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過払金と破産申立の関係(大阪)

晴れ。少しずつ秋らしくなってゆく・・と思う。

過払金について判タ1246号に大阪地裁第6民事部の運用が紹介されている。
それまで破産申立書の債権者欄にサラ金が挙げられていてもすんなり破産が認められていたが、昨年から債権者名簿にサラ金があがっていてかつ取引が長期間にわたっている場合には、過払金の有無の調査を指示される。
指示されて過払金が一定額以上あれば、管財人がついて回収することになるが、管財人をつけるための予納金を申立人が準備しなければならない。
過払金があるばかりに破産もできない、余計な金がかかる、というのは申立人としてはおもしろくない。
現在の大阪地裁の運用では、予め返還を受けた過払金と、返還の合意ができている過払金は自由財産拡張の対象とされるから、申立代理人としては、とりあえず取引履歴をチェックして、できるだけ過払金を回収し、予納金が必要であれば回収した過払金から予納金を支払い、余った分は破産者の自由財産として拡張の申し立てをすることになる。
回収金から回収の経費と申立人の生活に必要な資金を消費することは認められている。

サラ金さんからすれば、今まで破産してくれたら返さずにすんだ過払金を請求されることになる。
今まで破産されて回収をあきらめていたのに新しい運用では配当されるというケースもあるから、取引の短いところにはメリットがあるのかもしれない。
先日同期2名から別々に、管財人をしているが100%配当になり、さらに余った分を破産者に返還した、という話も聞いた。
100%配当?過払金というのは、利息を0にしているわけではなく、利息制限法(18%だっていいかげん高利だと思うけど)に定められた利率を支払ってのことだから、すごいなあ。

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