« 合理的 | Main | はみがき »

所変われば

晴れ。風が冷たい。夏の終わり。

テキストの設例に、Xの土地とYの土地が隣接していて地下に石油が埋まっている、Yが石油を採掘していて爆発事故を起こしたら、Xは地下の石油とガスの価格分も賠償してもらえるか、というのがある。
ジャイアンツで石油を発見したシーン、憧れの女性に金のない男はだめですよね、と言い、その後彼女の立ち去った足跡を見つめていたら何かがにじみ出ているのに気づいたシーン、を思い出した。
この国だと石油が埋まっていて爆発したら、という設例に何の違和感もないのだろうけど、これ、日本の教科書に載らないだろうな、きっと。
日本の刑法の教科書に数人が同時に石を投げたら人に当たって、誰が投げた石が当たったかわからない、という意味不明の設例があって、教授がこれはドイツの教科書に数人が狩をしていて一斉に銃を撃ったら人に当たって、誰が撃ったのが当たったかわからないという設例があってそれを翻訳したもの、と説明された。

野生のリンゴの木を土地の境界近くに植えて、実(馬にとって有害らしい)が隣地に落ちて、そこで飼われている賞を取った馬が食べて病気になる可能性があるとき、という設例があって、その解説を見てびっくり。
自分の土地に落ちたりんごの実を掃除するのは、その土地の所有者の責任だから、馬が食べて病気になったら土地(馬)の所有者のせい、と書いてあった。
本当か???
実は木の所有者のものではないのか?
落ちた実はいきなり隣地に付合するのか?
そもそも日本の民法では、隣地の木が境界を越えていたら枝を切るよう隣地の所有者に請求できるのだが。
アメリカ人の論法でいけば、隣地にゴミを捨てたら、ゴミを片づけるのは隣地の所有者の責任か????
たぶん、解説者(解説の作成はたぶんJDの学生、ただし教授のチェックは入っているはず)の間違いだと思うけど、でもそうとは言い切れない怖さがこの国にはあって・・・。

|

« 合理的 | Main | はみがき »

留学」カテゴリの記事

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




« 合理的 | Main | はみがき »