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近畿税理士会との研究会(共有物の分割)

晴れ。月曜の雨で桜が散ってしまうかと心配したけれど、通勤電車の車窓から見る風景はまだまだ桜色。

近畿税理士会との事例研究会。ある事情により、せっかくのご研究の成果も断片的に拾うのが精一杯・・・。
で、理解できた範囲で面白かったのは、共有物分割と税金。

AとBが隣接する甲土地と乙土地にそれぞれ2分の1の持分を持っていた。
今までBが税金を払い、草刈りをしていたから、という理由をつけて、Aが甲乙の合計3分の1、Bが3分の2を取得し、Bが差額2700万円の内1500万円を支払うことにした。
税金はどうなる?というのが事案。

ルール1(基通33-1の6)
 一つの土地が共有になっていて、それを持分に応じて分割する場合、分割による土地の譲渡はなかったものとして扱う。

疑問1
 事例は隣接する2つの土地を合わせて分割の話し合いをしているのだが、甲、乙各2分の1取得しないとこのルールの適用はないか?
答え
 隣接する二つの土地でもルール1は適用される。しかし、現実には合筆することになるだろう。

疑問2
 事例は、持分に応じて分けていないが、その場合、差額分のみが譲渡として課税の対象になるのか?
答え
 差額のみではなく、全体が譲渡とみなされるだろう。

疑問3
 全体が譲渡とみなされても、互いの持分を交換したとして、交換特例が適用されて、譲渡がなかったものとされることはないのか?
答え
 交換の要件には、交換差金が20%以内であることとの要件がある。
 さらに

 ルール2(基通58-9)
  一つの資産の一部を交換し、他の部分を売買したときは、法第58条の規定の適用は、他の部分を含めて交換があったものとし、場合は井代金は交換差金等とする。

  ルール2により、全体が交換として扱われる可能性があり、そうすると、土地売買価格2700万円は、ABが交換した土地の面積(Aが取得した面積)の時価相当額(研究会の事例で計算すると7800万円)の20%を超えているので、交換特例が適用されない。

税理士会のおすすめ
 共有土地を分割するときには、まず、持分に応じて分割し、その後売買するのが安全。
弁護士会の教訓
 共有物分割で和解するときには、事前に税理士さんに相談すること。

それにしても、自分のものを共有者と話し合って分けるだけなのに、その分け方で税金が随分違ってくるというのが釈然としない。
税理士会との研究会は、ミステリアスな世界だ。

・・月曜の高校の同級生の集まりにより、火曜に仕事の能率をおとしたのは私だけではないらしい。
隣に座っていた中年音楽狂氏は月曜も火曜もブログを更新してたけど。
どうして社会人が月曜から日付を越えて飲むのだろうねえ。


 
 
 
 


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Comments

悠さん,こんばんは。中年音楽狂です。月曜日はお疲れさまでした。

ネタをばらしてしまうと,火曜日の記事は午前0:30にアップされていたはずです。ということはあなたたちとまだ一緒だった時間です。つまり,書きだめておいた記事をスケジュールでアップしただけです。さすがに私もそんな体力はなく,翌日も昼頃までよどんでおりました。ではまた。

Posted by: 中年音楽狂 | 2008.04.10 at 09:21 PM

いやあ、楽しかったですねえ。
一緒にいたS氏がその後1週間毎日飲み会をしていたとあったのにはびっくりしました。元気な人です。
私の次の飲み会は、S氏に教えてもらった店で金曜日でした。
また大阪で飲み会しましょ!

Posted by: 悠 | 2008.04.14 at 06:13 PM

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