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ネイティブ

ヨセミテのビジターセンターの隣には博物館があり、その裏手はインディアン居住区がある。
昔はここでインディアンの踊りを見せていたとのこと。
今は住居だけが残っている。Pict1056Pict1057
この住居の中に子供を立たせて親が写真を写したりするのに使われている。

博物館の中にはインディアンのかごなどの工芸品や生活道具が置かれ、一部住居内部が再現されたり、再現した住居の中に人形を置いて生活風景を描いたりしている。
薄暗い博物館の中の再現されたインディアン住居の隅で白髪の小柄な女性がかごを編んでいる。観光客の求めに応じて写真におさまったりしている。

展示してあるsnow shoes はかんじきそっくり。かごは竹細工に似ている。白人と接触した後、住居の形は円錐形から掘っ立て小屋に変形する。子供の人形は裸で、男性の人形はポロシャツを着ている。
見ていて悲しくなる。彼らはモンゴロイドなのだ。
動物と植物はかろうじて国立公園の形で保護され大切にされているが、インディアンは欧州人が持ち込んだ疫病に罹患し、土地を奪われ、殺され、見せ物となり、そしていなくなった。

インディアンという呼び方は正しくないのかもしれない。しかしそれではnative americanは正しいのだろうか。そもそも彼らは自分の土地をアメリカとは呼んでいなかったし、自分たちのことをアメリカ人とも言っていなかった。ヨセミテの土地は彼らがアワニーと呼んでいたそうだ。湿地で薬草を採取していたそうだ。狩の前にはサウナに入り、ヒトの臭いを消して鹿に接近していたそうだ。ミスルトゥを丸めてホッケーのような遊びをしたり、煎じて神経症の薬にしたりしていたそうだ。

ネットのニュースでアイヌ政策がとりあげられている。
だから、私がアメリカ人のしていることをどうこう言うことはないと思う。少なくとも彼らはこの地にインディアンが存在していたことを展示し、忘れないようにはしているのだから。

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Comments

ヨセミテではハーフドームに登ったことがあります。一緒に行ったアメフト部出身の友人が叱咤激励してくれたので、軟弱な私にも達成できました。
あの切り立った絶壁の端には柵も何にもありません。一歩踏み外したら600m下までまっ逆さまです。過保護な日本では考えられないことです。

Posted by: 理屈庵 | 2009.07.31 at 08:44 PM

登られたのですか。すごいですね。本当にすごい。見た人でないとすごさはわからない。川の堤にこれを越えるとdangerと書いてあっても子供たちも気にせずかきあがっていて、dangerは立ち入り禁止の意味ではないと理解しました。絶壁にぶら下がっている人もいて、ここでは危ないことをする人はヒーロー(ヒロイン)扱いです。

Posted by: 悠 | 2009.08.01 at 12:46 AM

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