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大阪高裁での無罪事件の報告書を読んで

曇り。窓を開けると風が心地よいが、御堂筋の騒音も一緒に入ってくる。悩ましいところ。

青法協の大阪支部ニュース297号にO先生が大阪高裁で無罪を勝ち取った報告が記載されている。
捜査は大阪地検特捜部。
詐欺の事案で、「自白の押しつけの典型」(大阪高裁)だそうで、この報告書を読むと、大阪地検特捜部は何をしていたのか、というのと、大阪地裁の裁判官は何を考えていたのか、というのが不思議。

友人から借金の申し込みを受けた会社の取締役が自分の会社の小切手を持ち出して友人に渡し、会社に必要だからと契約書を書かせたという事案。
確かに小切手を受け取った方も、何かおかしいと思わなかったのかとは思うが、その後、小切手を受け取った人が詐欺で起訴され、小切手を持ち出して渡した当の取締役が証人として出廷し、被告人に騙されて契約書を作成させられたと証言したらしい。
なお、証言の内容は不合理で、社長の説明とも食い違っていたとのこと。

裁判所は若い裁判官たちに、思い切って判決しろ、間違いは高裁で訂正する、と言っているとどこかで読んだが、それにしても思い切って有罪にねえ。
裁判所の指導の意図するところは逆じゃないのかと思う。有罪との心証がとりきれなければ無罪判決を出したらよいということじゃないのだろうか?
無罪を出したら将来に障るんじゃないかとか、大阪地検の特捜部との関係を悪くしたくないとか、余計な考慮が裁判官の脳裏をよぎったなどとは考えたくないけれど。


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