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信託法研究会(遺言代用信託)

雨。秋の長雨というよりどしゃぶり。

信託法研究会。
世間で遺言信託と言われているもののほとんどは単なる遺言で、遺言業務に乗り出した信託銀行が、信託銀行の業務であることを強調するために遺言に信託を付しているらしい。
それでは遺言信託というものが存在しないのかといえばそうではなく、遺言代用信託というものが存在する。

受益者に委託者の死亡時ないし死亡後に信託から給付を受ける権利を取得させる定めのある信託。

通常の遺言とは違い、信託だから、委託者、受託者、受益者という当事者が登場する。
被相続人が委託者となり、生前に信託を設定し、自分が生きている間は自分が受益者となり、自分が死んだ後に財産を受け取る受益者を指定する。
信託を設定しなくても、遺贈すればよいようにも思うのだが、障害のある子に定期的に生活費を渡したい場合などに使うのだろうか。
あるいは、遺贈してしまえば、遺贈された物は受贈者の所有となり、以後受贈者の相続人に相続されるが、そうではなく、受益者に生涯無償で使用させ、受益者の死亡により受益権を消滅させたいというような場合はどうだろう(91条)。

必要に応じていろいろな設計ができそうな道具のようだ。

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