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過払金の充当ルール

晴れ。6月は気持ちのよい風が吹く季節。

過払金が発生した後の借入金の返済に過払金を充当できるとの最高裁判決。
当然だろうと思うのだが、今年2月13日の最高裁判決では、過払金が発生した後に債務が発生した場合、基本契約がないときは、基本契約が締結されているのと同様の貸し付けが繰り返されていたとか、過払金を充当する特約が存在するなどの事情がない限り、過払金は新たな債務の弁済に充当されない、としている。
債務者が過払金の存在を知れば、不当利得として返還を求めるか、相殺をする可能性があるのであって、当然充当ではない、というのがその理由。

債務者が過払いがあることを知っていれば新たに借りる前に返還を求めたはずで、しかも貸金業者は過払金の存在を当然に知っているのだから、釈然としない。
釈然とはしないが、さりとて2月の判決存在してしまっていて、それにもかかわらず6月7日に別々の基本契約に基づく借入金に当然充当という結論をもってきて、しかも両判決が矛盾しないようにロジックを組み立てているのだから、最高裁はオールマイティだと思ってしまう。
当方も2月の最高裁判決を見て、はいそうですか、今後は別契約では充当しません、という行動をとろうとはこれっぽっちも思わなかった。
こんなのロジックでどうにでも乗り越えられるじゃない、最後まで戦うまで、と思ったのだが、最高裁が4か月後にそれをやってみせてくれるとは。


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