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他人の物は・・・

微妙に寒い。お天気もいまいちだし。

隣の木の枝が越境してきたら・・・隣の人に言って枝を切ってもらう。
民法だって勝手に枝を切っていいとはなっていない。ちなみに民法では根が越境してきたら切っていいとなっているけど。
枝を切るように木の所有者に言うというルールに必然性はないと思っていた。たぶんローマ法か何かの伝統を受け継いだだけかな、と。

それでpropertyの本を読んでいて、隣の木の枝が境界を侵害してきて屋根を壊したら・・・境界を侵害された人は自分で枝を切れるから、切らない人がいけない、と書いてあってびっくり。
女性(たぶん高齢の)が、大きな枝が侵害していて自分で切れないし、他人に頼むお金もないと裁判所に泣きついたら、仕方ないから切ってやれという判決が出ないわけではないらしい。

隣の枝が境界を侵害したら、木の所有者に切る義務があるという日本の民法の合理性をようやく認識。
それにしても、隣の枝を勝手に切って感じ悪くないのだろうか?
侵入者は何であればさばさ倒すのが伝統なんだろうか?
もしかして木の枝に実がなっていたら、それは侵害された土地の所有者の物とか?
道路にはみ出た枝に実がなっていたら?

落とし物を拾っても警察に届ける義務がないとか、なんかここの人の他人の物に対する感覚が日本人よりルーズな気がするんだけど。

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日本市場

ずいぶん涼しくなって、夜部屋に帰るとひんやりしている。

アメリカ人がようやくアメリカ法は世界共通でないと気づいてくれ、設問を配布した後グループに分かれてTAを囲む時間を作ってくれた。
それでどうやら責任能力という議論はないが、抗精神病薬服用者設例の場合はintentionalyの解釈問題として扱っているらしいと推測がついた。
その他は相変わらず不思議なことが多い。
庭の掃除の契約により庭掃除をしていた人が土中からインディアンの壺を掘り出して持ち帰ったとき、その壺は持ち帰った人のものになる・・・????
イタリア人が、ローマの遺物が地中から発見されたときの扱いを説明するがアメリカ人はとりあわない。
その様子を見てちょっと気分を害したのでからかうことにする。
落とし物扱いなら、警察に届けるのでは?
アメリカ人は何?とけげんそう。
周囲のLLMはpoliceとつぶやいている。
刑事事件のこと?とアメリカ人。
民事ですけど、というと、聞いたことないわね。ものを知らないというのは強いものだ。
もっともpropertyのcase bookには今日では多くの州で落とし物は警察に届けて一定期間後に所有権を取得する制度をとっていると書いてあったから、この人が知らないのは外国のことだけではないらしい。

昼休みに長島大野で外国法弁護士をしている人の講演。
設定した大学側の意図に反して、日本で働く意欲をくじくような内容。
悪気で言ってるんじゃないよ、正しい情報を提供しようとしているのだよ、との弁。
学生が外国法弁護士ではなく、弁護士として東京で働くというのはどうかと質問すると、即座にNo.
ロースクールができて合格率が上がったとはいえ、と合格率のデータを示し、さらに3振制度を説明される。時間の無駄だからやめておけ。
この1年サンフランシスコの弁護士事務所が倒産したりして、大勢の弁護士が職にあぶれているらしい。
バブルのころに言ってた、アメリカの弁護士に無試験で日本の弁護士資格を与えろとのアメリカ政府のごり押しが再燃しなければいいけど。


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アメリカの常識?

朝から暑い。真夏日?ここのお天気はよくわからない。

名誉毀損が成立するかという問題でemailを削除するつもりでaccidentalyに送信したと書いてあり、成立要件はintentionalとあったから、intentionalに送信していないと書いたら、これは検討した後の結論だという。かといってintentionalかどうか法的に評価するという議論もしていない。
この国の人が事実と法律を区別しているのかどうかよくわからない。
それで、この次にがんばればいいからね、と慰められると、未開地で呪術師から生活の知恵を学んでいる方がまだしも合理的な話を聞けるのではという気がする。
どちらかというと、不思議の国のアリスが、意味不明の説明を聞きながら歩いているのに似ている。

けんか相手についてたくさんの前科持ちだと事実に反することを書いてemailで多数人に流したときに、損害の発生を争えとの指示があり、どうやって?と思っていたら、解答に相手が訴訟で損害の主張をしていないので勝てると書いてあった。
この国には法律家がいないのか??

busyな道路脇の建物の壁に隣人の悪口を書いたらという設問で、busyな道路は車が速く走るので文字は読めませんとの主張が成り立つと言われたときには絶句した。
日本の裁判所でこんな主張をしたら裁判官はどんな反応をするだろうか?
そもそもこの国の常識がよくわからない。

文字通り想像を絶する解説が返ってくる。


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はみがき

建物を揺るがすような轟音で何事かと思ったら雨がぽつぽつ。雷雨。
予報では月曜に雨だったのに少し早まったみたい。
街の西側が霧というより雲につつまれていると見ていたらみるみるうちに街中が霧に包まれる。
雷はすぐに終わり雨は霧に変わったが、一日中ひんやりしている。
スーパーまで歩いて往復するのにちょうどいいと出かける。

スーパーで派手なロゴ入りエコバッグを売っていて、エコバッグを持っている常連客は商品を入れたかごの上にバッグを乗せてレジに出すと、レジで袋に入れてくれる。
紙袋がたまるのが嫌なのでエコバッグを購入したが、違うスーパーのエコバッグを出すのはおかしいだろうから、いきおいバッグを買ったスーパーに通うことになるし、こんな赤い派手なエコバッグはあまり持ちたくないとも思うけど、私が気にするほど周囲は気にしないのかも。

エコベールによく似た容器のよく似た洗剤があったので購入。
歯磨きのガムを探すがみつからない。検索するとアメリカ全土で入手可能となっているが、近所で入手可能な場所検索をするとないとなっている。
洗剤系は使ってみないとわからないし、まして歯磨きは味が気になるが、適当に一つ買ってみるしかなさそう。

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所変われば

晴れ。風が冷たい。夏の終わり。

テキストの設例に、Xの土地とYの土地が隣接していて地下に石油が埋まっている、Yが石油を採掘していて爆発事故を起こしたら、Xは地下の石油とガスの価格分も賠償してもらえるか、というのがある。
ジャイアンツで石油を発見したシーン、憧れの女性に金のない男はだめですよね、と言い、その後彼女の立ち去った足跡を見つめていたら何かがにじみ出ているのに気づいたシーン、を思い出した。
この国だと石油が埋まっていて爆発したら、という設例に何の違和感もないのだろうけど、これ、日本の教科書に載らないだろうな、きっと。
日本の刑法の教科書に数人が同時に石を投げたら人に当たって、誰が投げた石が当たったかわからない、という意味不明の設例があって、教授がこれはドイツの教科書に数人が狩をしていて一斉に銃を撃ったら人に当たって、誰が撃ったのが当たったかわからないという設例があってそれを翻訳したもの、と説明された。

野生のリンゴの木を土地の境界近くに植えて、実(馬にとって有害らしい)が隣地に落ちて、そこで飼われている賞を取った馬が食べて病気になる可能性があるとき、という設例があって、その解説を見てびっくり。
自分の土地に落ちたりんごの実を掃除するのは、その土地の所有者の責任だから、馬が食べて病気になったら土地(馬)の所有者のせい、と書いてあった。
本当か???
実は木の所有者のものではないのか?
落ちた実はいきなり隣地に付合するのか?
そもそも日本の民法では、隣地の木が境界を越えていたら枝を切るよう隣地の所有者に請求できるのだが。
アメリカ人の論法でいけば、隣地にゴミを捨てたら、ゴミを片づけるのは隣地の所有者の責任か????
たぶん、解説者(解説の作成はたぶんJDの学生、ただし教授のチェックは入っているはず)の間違いだと思うけど、でもそうとは言い切れない怖さがこの国にはあって・・・。

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合理的

薄曇りで寒い。やっぱり夏は行ってしまったのかなあ。

ドイツ人は時間に正確で几帳面で合理的な行動をするらしい。

Civic Centerのmuniの駅はBartの駅と隣接していて、地下にある。
しかしBartと違い、現金を改札機に入れる。しかも25セント硬貨しか受け付けない。
そのためBartチケット販売機で両替をしている。

デンバーから遊びに来たドイツ人弁護士はこのシステムを理解するや、片道分ではなく、往復分の両替をした。
あっけにとられていたら、帰りの駅で両替機がないかもしれないでしょう、と・・・。

必要ない、自信を持って必要ないと言える。
帰りの駅に両替機がないかもしれないというところまではドイツ人と同意見だ。
しかしここはドイツではなく、アメリカなのだ。
アメリカ人がそんな複雑なことを考えて行動するはずがない。
また、アメリカ人が不便に対して解決法を持っていないはずがない。
その解決法はたいてい私があっけにとられるようなものなのだが、必ず単純で誰にでもできる方法が用意されている。

結論からいえば、町はずれのその駅には両替機はなかった。
ごく普通にバスに乗るようにして乗るだけで、コインではなく1ドル札が使用できた・・・。

なお、muniに乗るときには1ドル札は必須。
運転手はおつりをくれない。
ある日友人が1ドル札がないと言うと、運転手は今度乗ったときに払ってねと言った。
ここで問題なのは、ときどき改札で検問をしていて、チケットを提示できなければ100ドルの罰金が課せられることだ。
危険きわまりないので1ドル札は必ず持っている必要がある。

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いわし雲

霧のち晴れ。風が冷たい。
次の月曜はlabor dayでお休み。その日を境に夏が終わるらしい。
風の冷たさや薄い鰯雲や落ち葉に秋を感じるのは季節に対する勝手な思い入れか。

ともあれfootballのシーズン到来とのことで、明日Berkeleyに開幕戦を見に行こうとのお誘いが入る。
ルールもわからないけど、見ていたらなんとかなるかしら。
本場だし、街中盛り上がっているとのことなので、是非参加したい。

授業も2週目に入り、最初の週の登録とdropの喧噪が終わり、落ち着いてきた。

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