« Marbury v Madison | Main | Napa trip »

予習・復習・宿題

外は霧で寒い。しかし、教室は冷房がきいていてもっと寒い・・・・。

アメリカの大学といえば、宿題の多さで知られているが、宿題の内容は予習である。
これが非常に便利というのか、指定された文献を読んでおけば、翌日教授が講義で使用するテクニカルタームを予め知ることができる。キーワードの単語とその発音をおさえておけば、授業で重要単語の意味がわからずに雲の中をさまよう心配がない。
アメリカのロースクールが、外国の学生を引きつけられるのはこういうシステムにも一因があるのではないかと思う。
日本では、講義時に参考文献や参照判決が指示されるので、それを授業後に図書館でコピーをして読んでいた。
内容の説明を受けてから読むから、資料は読みやすいのだけれど、これは日本語が母国語だからできるのであって、授業で内容を把握しそこねたら、その後に資料を読んでアウトラインがわかっても、授業を再度聞くことはできないし、授業が理解できていなければ資料の読み方を間違えて、さらに雲の中にさまよい込むおそれもある。
日本でもLSができたが、予習型に切り替わっているのだろうか。それとも復習型のままだろうか。外国人を受け入れる予定がなければどちらでもかまわないが。
なお、私の能力では今のところ復習することができない。翌日の準備で時間のほぼすべてを使い切ってしまうためである。学期末の試験の準備のためになんとか方法を講じないと。

アメリカの大学ではすべての授業がソクラテスメソッドをとっているのかと思っていたが、オリエンテーションで看板教授方の授業を聞いた限りでは、むしろソクラテスメソッドをとっているのは少数のようだ。力のある教授ほど知識を伝授する形式をとっていらっしゃるのではと感じる。
日本の講義と違うのは、語りがうまい、ということである。
ノートや教科書を読み上げたり、話がとつとつとしたりしたりすることはない。
勢いとリズムがあり、一気に話しに引き込まれる。
人前でしゃべる。聴衆をそらさない。
こういう技術を学んで日本に持って帰れたら、裁判がもっと面白くなるかも。

三権分立にしても、二院制の意味にしても、アメリカでは日本よりもすっきりしている。
少なくとも、参議院の一票の格差の論点に関して教科書を読んでいるうちに雲の中を散歩することになり、そのうちに眠くなるなんてことはここではなさそう。
金曜には、日本の議員内閣制と行政による立法の説明を提出しないといけないけど、日本に憲法の教科書を持って来ていないし、そもそもそんなめんどうなことを1ページにまとめられるか自分でもよくわからない。

|

« Marbury v Madison | Main | Napa trip »

留学」カテゴリの記事

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




« Marbury v Madison | Main | Napa trip »