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NBL859(環状取引)

晴れ。障害物競走を少しお休みして、たまっている普通の業務をこなすことにする。
とその矢先に今度は普通の業務に関してお騒がせな審判書が届いたりする。
どうしてわざわざ事態をややこしくしたがるのかなあ。

市役所の差押えの件は、電話して担当者に国税徴収法79条が、と言うと、魔法のように対応が変わった。言葉使いどころか、声のトーンまで変わった・・・・。
さすが日本国の公務員。

NBL859に環状取引に関する考察が載っていたので、興味深く読ませていただいた。
環状取引と主張したところで、支払い義務を免れるわけではないだろうと思っていたら、環状取引であることを知らなかったと主張してそれが通れば、救済される余地があると書いてある。
債務不履行による解除(大阪地裁平成8年)、錯誤無効(大阪地裁平成14年)とのこと。
知っていたからといって救済されないが、知らなかったら救済されるのか・・。
しかし、商品の移動がなく伝票上でだけ動いていたことは当事者ならわかっていただろうし、どういう取引なのが契約前に確認するのではないだろうか。
マージンをとらせてあげるから名前を貸してといわれたらうさんくさいと思うだろうし。
よほど騙されて取引に入ったか、裁判官が他人の言うことを信用しやすい方だったのか。


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Comments

関心を持っていただき,ありがとうございました。
おっしゃるとおり,大抵の事案は「うさんくさい」取引であり,裁判所が関与する必要があるものではないと感じます。
ただ,中には「よほど騙されて取引に入った」気の毒な会社があり(私もそういう会社を代理しました),そういうところは救ってあげなければいけないんだ,というメッセージのつもりで書いたものです。

世にたくさん係属している訴訟では,一方の裁判で「環状取引だから金は払わん」といいながら,他方の裁判で「環状取引でも金は払わなければいけない」といい,主張が矛盾している会社もあります。
「そういうのはやめて,秩序ある解決をしましょうよ」という気持ちです。

Posted by: 南国弁護士 | 2007.07.14 at 10:08 AM

南国弁護士様
コメントありがとうございました。
南国でのさらなるご活躍を楽しみにしています。
新たな武勇伝、冒険譚などお聞かせくださいね。

Posted by: 悠 | 2007.07.17 at 06:11 PM

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