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法律相談部相談会

曇り。蒸し暑い。

午後から大学の法律相談部におつきあい。
昨夜は音楽狂氏の推薦のジャズをiPodで聴きながら寝てしまい (というか1曲聞き終わる前に寝てしまったと思う)、朝からだるくて眠い。
学生さんたちが事案の検討をしている最中に眠ってしまっては困るので、とりあえずブラックコーヒーのペットボトルを購入して会場へ行く。
部屋に入ると予想以上に部員が多い。入りきらなかったのか補助椅子まで出している。一時少ないときもあったのだが、LSができたために法律実務に興味を持つ人が増えたのだろうか?
男女を問わず上着着用、男性はネクタイ着用。
相談に来られた方に失礼のないようにとのこのクラブの伝統が今もきちんと踏襲されている。

受付担当者から相談者が来られたとの連絡が入る度に上級生が聴き取り担当者を指名して相談場所に行かせる。
2時から5時までで相談4件、内容も金銭消費貸借、相隣関係、不法行為、建築請負契約とバラエティに富んでいて、弁護士会の相談にひけをとらない、というより、普段の弁護士会の相談や市役所の相談よりもおもしろい相談がきている。
学生さんが大勢いる割に発言する人や解説する人が限られていたのがちょっと気になったが、全体的によく勉強している。
六法を繰りながら学生さんたちの議論を聞き、横からときどき茶々を入れていたりすると、眠気なんかどこかへとんで行ってしまう。
こういう楽しい時間を過ごしていると、この大学のLSは彼らにふさわしいものだろうかが気になる。
出身大学にこだわらず、自分にふさわしいLSを選んでさっさと合格しようね、と言いたくなるのである。
ちょっと寂しいけど。


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独占禁止法(東芝ケミカル)

曇り。まだ雨は降らない様子。
会計士の先生の所に資料を持って相談に行く。先生が資料を見ながら補充する書類の名前を挙げられる。メモを持ってきたらよかったとあせる。費用はいくらくらいかかるのかとちょっと気になったりもする。ざっと見ていただいて、方針をお聞きし、アドバイスをいただいているうちに、もっと早くご相談していればよかったという思いがわいてくる。破産会社の税務をお願いしてしまうと、めんどうごとからひとつ解放された気分になる。
お医者さんは病気になってはじめて患者の立場がわかると言われるけれど、私も相談者の気持ちに少し近づけたかも。

独占禁止法実務研究会。テーマは東芝ケミカル審決取消請求事件。
手続上の論点と実体上の論点がある。手続の方はおいておいて、実体上の論点は、値上げが談合によるものか独自の意思決定をしたものか。
業界団体の会合に出ていて、値上げの話は出ていたが、うちは特殊事情があるから皆さんとは一緒にはやらないと言っていて、その後に他社が値上げをした後に値上げをしたことが、価格カルテルと認定されたというもの。
値上げの話をしていた会合に出てしまったのがいけないらしい。
しかし、材料費の高騰などで、それぞれが独自の観点から値上げをすることはある。
研究会のメンバーから、値上げをしたいと具体的に思ったら、業界の会合に出ない方がよい、というアドバイスをしているという発言があった。
会合に出てしまったら、その後は材料費が高騰して値上げをしたいと思っても、値上げに経済合理性があっても値上げをするな、という意見も出される。
公取委に相談すると、同業者に製造委託をすると原価がわかってしまうのでNGという回答が出るらしい。
そうすると、遠方の顧客への商品の輸送費を節約するために、同種の商品を製造している会社同志が、それぞれ相手の工場に近い顧客への製造・輸送を委託し合うという合理的な行動もNGとなる。
もともと業界のメンバーが少なくて、2社でシェアのほとんどを占めているという状態だと、相手の会社のカタログを見たら、価格がわかる。嫌でも相手の会社の動向が伝わってくる。このような場合はどうだろうか、という問題提起もなされる。
シェアが小さければどうだろうか、という問題提起もあったが、これに対しては、本当に小さいのか、市場をどう画定するのかに注意しなければ自分が思っているのとは別の小さな市場を認定されるおそれがあるとのこと。

いつもながら、ここの議論は新鮮に聞こえて(今までが不勉強なだけ?)退屈しないなあ。

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NBL859(環状取引)

晴れ。障害物競走を少しお休みして、たまっている普通の業務をこなすことにする。
とその矢先に今度は普通の業務に関してお騒がせな審判書が届いたりする。
どうしてわざわざ事態をややこしくしたがるのかなあ。

市役所の差押えの件は、電話して担当者に国税徴収法79条が、と言うと、魔法のように対応が変わった。言葉使いどころか、声のトーンまで変わった・・・・。
さすが日本国の公務員。

NBL859に環状取引に関する考察が載っていたので、興味深く読ませていただいた。
環状取引と主張したところで、支払い義務を免れるわけではないだろうと思っていたら、環状取引であることを知らなかったと主張してそれが通れば、救済される余地があると書いてある。
債務不履行による解除(大阪地裁平成8年)、錯誤無効(大阪地裁平成14年)とのこと。
知っていたからといって救済されないが、知らなかったら救済されるのか・・。
しかし、商品の移動がなく伝票上でだけ動いていたことは当事者ならわかっていただろうし、どういう取引なのが契約前に確認するのではないだろうか。
マージンをとらせてあげるから名前を貸してといわれたらうさんくさいと思うだろうし。
よほど騙されて取引に入ったか、裁判官が他人の言うことを信用しやすい方だったのか。


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大阪弁護士会館ランチタイムコンサート

曇り。梅雨というより夏のようなお天気。
不動産の任意売却を業者さんに依頼している間に、当該不動産の競売開始決定が裁判所から届く。
ここのところ障害物競走をしているような気分。
何か一つ用事を片付けようとすると、障害物が一つ現れる。
抵当権者に電話して、事前に連絡くだされば状況を説明しましたのに、と愛想よく任意売却の同意を求める。
どうしてわざわざこちらの手間を増やすだけのことをするのだろうか(溜息)。

7月19日正午から大阪弁護士会館1階ロビーにてランチタイムコンサート開催とのちらし。
今回はクラリネットとハープ。
演奏ブルックス&今尾(大阪フィルハーモニー交響楽団)
入場無料 申し込み不要。
演奏時間約40分。

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継続的不法行為による将来の損害賠償請求

晴れ。不正競争防止法研究会に出かけなければならないのだが、疲れていて気が乗らない。

横田基地夜間飛行差止請求事件最高裁判決(平成19年5月29日第三小法廷判決破棄自判)。
5名の内3名が多数意見を構成し、多数意見の内2名と1名に別れて補足意見があり、那須裁判官と田原裁判官の反対意見がそれぞれ付されている。
多数意見は、昭和56年最高裁判決に従い、継続的不法行為に基づく損害賠償の将来請求の行使は、口頭弁論終結時までとしている。
原審は、判決の日まで認めているので、口頭弁論終結時から判決の日までの期間分が破棄され、この部分の被上告人の控訴が棄却された。

田原先生の反対意見は明確である。
昭和56年判決から25年が経過した今日、その間に提起された同種事件の状況や学説の状況をふまえれば、同判決が定立した継続的不法行為による将来の損害賠償請求権の行使が許容される場合の要件について、その見直しがなされるべきである、と言い切られる。
そして、昭和56年判決が自身が定めた要件にあてはまる例として挙げた不動産の占有者の明渡義務の履行完了までの請求権につき、バブル経済崩壊期を例にあげ、最高裁の要件にあてはまってはいないが、請求異議が認められるべき場合が存在すると指摘する。
次いで、継続的不法行為による将来の損害賠償請求の訴えを容認できる範囲を、56年判例より拡大して解釈すべき社会的事実が生じているとし、それを指摘する。
最後に、原審が、将来請求を認めずに、判決の日までの請求を認めたことについてついて、非常に小さな意味しか有しないと批判する。

きっぱりとしてご意見で、すっきりとして論理で、そうだ、そうだと頷きながら読ませていただいたのだが、原審は本当に「非常に小さな意味」しかなかったのだろうか。
原審があったからこそ、この問題が最高裁で争点になり、新たな議論が生まれ、田原意見が世に現れたのではないだろうか。
私は原審の裁判官の勇気と被害者を思う暖かい心にも敬意を表したい。


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抵当権に劣後する市役所の差押え

晴れ。雨の日と晴れの日が交互にくるみたい。
「I Love You」 が聴きたくて尾崎豊のCDを買ったらすっかり気に入ってしまい、現在4枚目。「忘れな草」は「I Love You」に匹敵するラブソングだと思う。

不動産を任意売却しようとして、差押えをしている某市に電話をすると、全額弁済してもらわないと差押え登記の抹消に応じないとのこと。
明らかに抵当権に劣後する差押えなのでおかしい、他の市ではそのようなことはしていない、と言っても、今まで全部払ってもらっている、他の市のことは知らない、うちはうち、と言う。
困ってしまって全倒ネットに質問を出すと、即座に数名の先生からお返事をいただき、その内のお一人で税法に強い大阪の先生から国税徴収法79条1項2号(地方税法373条7項)を適用すると主張するようアドバイスをいただく。

何か方法はないかと六法を見ていたのだが、こんな条文があって、こういうときに使うとは全く知らなかった。
田舎の市役所のわけのわかんないおじちゃんにいじめられて一人で泣いていずに、相談してよかった。


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司法試験問題漏洩教授は法律の世界から出て行っていただきたい

晴れ。今年の梅雨は、雨の日と晴れの日が交互にくるみたい。

朝刊の一面記事が、司法試験の問題もれ。
昔からそんな噂はときどきあったけれど、授業でそこを強調したとか、学生が先生に質問のふりしてかまをかけたとかいうレベルだったと思う。
今回もその程度かと思ったけれど、記事をみたらどうやら教授の方が積極的に学生に働きかけているみたい。
こんなひどいケースは聞いたことがない。
それで、この教授のコメントとして、やめろと言われるなら委員をやめる書いてある。
それまで、ひどいなあと思って読んでいたが、このコメントを読んだ瞬間にふざけるな、と思った。
北海道の肉屋さんを彷彿とさせるお言葉。
これだけのことをしておいて、やめろと言われたら委員をやめる、程度ですむと思っているのか。
問題を漏洩するような人間に法律家を育てる資格があるのか。
ロースクールを辞めてほしい。
この業界から即刻立ち去ってほしい。

・・・法学部の教授に対して、やっていいこと、悪いことを教えなければならないなんて悲しいことだ。

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先見の明?

雨。梅雨らしいお天気。

6月15日号のNBLを今頃見ていると、大手文房具会社(文房具というジャンルに分類するのが適切かどうかは知らないが)が設立した弁護士専用貸しオフィスの記事が出ている。
事務所開設の初期費用を圧縮でき、会議室などを共用できるのがメリットとのこと。
今後大量に新規参入する法科大学院の卒業生をターゲットにした商品のような記載だが、彼らが独立するのは5年から10年先のことだろう。
他社に先んじて商品を開発し、運用ノウハウを蓄積し、ブランド力をつけようということだろうか。
現在は東京だけのようだが、今後は大阪や他の都市にも同様の拠点ができ、そのうちそこの利用者同志の交流会のようなものができるのだろうか、と想像が膨らむ。

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集中証拠調べ

晴れ。梅雨の合間。

午後いっぱい集中証拠調べ。主尋問1名、反対尋問3名・・・なんだけど、依頼人でないのに加えて諸般の事情により一番の難物は主尋問かも。

久しぶりの集中証拠調べ、ということで、朝からハイな気分で最後の準備。
頭の中でイメージを作りながら質問事項を組み立てていると、白い巨塔で財前先生が空中に手を伸ばして手術のイメージを描いていたシーンを思い出す。
書証の忘れ物がないことを確認し、両手に書類を提げて裁判所へ。

1時20分スタートで最後の方は双方適当に端折ってなんとか5時過ぎに終了。
始まる前からハイな気分が始まるとさらに高揚する。
主尋問は予想以上に難物。悪気はないのだけれど、忘れっぽいし、勝手にしゃべりたがるし。
手持ち時間と相手の手持ち時間を計りながら、相手の主尋問を聞いて準備した反対尋問事項にいくつか飾りのような質問を付け加えたりする。
最初から嘘をつくことが類型的に予想される会社の従業員たちが相手なのだが、予想以上に嘘をついてくる。
ちょっとつきすぎ。おまけに反対尋問に対して、明らかにはぐらかして答えない。
楽しいなあ。

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偉い人の考えること

晴れ。朝は雨になるのかと心配するほど曇っていたが、午後になると真夏のような日差し。

午前堺支部で少年審判。くどくどと長かっただけの審判。1時間以上もかけて少年と親に自分の意見を押しつけるかねえ。
十徳ナイフの所持を警察官に見とがめられて、どうしたのかと聞かれたときに、拾ったと嘘をついたのがよくないと説教するが、盗みました、と答える子どもがいるだろうか。
そんな子がいたら、知能か精神状態に問題があるのではないかと別の心配をすると思う。
警察はポケットに隠し持っていたと言うが、それならベルトにぶら下げて歩けばよかったのか???


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国保と過払金に関する某大新聞社の記事

曇りときどき雨。

新聞記事の切り抜きをみせてもらった。
国民健康保険の滞納者が多重債務者ではないか尋ねて、多重債務者だと過払金を回収し、それを滞納保険料に充てるという記事だった。
その記事には、保険料と弁護士費用を支払った残りは本人に返す、必ず本人の取り分が出るようにする、多重債務者の救済になると書いてあった。

なんてわけのわからない記事なんだろう。
この構想を打ち出した人は、過払金回収の実情を知っているのだろうか?
多重債務者というからには、複数のサラ金から金を借りていて、そのうちの取引の古いものは過払いになっているが、新しいものは過払いどころか、元本も残っている。
過払金を回収して、残っている負債を支払ったらマイナスになることもままある。
そんなときにどうやって必ず本人にお金を渡すのだろうか?
それとも、多額の借金が残っているのには目をつむって、回収してきた金をまず国保に入れさせるということだろうか?
過払金が戻るなら、国保に頼まずに直接弁護士に依頼したら、戻ってきた過払い金で滞納していた家賃や住宅ローンを支払ってとりあえず住む場所を確保することができる。
わざわざ役所に回収を依頼するかなあ。

さらにその記事にくっついていたサラ金業界のコメントが笑える。
請求した人には返すが、請求しない人は支払いを続けるので不公平だ、法の不備だ、法改正をして過払い金をの請求をできる年限を限ってほしい、というようなことが書いてあった。
不公平ってあんたたちが過払いだと知りながら、それを知らない人から取り立てているだけじゃない。
法の不備ってあんたたちが政治家に多額の献金までして利息制限法を骨抜きにするような立法をしてもらったんじゃない。
こんな記事を大まじめで掲載する某大新聞社のセンスを疑ってしまう。

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住宅センター相談会2

曇りときどき雨。ようやく梅雨に入ったらしい。

日曜の午後1時30分からの住宅センター法律相談会に参加。
1時10分ころに着くと、既に1時30分の予約の人が待っているということで、1時15分にスタート。
1時30分ころに相談が終わる。
今までの経験からすれば、ここの相談者は予め予約をいれていた最初の人が一人だけということが多い。
ということは、1時30分スタートの相談会は、1時30分には終了し、その後小部屋で一人5時まで座っているということか・・・。
ちょっと、というより、かなり寂しい気持ちで空を眺めたりしていたら、3時ころに女性が一人相談に来られる。
いそいそとお迎えしたのに、なんだか雰囲気が変。第一声が、あなた弁護士ですよね。
?????
相談内容を聞くと、弁護士Aが虚偽の説明をして相手方に不動産を売却したらしく、相手方の弁護士BがAの説明に基づいて調停を申し立て、彼女が証拠の書類を調停委員に見せると、確かに相手方の言い分はおかしいと言うことになり、そうすると、相手方の主張の内容が変化し、彼女がそれにさらに回答をしても、弁護士Bがわざとすり替えたようなことしか言わないのでまいっている、とのこと。
調停事件への対応を説明するとともに、弁護士に対してお腹立ちなら、弁護士会には市民相談窓口がありますが、と言うと、既にそこにも予約はいれたが、これだけ弁護士たちにわけのわからないことをされると、市民窓口に行ってもまた別の弁護士が身内をかばってうやむやにするのではないかと思うと、怖くて行かなかったとのこと。
そこまで言われると、どうしようもない。
が、とりあえず、最初の妙に身構えたような雰囲気の理由はわかった。
どうせ次の人なんて来ないだろうと1時間ほどかけて、調停制度の説明や、相手方の主張に対する反論の仕方などを説明していると、彼女の機嫌も随分よくなってきたようで、市役所の相談は30分と言われて立ち入った話ができなかったが、ここはゆっくり時間がとれてよい、と喜ばれる。
こちらとしては予約が少ないのを喜んでよいのかどうかは知らないが、目の前の相談者が喜んでくださるとつられて嬉しくなり、つい、ここの相談会はよいですよ、と宣伝までしてしまう。
それにしても、虚偽の説明をして不動産を売った弁護士もひどいが、相手に弁護士がついていないことをよいことに、適当な対応をしてごまかそうとするなんてひどい弁護士だ。
本当にこんな活動をしている人達がいるなら、めんどうかもしれないが、市民窓口に相談に行ってほしかった。

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子どもの性格、大人の人格

曇り。朝から歩き回って、なんだか疲れたなあと思っていたら、友人の事務所開きの日だったの思い出した。
事務所の場所を確認すると・・・結構遠い・・・・。でもいかなくちゃあ。

鑑別所の報告書を見るといつも、どうしろというの、と思ってしまう。
子どもの性格について分析しているのだが、どんな性格だって長所と同時に短所にもなる。
完全な中庸、孔子様が絶賛するような性格の子どもなんてというか大人だっているはずがない。
子どもの性格分析をしている人がどんな性格なのか一度分析して見せてほしいものだ。

家裁修習のときには、調査官が持っていた性格分析シートを修習生が自分たちで回答して分析してもらったけど、しょせん自己申告の結果だし、それぞれの結果を見せ合っても一面的だなあという感じはあった。

そういえば、家裁との協議会で、学校の先生の言うことをうのみにしないでほしい、という要望が弁護士の方が出されたことがあったっけ。
学校の先生が喋ったことを事実として扱うのはやめてほしいなあ、彼らに箱庭作らせて、嘘をついていないことを確認してからなら別だどさ、というものだった。

大人からあーだこーだ言われるのが子どもなのかなあ。
大人同士でそれをやったら、失礼にあたると思うけど。
・・・そういえば、モラハラ夫ってたいていの子どもよりずっとたちが悪い。彼らを鑑別所に入れたら、そうとうな分析結果がでそう(^^;)

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人間力?

曇り。

借地権価格の計算方法を書いた本を読んでいたら、譲渡承諾料や建替承諾料は、従前の地代や更新料を考慮して決める。借地権者が今まで通常の地代の値上げの際に気持ちよく応じていたり、更新料も地主の申し出に気持ちよく支払っていたりしていたりしたこのときに得をする、つまり、地主と借地人の不断の信頼関係の決算になることを意味する、と書いてある。

斬新な視点というか、本当にそうだろうかという気持ちと、多分そうなんだろうなあ、という気持ちが交錯する。
継続的契約の清算にあたっては、それまでに築いてきた人間関係に左右される・・・・?
隣地とのトラブルや、離婚にあたってのトラブルなど、類似の事例が頭に浮かぶ。
学生時代、松尾道子先生がロイヤリングに来られたときに、良い結婚をした人は良い離婚をする、良い結婚をした人は離婚なんかしないと思っているだろうが、どんな夫婦にでも事情があるからそうは言えないと仰っるのを聞いた。
離婚はまだしも、所有者同士隣家ともめたら、もう逃げ場はない。
平時はともかく、何かあったときに、それまでの付き合い方を問われることになる。
・・・とはいえ、トラブルの相談に来られた方に、今までの隣家との付き合い方が悪かったんじゃないですか、とも言えないしなあ。


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6民意見交換会

晴れ・・・だったと思う。怒濤のように過ぎた一日で、お天気のことまで気が回らなかった。

6民との意見交換会。
6民が第二別館(旧弁護士会館)に移転していたことをすっかり忘れて事務所を出て、裁判所に着くころにそういえばどの部屋に行けばよかったか確認していなかったと思い出す。
とりあえず書記官室に行って尋ねてみようかなと思ったら、エレベーターホールに案内が掲示してあった。
内装が変更されているので、よく知っている建物のような、そうでないような、奇妙な気分。

劣後債権の記載方法と放棄許可の基準が本日時間をかけて議論されたテーマだった。
ともに、実益がよくわからないので、途中から興味を失っていたのだが。
100万円以下の放棄については裁判所の許可不要というのは明確な基準なのだが、あるものが100万円以下かどうかをどうやって判定するか、が問題となる。
1億円の債権で、開始決定後に債務者が破産したとき(配当もない)、0円として許可なしで放棄できるのか。
1億円の訴額で訴訟をして、50万円で和解するとき。
300万円の債権の請求をして、相手に250万円の反対債権があるとわかったとき。
1億円の請求をして裁判外で50万円で和解するとき。

和解については、訴訟になっていれば、訴額が基準、訴訟になっていないときには、管財人の評価額が基準となるとのこと。
それ以外は管財人の評価額が基準となる。
不動産については債権者の感心が高いので、許可不要であっても、放棄するときには理由を記載し、資料を添付すること、とのこと。
今は具体的な問題がなくても、裁判所が管財人をどのように監督するか、という観点から考えておかなければならない、という結論になったようだった。
念のため許可というのもありだから、管財人が不安を抱いたら許可基準外のものでも許可申請できるが、許可は管財人の過失の免責にはならないとの指摘あり。
そういえば、この前の最高裁判決(賃料と敷金の相殺)では、裁判所の許可があっても、管財人の過失が認定されていたっけ。


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市長からの手紙

晴れ。出身高校に模擬裁判選手権の観戦の案内を渡したら、女子ばかり17名の観戦希望があったとの連絡。
女子の方が好奇心旺盛で積極的なのかなあ。中学生が8名も希望してくれたのは嬉しい。

税源移譲に伴い、税率が変わったことについて、どこの自治体も納税通知書に説明文を添付しているらしい。
大阪市の説明文は丁寧でわかりやすい。
なにしろ緑色の用紙に青と黒のインクで8頁もの説明がなされている。図を使ったり、Q&A形式にしたりと、さすがは大阪市という感がある。

生駒市のは納税通知書の表紙をめくるといきなり市長の署名が目をひく。
何かと思ったら、市長自らの「平成19年度個人住民税(市民税・県民税)について」と題する文章、市民への手紙だ。
白地にえんじ色の文字。
まず市民に対して平素からの市行政への理解と協力に対する謝辞があり、次に税額が大きく変動していることを書き、全国では3兆円の移譲だが生駒市では移譲による税収入が1億円に過ぎないこと、しかし、今まで以上に適切に市民ニーズを反映したサービスを提供したいとの抱負が語られている。
そして、今回の変更では、所得税と住民税の合計額は変わらないことを説明し、最後に、更に市の事業内容を見直し、最少の経費で最大の効果が得られるように努め、「関西一魅力的な住宅都市」をめざし、全力を傾注すると書かれている。

大都市と小都市が同じことをする必要はないとわかる。
大きな都市には大きな都市の良さがあり、小さな都市にもまたその良さがある。
大阪市の意を尽くした説明も、生駒市の市長自ら簡潔に税の仕組みを説明し、市政への抱負を語りかける手紙もいずれもとてもよい。

納税は、市民と市が接触するよい機会だ。その機をとらえて、市民の一人一人に語りかけるというのは、経費の面からみても効果の点からみても、良案だと思う。
市長と市民の距離の近さ、小都市ならではの政治の暖かさを感じさせる。

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自称PCB処理業者?

晴れ。昨日は洗濯物を干したり取り込んだりを繰り返したが、ようやくお天気が安定したらしい。

PCBの処理をする施設ができたと聞いていたので、管理下にPCBがあってもそこに頼んだらいいや、と思っていたら、そこは順番待ちが長いですよ、全国一律料金なのでうちで引き受けてあげましょう、うちにはちゃんとした倉庫があります、という業者さんが現れた。
???
処理業者さんって限られているのだとばかり思っていたけれど、実はあちこちに処理業者さんがいたのだろうか?
処理料金払って倉庫ってどういうこと?

ありがたい話だけれど、二つ返事でお願いしますというのも怖かったので、ネットで検索してみたがやっぱり処理業者はJESCOしか出てこない。
そこでまずJESCOに電話して、順番待ちってどのくらいですか、と尋ねたら、大阪市内優先なので、他市のPCBは目処がたっていないとのこと。
それなら大阪市内に運べば問題解決じゃない・・・???
他の業者で処理をしている所もあるのか、と尋ねたら、ない、とのことだったので、保管だけ引き受けている業者はあるのかと尋ねたら、大阪府に尋ねてほしいとのこと。

大阪府に電話したら、保管は所有者がしてほしい、他人に委託することは原則認めていないとのこと。
これじゃあ数年前に、そのうち処理施設ができるからそれまで持っててね、と会社の元代表者に処分費用を渡して保管させていたと聞いていたときと状況が変わっていないじゃない。
あちこち電話した結果、ふりだしに戻る。

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外部監査人のお仕事

お昼前に派手な雷雨だったのに昼過ぎには雨はあがり、午後から青空。
ひんやりした空気に強めの日差しが心地よい。

日弁連外部監査人経験交流会傍聴。
それほど期待せずに出かけたら、予想外に面白かった。
包括外部監査というから、県政全部を見るのかと思ったら、毎年テーマを決めてピンポイントで調査するものらしい。
そのため、何を調査の対象にするかというのが重要になる。
調べても調べても何にも問題のないものをせっせと調査するのは時間の無駄だし、調べられる側の負担になるだけだ。
各地の外部監査人と補助者の弁護士が出席し、それぞれの実績や経験、ノウハウを語る。

ホームラン性の当たりが徳島の外部監査で取り上げた政務調査費。
徳島の外部監査人によれば、地味なテーマなので、もう少し大きなものの方がよいかと思ったが、調査中に世間で話題に話題になり、マスコミに注目されるようになったとのこと。

皆様の話を聞いているうちに、選択したテーマがヒットとなるかどうかはまぐれではないらしいことがわかってくる。
県政全体を一覧表にして、監査人と補助者数名で数日かけて眺めているうちに、何かおかしい、と思うものがいくつか見つかるので、その中から選んで調査をするのがよいとのこと。
反対に、監査人の都合で選択したというテーマというのは面白くないこともわかる。
会計士が監査人で、必ず赤字を抱えていて、会計士としては調査がしやすいという理由で公立病院が選択されたケースで、さらに補助者の弁護士が医療事故を扱っているという理由で、自分の興味に基づいたと思われるコメントを付け加えたという報告を聞くと、病院にはご迷惑な話だったのではないかと思う。

自治体の事業が採算がとれないこと自体が悪いとは思えない。
採算がとれるなら民間がすればよいので、採算がとれずに民間ではサービスの提供ができないが、住民のために必要なものだから自治体がする、というのが本来の税金の使い方だと思う。

また、危機管理部門は平時には無駄な出費と誤解されるものもあるとのこと。
例えば下水部門は平時には人が多すぎるように見えるが、ひとたび災害が発生すれば、緊急に人手が必要となり、しかもその時点で外部委託ができないとのこと。
こういうことを知らないで数字だけ振り回すととんでもなく的外れなことになるのだろう。

弁護士が監査人で、自信のある分野ということで、契約だとか債権回収だとかをテーマにしたというケースもあったが、ホームグラウンドに固執すれば、弁護士を監査人にしてもたいした効果は得られない、とか、この分野以外には監査が入らないから大丈夫ということになってしまいそうだ。

内部監査との関係については意見が分かれていた。
同じテーマで重なっても仕方がないので、情報を交換しながら効果的な監査を目指すという意見と、そもそも内部監査が不十分だから外部監査をしているので、内部監査部門と話をしても益はないという意見。
これは、外部監査人の考え方によるというより、各自治体の内部監査の質による意見の違いではないかという気がした。

今日の話を聴いた限りでは、外部監査が成功するかどうかは、外部監査人のセンスと行政が調査結果を骨抜きにするよう巧みに表現の訂正を求めたときに、安易に応じない剛毅さと無骨さということになると思う。

監査というから数字のチェックの話かと思っていたけれど、話を聞いているうちに弁護士向きの仕事だとわかる。


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国選報酬と支援センター報酬

曇り。夕方から雨になるらしい。

おそるおそる少年事件の被害者に手紙を出して被害の弁済を申し出たところ、すぐに、よく反省し二度としないようにとのコメント付きで弁済金を受け取り、少年を許すとの回答書が届く。
さっぱりとした男気にちょっと感激。

若手会MLで国選報酬アンケートがちょっとした話題になっていた。
このアンケートに答えると、報酬の引き上げにつながる、というより、答えないと会として報酬引き上げの運動ができないので協力しようというもの。
報酬が少なくても一所懸命に弁護活動をしていれば、いずれそれが認められて引き上げられると今まで何度も聞かされた。
この論理が私にはよくわからない。少ない報酬でみんなが一所懸命にして、さらにその仕事をしようという人が増えているなら、私が主計官なら、どうして報酬を上げる必要があるの、と思う。
だからと言って、皆さんがアンケートに協力しようと盛り上がっているなら、協力くらいやぶさかではないと思い、アンケートを見てみたが、これ回答不能に近いような質問をしている。
昨年の事件数くらいは答えられるが、その事件の作業時間を項目別に答えろと言われると、そんなのどこにも記録していないからわからない。
それに国選報酬の額を見ているうちに、司法支援センターの民事事件の報酬よりよっぽどましだと思えてきた。
相当長期に亘る訴訟で、打ち合わせを繰りかえし、証拠を探し、相手の嘘をあばく方法はないかと考え、数名の証人を尋問をし、薄氷を踏むような勝訴判決を得て、相手から既に現実に一定程度の金を受け取り、今後も継続的に受け取り続ける予定で、これで国選事件の報酬+α程度の評価。
このようなことで、今後仕事を引き受ける人がいるのだろうか?

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過払金の充当ルール

晴れ。6月は気持ちのよい風が吹く季節。

過払金が発生した後の借入金の返済に過払金を充当できるとの最高裁判決。
当然だろうと思うのだが、今年2月13日の最高裁判決では、過払金が発生した後に債務が発生した場合、基本契約がないときは、基本契約が締結されているのと同様の貸し付けが繰り返されていたとか、過払金を充当する特約が存在するなどの事情がない限り、過払金は新たな債務の弁済に充当されない、としている。
債務者が過払金の存在を知れば、不当利得として返還を求めるか、相殺をする可能性があるのであって、当然充当ではない、というのがその理由。

債務者が過払いがあることを知っていれば新たに借りる前に返還を求めたはずで、しかも貸金業者は過払金の存在を当然に知っているのだから、釈然としない。
釈然とはしないが、さりとて2月の判決存在してしまっていて、それにもかかわらず6月7日に別々の基本契約に基づく借入金に当然充当という結論をもってきて、しかも両判決が矛盾しないようにロジックを組み立てているのだから、最高裁はオールマイティだと思ってしまう。
当方も2月の最高裁判決を見て、はいそうですか、今後は別契約では充当しません、という行動をとろうとはこれっぽっちも思わなかった。
こんなのロジックでどうにでも乗り越えられるじゃない、最後まで戦うまで、と思ったのだが、最高裁が4か月後にそれをやってみせてくれるとは。


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本町塾(地方自治法-予算)

晴れ。薄い雲が空の色を淡くしている。

本町塾。第5章第2節の予算に入る。
210条総計予算主義の原則。一切の収入及び支出を予算に編入しなければならない。
これが表の金。だからここに載っていないのが裏金。
このあたりは素人の私でも読めばわかる。

ややこしくなってくるのが、212条継続費、213条繰越明許費、214条債務負担行為、220条事故繰越、232条の3支出負担行為。
それぞれがどういうものを指してして、どう違うのかの説明を受ける。
年度をまたがった支出でかつ年度ごとに金額がでているのが継続費、数年間でいくらというものは債務負担行為、債務負担行為の原因となる契約等が支出負担行為。
翌年度に繰り越すことが予めわかっていて予算で定めることができるのが明許繰越、予算で定める余裕がなかったものが事故繰越。で、明許繰越の翌年にさらに事故繰越をすると2年の繰り越しができるが、事故繰越をしたものは翌年明許繰越はできないとのこと。

予備費と補正予算と暫定予算。
暫定予算は前年度の6分の1を計上し、2か月の予算をたてる。5月末までに予算が議決されなければ、さらに2
か月の暫定予算を組むとのこと。

国の補助金の決定が年明けになるので、それから地方が補正予算を組み、競争入札をして工事を発注するので、年度をまたがることになる、だけでなく、国の決定が遅いから族議員だのブローカーまがいの議員だのが活躍する場を与えてしまう。国の補助金の決定を早くすれば政治はずっときれいになる、というのが先生の持論。

予算は財務省の主計官がまず査定して、削る。その後復活折衝が行われるとのこと。
財務省の主計官がどれだけ偉いのかと言うと、裁判所のえらい裁判官が予算の折衝に行くと、担当の主計官がまず、私も司法試験を合格しています、何番でした、と一桁の数字を告げて挨拶をし、あなたの給料は私の給料より高いですよね、と続けて、出鼻をくじくそうだ。
けど、毎年同じ人に同じことを言われているなら、裁判所のえらい裁判官だって毎年出鼻をくじかれていないで、対策を練って行かれたらどうかと思うのだけれど、こんなことを私ごときが考えなくても、えらい裁判官はすでに考えていらっしゃるに違いない。

議決された予算は住民に公表される。
公表?見た記憶はないが・・・。市政だより、府民だよりをちゃんとみなくちゃ。
住民訴訟の監査請求期間が問題となったとき、予算の中で公表されており、予算は公表されていたので、その時点で知っていた、との主張がなされるとのこと。

自治体の長は、予算の執行状況を調査する。
どうして予算の執行状況を調査するのか、との質問に、みんなが仕事をしているかどうかチェックするため、と答えると違うとのこと。
府民税は4期に分けて払うようになっているから、一度に入らない。それで、予算をたてても金がないから、借り入れをすることになる。そうすると金利が嵩む。だから、予算の執行状況は把握する必要があるのだとのこと。
多額の借り入れで利息が、と言うと夕張市が連想される。

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暴走事件?

曇り。風が強い。

夕方事務所に戻り、留守中の電話に対応していたら、もう本町塾に行く時間。

暴走事件というから、てっきりスピード違反だと思い、危なくなかった、と尋ねると、ちっとも危なくなんかなかった、他の車なんかいなかった、とのこと。
ちょっと嬉しそうにこの事件が新聞に載っていたという。
記事を見た覚えがないから、ネットで検索すると、あった。
・・・何これ?低速で道路いっぱいに広がって走っていた?
なんだか三輪車のお子様たちが結集して走っている感じがする。
これって何が面白いのだろう・・・・・・・?ああよくわからない。

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会報5月号

晴れ。大きな白い雲がいっぱい浮いているけど。

会報5月号に、民事裁判改善に関する懇談会報告が掲載されている。
テーマは証人尋問。
裁判所と弁護士会の懇談会でこのテーマは目新しくない、というか議論はされ尽くして今や平行線をたどっているのではないかと思う。

証人尋問に裁判所がどの程度介入するのかでもめている。
一方が準備を十分にして、もう一方が準備をせずにいるとき、準備をしていない方を補助するようなことを裁判所がするのはどうか、一方が気づいていないことを裁判所が指摘するのはどうか。

裁判所に言わせれば、一審で指摘しなくても、どうせ高裁に行ったら指摘されるからそれならわざわざ高裁に行くまでもなく、一審で妥当な判決してもよいじゃないか、となる。
弁護士にしてみたら、せっかく努力して有利に訴訟をすすめているときに、邪魔しないでほしい、となる。
ときには、裁判官が判決が書きやすいように、証人を誘導尋問することもあるようで、そこまですると判決が真実からもちょっとずれてしまうように思う。
程度問題かなあ。

刑事裁判でも、ときに検察官より犯罪立証に熱心な裁判官もいらっしゃるという話も聞くけど、これもどうかなあ。
裁判員制度では、裁判員も質問できることになるというから、そうなるともう何がなんだか、という感じか。

模擬裁判員裁判で、裁判員の選任のときに裁判官、検察官、弁護士がいて圧迫感があったという感想が新聞に書いてあった。
裁判員には、自分たちも大勢で高いところから人(被告人)を見下ろして圧迫感を加えていることにも気づいていただけたらと思う。


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きれいな風の吹く季節

曇り。もっと暑くなるかと思っていたけれど、それほどでもなかった。

家裁で記録を眺めながら、どうしたものだろうと、というか、手の打ちようがあるだろうかと思案していたが、考えていても仕方がないので、とりあえず本人に会いに行くことにする。
子どもがさまざまな不安や不満から暴れるというのはあるが、金銭目的の犯行を重ねているとなると、誰かが教育しなくてはいけないだろうなあ。だけど、誰かってことになると・・・。

当番で会って以来久しぶりに会うと、随分落ち着いて感じがよくなっている。
もともとが優しくて他人に気を遣う性格なようで、柔らかな表情でよくしゃべる。
ちょっと計算高いところもあるが、それだけに損得勘定ができるから、子どもじみた犯行が割にあわないことがよくわかったと言う。
そろそろ大人になりかかる年頃だから、それだけわかれば十分か。

しばらく話をして帰ろうとすると出口でご両親とばったり出会い、この機会にとお話をおうかがいする。
記録から共犯の付添人の氏名がわかり、電話してみると感じのよい弁護士で被害弁済の打ち合わせがすすむ。
事件は予想と違った展開をするからおもしろい。


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