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M&Aハンドブック(大阪商工会議所)

暑い。連日暑いので、暑さに驚かなくなってきた。市役所の法律相談に来られた方に暑いですねえ、とふってみるが、こんな日に市役所まで相談に来る人たちは暑さなんかにかまっていられないのか、気にしていらっしゃらない様子。

大阪商工会議所が発行している「中堅・中小企業のためのM&Aハンドブック」
読みやすいし、結構内容はあるし、700円と値段も手頃。
末尾に事例集がついていて、16例の成功事例があがっている。
年商1億円なくても事業内容によっては買い手がついたとか、赤字会社でも売れたとか、ハッピーな事例ばかりがあがっている。
失敗事例もつけておいてもらったら、どういうときにはうまくいかないのかわかってよいように思うのだが、会議所にすれば、最初からあきらめられると困る、というか、一度は相談に来てほしいというのがあるから、失敗事例は挙げないのだろうな。
これを読んでいると、シナジー効果を狙ったとか、東京の事務所がほしかった地方の類似業者といった組み合わせで、突拍子もない組み合わせなんてないから、買い手は案外身近にいるのかも。
自分が育てた会社を身内に継いでもらいたいというのは人情かもしれないけれど、適当な後継者がいないのに無理をするより、売れるときに売ってしまった方が、というのは他人の言うことで、生来の農耕民族で、財産は代々子が承継するものだと染みついている日本人には、会社を売ることに感傷的になるなという方が無理かもしれない。美田を遺さず、を実践するのはむつかしい。
最初の第一歩は身売りというイメージを払拭することから。

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