が発生したときの国税と譲渡担保との優劣について、原審の東京高裁が国税が優先するとしたのに対し、譲渡担保が優先するとしたもの。

金融機関にとってとても重要でありがたい判決だったようだが、それほど興味はわかなかった。
NBLは以前この判決について大勢の人から短いコメントのような論文を集めて特集記事を組んだが、判決に反対する人はいなかったようだ。
というか、最高裁判決に反対のコメントを公の場に出すのは、よほど自信のある人か、その分野で自分がどう評価されても全く影響がない人だけだろう。

それはともかく、潮見教授の論文なら読んでみたい。民商法雑誌に掲載されるようなのは読んでも疲れるだけだけど、NBLのならお手軽にエッセンスだけ味わえる。
さすがに切り口は鮮やか。「本稿の目的」の項目で、原審東京高裁のどこに問題があったのか、どこに観点の違いがあったのか、を検証するとされている。
このあたりからもうわくわくする。
そして、東京高裁は、将来債権譲渡担保において、国税の法定納期限等以前に譲渡担保財産となっているということの意味を債権の移転時期がいつかという点に結びつけてとらえ、かつ、債権の移転時期を債権の具体的発生時点ととらえた点に特徴があった、と分析する。
ここで「国税の法定納期限等以前に」の文言が入っている意味は、後の展開を見たときになるほど、とわかる。
将来債権の譲渡担保の法理を解説して終われば、それ以前の多数のコメントをちょっと深めた程度の論文ということになったと思うが、教授は、さらに「一般私法秩序と国税徴収法における特別私法秩序」の項目を設け、国税徴収法との優劣が問題となったときに、私法秩序がどのように修正されるか、されるべきであるかを考察される。
こういう展開になるから潮見ファンはやめられない。
わくわくどきどきしてしまう。
そして、東京高裁の問題提起があったが故に最高裁判決があったのであり、東京高裁の問題提起は実務面のみならず、理論面で大きな意義があったと位置づけ、この問題は理論の完成度としてまだ途上にあるとされる。
将来債権譲渡に関して次の展開が起こりうる予感に満ちた締めくくり。

ところで、NBLはときどき多数の人から短いコメントのような論文を集めて特集をするのだが、一体何の目的でこんな特集をするのだろう。
最高裁マンセーのコメントをたくさん集めたって意味ないじゃない、というか、潮見論文を予定しているのなら、それが一つあれば十分じゃない、と思うけど。
法律学って多数決で決まる世界でもないし。


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お仕事観

曇りときどき雨。予報では雷雨だったと思うけど、小雨にしか見えない。

葉玉さんのブログに買収防衛策の導入が普通決議だ特別決議だとややこしい話が書いてあって、混乱しそうになりながら読んでいたら、Q&A欄に、趣味の検事とは何事だという人からのコメントとその回答が書いてあった。
いつもながら律儀な人だなあ。
趣味の検事というのは表現の問題で、検事の仕事がとっても好きだったということだと思う。いいなあ。私も仕事は好きだけど、趣味にまではなっていないもの。
以前、ある委員会で市民の代表の方から、どうして弁護士になったのか、社会正義のためか、人権救済のためか、と聞かれてびっくりした。
そういう人もいるとは思う。けど私は大学のゼミでの議論か楽しくて、調べ物をしたりレジュメを書いたり考えたりが楽しくて、このままこれが仕事になればいいなあ、と。野球少年がプロ野球選手になりたいと思うのと似たようなものだと思うと答えてしまった。

同じ人のコメントに、税金から給料もらってというようなことも書いてあったけれど、働いて給料もらうのは当然だろう。
むしろ私は、公務員が、誰のために働いてやっているのだ、と言うのが大嫌い。
自分の仕事を自分がするのは当然だろう。
実際そういうことを言う公務員を目の前にしたことがある。軽蔑以外のどんな感情も浮かばなかった。

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法治国家の住人

晴れ。気温が上がるらしい。

東京地裁で裁判官が襲われたとのニュースを見てびっくりした。
法廷外でのテロというならともかく、法廷内で目撃者も大勢いる中で、そんなことして何の得になるのだろう?
裁判所とか、法律とかいう制度を全く知らない野蛮人というか原始人のような人が日本に住んでいるというのは結構怖いかも。
それにしても、法壇も机もあるのに、しかも裁判官は3人並んで座っているのに、どうやって中央の裁判官を襲えたのだろう?
検察官が襲われたという記事は以前に見たことがあって、あれは検察官の席の後ろを通路にしているから襲いやすいのはわかる。

何年か前、法廷で相手方本人が法廷で供述した帰り際に、私に詰め寄って何かわめこうとしたとき、裁判官がやめるよう制止しようと立ち上がりかけられたが、なにしろ、裁判官の前には机があり、壇の上にいらっしゃるので、ご本人は身動きがとれず、相手方の代理人が制止したことがあったっけ。
傍聴人がわめいて裁判が終わっても帰ってくれず、私がどうやって帰ろうかと立ち上がってしばらく考えていたときには、裁判官はその状況をしばらく見ていてその後自分だけ後ろの扉から出ていったこともあったっけ。

だから、たまには襲われてみたら、とは決して言わない。この度の件は本当にお気の毒。それ以上に、法治国家という観点からは、裁判官が襲われることなど決してあってはならない。この国の安寧秩序の根幹に関わることだ。

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裁判員雑感

やや曇り。 風が少し薫って5月らしい陽気。

日弁連とめざす会から交互にニュースと称するファックスが入る。
日弁連の方は被害者の刑事手続参加がテーマで、めざす会の方はいろいろあるけれど、そのうちの一つは裁判員制度はいらない大運動となっている。

先日新聞の笑い話のコラムで、「裁判員の日当1万円、絶対にやりたくない、というわけではない」というのがあった(不正確な記憶だったらごめんなさい)。
思わず笑ってしまったのは、以前に日当1万円と知ったときにそれなら私もなってみようかしら、と思ったのを思い出したから。
いやいや。当たり外れがあるのですよね。自白事件で、証拠も明白で、記録もそれほど分厚くなく、ほとんど悩まないですむ事件で、拘束されるのも1日ですんで、合議で思いつきを喋って午後5時前には解放されるなら・・・。
でも先月のルーシーさん事件の判決のニュースを見たときには、テレビに映った裁判長のお顔を見ながら、この仕事だけはしたくない、と思った。
荷が重すぎる。とても耐えられそうにない。遺族のお悲しみを目の前にして、被告人に何らかの関与が疑われると思いながらも、それでも証拠が不足していると述べなければならない仕事。
学生のころ、ロイヤリングに裁判官が講義に来られ、神でない人が人を裁けるのかと思うかもしれないが、人だから人が裁ける、神に人が裁けるのか、と仰ったのが今でも記憶に残っている。

裁くことなかれ、と神は言わなかったか。
罪のない人がまず石を投げよと言わなかったか。

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古典と教養と正しさの源

曇り。5月は雨も美しい。

連休中に実務修習でお世話になった裁判所の部長(当時)にお会いした。
執筆されたPTSDに関する論文、渡辺和子さんの『愛と励ましの言葉365日』それに部長が大学時代にお読みになった本の復刻版が出ていたからと自然法に関する本をいただく。

実のところ、法哲学も法思想史も英米法が専門の教授の講義を受けており、法実証主義、リアリズム法学、法と経済学などについては習ったが、自然法は既に克服された概念で、カトリック系の法律学で残っているだけかと思っていた。
モーゼの十戒、ハンムラビ法典は神から授けられたもので、ユダヤの王もヨーロッパの王も神様が戴冠していたが、ナポレオンは自ら戴冠したのではなかっけ。
現在の日本では、法は神様から授けられたものではなく、民主主義のプロセスで選ばれた国会議員さんと地方議会の議員さんが作っている。
国会議員が神様の代用品ではなく民主主義が神様の代用品なのだと思う。多分。

部長は仏典、論語、詩経、日本人の宗教観、日本人の教養などについてお話になられる。その教養の深さに圧倒されながら、それでもおそるおそる自然法はカソリックで残っているくらいでは、と申し上げると、実務家はそうは考えない、法律は正義に根ざしたものだと考えなければ、それを適用して人を裁くことなどできない、と仰った。
古典を読み、それを自分の体験に照らし合わせて納得して、そうしてはじめて自分の中に正義の基準ができるとのこと。
平易に言えば、論語読みの論語知らずにならないように、とのお言葉なのだが、そもそも私はきちんと論語を読んでいない・・・・。
新しい判例やその評釈のフォロー、仕事で必要な技術的なことが書いてある論文なら読むけれど、それも必要箇所だけ。
これでは、いつまでたっても「自分の中の正義の基準」には到達しないことになる。
古典・・・。聖書はよくわからないから、とりあえず゛仏典でも買いに行こうかと思ったが、しかしあちらは人を裁く立場のお方だが、私の場合仕事柄聖人君子の仏典や論語より孫子の兵法の方が適当ではないか、と思い、それならその現代版みたいな『危機管理のノウハウ』でもよいかも・・・・となし崩し的に・・・・・。

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職業選択の自由

曇り。もう少しすっきりしたお天気になるかと思っていたけれど、かろうじて雨は降っていないという程度。気温も予想したほど上がっていない。

昨日までばたばたしてことがようやく一段落した様子。
と思ったら、今日の午後はまた市役所で法律相談担当。
連休の合間のお天気のいまひとつのときに市役所に相談に来る人も少ないだろう(もしかしたら事前予約制でお天気はあまり関係ないかもしれないが)。

読売新聞の朝刊に、産婦人科の女医さんの出産・子育ての悩みが書いてある。
激務で昼夜を問わない仕事で、自分の娘にはさせたくない、育休なんてとれないだろう、とのこと。
20年ほど前になるだろうか。産婦人科の教授が女子学生を産婦人科に入れたくないと言っている、その理由を聞くと女性は子どもを産むから、と笑い話のようなことを言っている、と書いた記事を読んだ記憶がある。
この教授は笑い話ではなく、当然に予想される事態について仰っていたのを、マスコミは揶揄したのだ。
女性の医師試験合格率が3割を超えているとのこと。
仕事をしたい人が希望する仕事に就けることはよいことだ。
だけど、自分のライフスタイルとのかねあい、一度責任のある仕事を始めてしまったら、自分の都合を主張すると他人に迷惑がかかることも考えて仕事を選ぶ必要もあると思う。

修習生のとき、女性は子育てを終えてからこの業界にいらっしゃいと言った人がいた。
女性は、とひとくくりにする必要はないと思う。
だけど、10年間に3人子どもを産んでその都度産休と育休をとって、やっと働いてくれると思ったら10年目に退職して弁護士になった裁判官がいた、という話も聞いた。


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控訴の利益?

ルーシーさん事件で検察控訴のニュース。
判決主文は求刑どおりということだが、控訴の利益があるのだろうか?
刑事訴訟法を見ると、控訴理由としての事実誤認の条文は、「事実の誤認があってその誤認が判決に影響を及ぼすことが明らかであることを理由として」となっている。
単なる事実誤認では足りず、判決に影響を及ぼすことが明らかである必要があるのだが、求刑どおりの判決に影響があるということで、つまり、求刑を上回る判決を求めていることになるのでは?

民事訴訟なら、請求どおりの判決の場合、原則として控訴の利益がないとされ、例外として予備的相殺の抗弁が認められて請求棄却された被告、人事訴訟で自分の方から離婚の請求をするための控訴、一部請求が挙げられる。
刑事訴訟では、求刑は参考意見に過ぎないので、求刑どおりの判決だから控訴できないということはないのだろうが・・・・?
殺人事件という重大事件で事実誤認で無罪ということになれば判決主文にかかわらず、落ち着きが悪い、ということなのだろうか。
それにしてもやはり「判決に影響を及ぼす」という要件ではねられそうに思うのだが。

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住宅センター相談会

雨。気温は20度を下回るとの予報。

昨日はとてもお天気がよかったし、連休中だし、きっと住宅センターの法律相談にも人が来てくださるだろうと思って出かけた。
ちゃんと建築関係の法律相談の参考書と道路関係の法律相談の参考書も持って行った。
到着するとすぐに六法もメモ用紙も揃えてもらった。
それなのに予約表を見ると予約は一組だけ・・・。
その一組も、法律上の問題はないのですが、広告を見たのでとりあえず予約して、予約したからには行かないと悪いかと思って、と仰り、10分ほど雑談をして、今日は時間がないので、と帰ってしまわれた。
そのうち、相談したいことを思いつく人がいらっしゃるかもしれないと道路関係の参考書を読みながらずっと待っていたけれど、相談時間終了までついにどなたもいらっしゃらなかった。

もしかして休日の住宅センターでの法律相談って休日のショッピングセンターとか、テーマパークで法律相談のブースを設けるのと同じようなものなのだろうか?
相談は無料だし、相談範囲は、土地、建物に関係する内容であれば、建築トラブルだけでなく、相続でもローンの返済困難でもなんでもかまわないのだけれど。


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