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新しい世界、新しい冒険

晴れ。
大学から後4日でオリエンテーションが始まるとの通知が届く。
ほとんどの皆さんはサンフランシスコに到着し、新しい冒険の始まりを楽しんでいることでしょう、と始まっている。
新しい世界、新しい冒険って宇宙大作戦?ここ西部のフロンティアではなんでもかんでも冒険になるらしい。

萩尾望都の「11人いる」は大学に管理された「危機」の中で、緊急ボタンを押せば救助が来るという設定だった。ボタンを押すかどうかでもめていた。押せば助かるけど自力で危機を解決できなかったと不合格。
その続編は大学の外の緊急ボタンのない現実の危機だった。
私の好きな「100億の昼と千億の夜」(萩尾望都版)は終わりのない戦いというより、世界を終わらせないための絶望的な戦いで、そしてエントロピーが増大するのを止められない以上、必然的に負ける戦いだった。
阿修羅が魅力的だった。
そういえば、出発直前に奈良に用事で行ったついでに興福寺の阿修羅にお会いしに行ったら、九州にお出かけでお留守だったっけ。

後任をお願いした先生からメール。事実が認定できないとの理由で敗訴との判決が届いたとのこと。
裁判官って自分のおつむが悪いから事実認定できませんと正直に判決文に書くからすごい。
もっともこういう判決はしばしばもらうし、こういうのを控訴審でひっくり返すのは私の得意とするところだった。
この人だめだと思うと、さっさと結審してねと言って判決文を書いてもらい、どこでこの人が迷路に入ってしまったかを見つけて控訴審で説明してあげると、すぐに控訴審で判決がもらえる。

アイザックアジモフの作品に「神々自身」というのがあった。
無知を相手にしては神々自身の戦いもむなしい、というもの。
あれもエントロピーの増大を止めようとした話じゃなかったっけ。

長かった夏休みが終わるのをちょっと残念に思っていたけれど、大学からの通知文は、これからわくわくするようなおもしろい冒険が始まるからね、という感じで、新しい世界、新しい冒険、新しいフロンティアに向かうエンタープライズの乗員気分になってくる。
こういう文章は、西海岸特有のものかしら。

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留学」カテゴリの記事

Comments

いよいよオリエンテーションを控えて本格的な学生生活が始まるのですね。
学期が始まると遊ぶ暇がないでしょうから、Lombard Streetの世界一曲がりくねった坂道とか、Twin Peaks Parkからの夜景なんていうSan Franciscoの名所の定番もチェックしておくとよいかもしれませんね。

Posted by: 理屈庵 | 2009.08.06 at 11:13 PM

こんばんは。緊張とともに楽しみにもなってきたのではないでしょうか。最初のうちはきっと辛い。でもそのうち慣れます。On/Offをきっちり切り換えれば大丈夫でしょう。

私がSFに出張するころまでにはバッチリ慣れていて下さいね。

Posted by: 中年音楽狂 | 2009.08.06 at 11:36 PM

ありがとうございます。今日はAlamo Sq.とHayes Valleyに散歩してきました。途中SF Symphonyのショップに立ち寄って、ベートーベンのCDとCoplandのDVDと可愛らしい革製バイオリン型キーホルダー購入。DVDはもしかしたらと思っていたらやはり再生不可で、VLCをダウンロードしました。それにしてもベートーベンが軽い!

Posted by: 悠 | 2009.08.07 at 10:26 AM

音楽狂様
ご存じなら教えてください。ネットで調べたら、アメリカのDVDはリージョンが違うのて再生できないとなっていましたが、ドイツでは普通に再生できるのでしょうか?それとも、ドイツでもリージョン云々が問題になるのでしょうか?

Posted by: 悠 | 2009.08.07 at 11:06 AM

横から失礼します。
アメリカはDVDのリージョンコードが1、ドイツと日本は同じ2です。それぞれの国で販売されているDVDプレーヤーには予めリージョンコードが設定されているので、同じコードのDVDしか再生できません。
なお、リージョンコードの他に映像規格というのがあって、ドイツはPAL、日本はNTSCと異なっています。DVDプレーヤーがNTSC/PAL互換でないと、リージョンコードだけ合っていても再生できません。
なんともややこしいことです!

Posted by: 理屈庵 | 2009.08.08 at 10:48 AM

ありがとうございます。知りたかったことがこれでわかりました。それにしてもどうしてこんなややこしいことをするのでしょうか。コンセントの形にしても、電圧にしても微妙に違うし。

Posted by: 悠 | 2009.08.08 at 11:29 AM

こんばんは。理屈庵さんの回答の通りですが,ジャパン・タウンの紀伊国屋書店に行けば,リージョン・フリーのDVDプレイヤーが手頃な価格で売っていると思います。

おそらくは日本のDVDを見たいというニーズがあるみたいです。さすがにPAL方式は対応していませんが,NTSC方式なら問題ありません。私も家ではリージョン・フリーのDVDプレイヤーで,そちらでしか発売されないようなマイナー映画(特に西部劇ですなぁ)を見ております。

Posted by: 中年音楽狂 | 2009.08.09 at 09:59 PM

ありがとうございます。
VLCをダウンロードしてパソコンで見ましたので、今のところなんとかなるのですが、うかつにDVDをおみやげにできないとわかりました。ところでリージョンフリーのプレーヤーは日本でも購入できるのでしょうか?そもそも何のためにこんなややこしいことを・・・。

Posted by: 悠 | 2009.08.10 at 02:10 AM

こんばんは。リージョン・フリーのプレイヤーは日本でも買えますよ。東京なら秋葉原,大阪なら日本橋で売ってるでしょう。通販でも買えますね。

なんでこういう方式になっているか。これは映画の公開タイミングの話が大きいと思いますよ。例えば,日本公開前の映画のDVDが米国では発売されていることがありますよね。そうすると映画を見に行く必要がなくなってしまいますから。

例えば,"3:10 to Yuma"という西部劇は今頃になって日本でも「3時10分、決断のとき」というタイトルで公開されていますが,私は飛行機で見て気に入って,DVDまで買ってしまい,昨年の映画のベスト作に挙げています。こういうことがあると,今回公開されても,見に行く気にはなりませんもんねぇ。劇場で見れば,別の楽しみもあるかもしれませんが,こうした理由によりリージョン・コードは設定されていると思えばいいでしょうね。

NTSC方式とPAL方式の並存も何とかしてほしいですがね。

Posted by: 中年音楽狂 | 2009.08.11 at 12:30 AM

ご説明ありがとうございます。まさかそんな理由とは思いませんでした。そうすると、ドイツと日本はそれぞれお互いに映画を見ないからリージョンが同じでよい??なんにしても迷惑な話です。

Posted by: 悠 | 2009.08.11 at 11:22 AM

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